「ファイター」ペク・ソビン“映画のためにブリーチをして体重も増やした”

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写真=INDIESTORY
ペク・ソビンが映画「ファイター」のため髪をブリーチし、体重まで増やした理由を明かした。

映画「ファイター」(監督:ユン・ジェホ)に出演したペク・ソビンは、ソウル銅雀(トンジャク)区MEGABOXアートナインで行われたインタビューで、ボクシングのコーチ役を演じるための役作りについて語った。

映画「ファイター」は、ボクシングを通じて、自身の人生と初めて向き合い、生きる力を得た女性ジナの成長を描いた作品である。

ペク・ソビンは「ファイター」で脱北者ジナ(イム・ソンミ)の頼もしい助っ人であるテス役を演じ、そばで彼女の気持ちをくみ取り、面倒を見て闘志溢れるボクサーに成長できるよう支える人間的な姿を見せた。

何より彼の脱色した髪が目を引いた。「元に戻すのが本当に大変でした」と語り始めたペク・ソビンは「きれいな脱色でもなかったので、次の映画の撮影でまた黒に染めるのが大変だった記憶がありますね」と振り返った。

それでも「目立ったので満足しています」と語った彼は、「監督から『ブリーチしてみる?』と提案があって、僕もそれがいいと思いました。前作『パパはきれい』(2019)ではセクシュアルマイノリティを演じてハイヒールも履いたのだから、脱色もできないことはなかったです」と話した。

体重も増やした。ペク・ソビンは「体重を増やしたのは監督との合意ではなく、僕の考えです」とし「映画の撮影に入る前にボクシングジムに行って事前調査をしました。実際のコーチのようなリアリティを表現したかったからです。当時、僕を教えていた館長とコーチが体育館でジャージャー麺を食べていたのですが、その姿が本当にリアルだと思いました。体重を増やしたこともやはりそのようなリアルな部分をできるだけ繊細に表現したかったためです」と説明した。

それと共に「少しぶっきらぼうで、どこか整っていない雰囲気を出すためメイクもしなかったんです。腕の刺青も同じです」と伝えた。

彼は体育館の館長役として共演したオ・グァンロクを頼りにしていたと話した。ペク・ソビンは「僕はジナと館長(オ・グァンロク)の中間にいる人物として描かれますが、実際もそうでした。オ・グァンロク先輩が本当の館長のようにその立場を守ってくれて感謝しています。その雰囲気がそのまま撮影にまでつながったので、良い場面が生まれたのではないかと思ます。まるで総責任者のような感じで心強かったです」と語った。

韓国で3月18日に公開された。

記者 : ペ・ヒョジュ