Berry Good「アルバイトコンセプト、気に入ってます」

10asia |

昨年11月、新メンバーチョヒョンと一緒に「Don't believe」で活動していたガールズグループBerry Goodは4月16日、約6ヶ月ぶりの新曲「BibbidiBobbidiBoo」で帰ってきた。ファーストフード店、ガソリンスタンド、コンビニなど“アルバイト”コンセプトの舞台衣装が人々の視線を引きつけている。華やかさと綺麗さよりも、親近感が感じられるステージで気持ちのいいエネルギーをプレゼントしている。

先日10asiaを訪れたBerry Goodは“アルバイト”コンセプトのためか、多くの人々が自分たちに気づいているようだと嬉しがった。また彼女たちは「6人が団結して活動していると、今よりももっと多くの人がBerry Goodを知ってくれる日が来ると信じている」と述べた。Berry Goodは切実な願いを込めて、今日もステージの上で希望の呪文「BibbidiBobbidiBoo」を口ずさんでいる。

――新メンバーチョヒョンが入って6ヶ月が過ぎた。

ゴウン:チョヒョン姉さんが入ってきて、新メンバーとバランスがとれるか心配したが、今回のアルバムを準備しながら、6人が一つになった。最初から一緒に活動しているような感じだ(笑)

――「BibbidiBobbidiBoo」で戻ってきた。新曲について短く紹介して欲しい。

テハ:最近の私達と同じ年頃の子は、夢もないと言う子たちも多いので、そんな人たちに向けた歌だ。夢を叶えることは、自分を愛する自分自身から始まるというメッセージを含んでいる。何でも夢見たい少女たちの気持ちを力強く表現した曲だ。

テハ
――ステージの衣装は別名“アルバイト”コンセプトだ。独特のコンセプトで視線を引いているが、誰のアイデアだった?

チョヒョン:所属事務所の社長と私たちのアイデアだ。私たちと同じ年頃の子が夢を叶えようと、勉強だけでなくアルバイトをしながら昼夜を問わず忙しく暮らしているので、その子たちに一緒に頑張ろうと言うメッセージを込めようと意見が揃い“アルバイト”コンセプトが誕生した。皆、コンセプトを聞いたらすぐに気に入ってた。

ゴウン:華やかで綺麗なステージ衣装も良いけど、メッセージを込めた衣装も良い。

ダイェ:コンセプトがしっかりしていて気に入っている。誰が見てもアルバイトでしょう。音楽番組に出演するため放送局に行ったら、後ろから誰かに「マクドナルドだ!」と言われたことがあった。訳もなく胸がいっぱいになった(笑)

――アルバイトの衣装もかなり綺麗。

テハ:前はBerry Goodファンだけが「綺麗」と言ってくれたが、今では以前よりも確実にBerry Goodをたくさん知ってくれている。まずはコメントの量が増えた(笑) コメントは一つ一つ読んでいる。良くない言葉もあるが、他人の視線から私の欠点を見つける事ができ、コメントは欠かさず読もうとしている。

ダイェ:アルバイトが終わって、家に帰る途中に聞いて励まされたというコメントを読んだ。私たちがアルバムを準備しながら夢見ていた状況だったので、良い気持にもなりありがたかった。

ソユル
――実際にアルバイトをした経験は?

テハ:6人ともアルバイトを1回もしたことがない。

ソユル:1回アルバイトをしようと試みたことはある。引継ぎまでしたのに結局できなかった。

――引継ぎまでしたのなら出勤さえすればよかったのに。

ソユル:練習生からデビュー組に移る時期だった。プロフィール写真を撮るなど、デビュー組になったら色々とスケジュールが組まれるので、一定した時間がある訳ではない。ほとんどの時間を練習とデビューのための準備の為に使っているから、アルバイトをする時間がない。

――アルバイトの経験があったら、今回のアルバムを準備しながらもっと共感を得られただろうに、残念だね。

チョヒョン:それで最近、KINTEX(京畿道(キョンギド) 高陽(コヤン) 市一山西(イルサンソ) 区にある大型の会議/展示施設) で開かれた家具博覧会で単発バイトをした。博覧会を訪れた方にクッションを売ってみたけど、世の中簡単な仕事なんてなかった(笑) その日働いたアルバイト代はそんなに多くはなかったけど、良いことに使いたくて全額寄付した。

ダイェ
――練習生もそれなりの苦悩があるよね。

ダイェ:練習生の時、遅くまで頑張っている姿を見せたかった。デビューする私の姿を想像しながら、本当に遅くまで練習室に残っていた。だけど練習室と家がちょっと遠くて、タクシー代を払うのが大変だった(笑)

セヒョン:2014年に練習室に飾られていたBerry Good元祖メンバーの写真を見ながら、私もいつかあんな写真を撮るんだという覚悟で、ストレッチもして振り付けの練習をしていたのを今でも覚えている。

――肯定的なエネルギーが溢れているからだろうか、ますます綺麗に見える。ダイエットを頑張ったの?

ゴウン:ダイエットではなく、今回私とダイェ、セヒョンは高校を卒業して大人になった。かつてない成熟美が出てきたみたいだ(笑)

ダイェ:今年でデビュー3年目になった。皆はどうすれば自分が一番綺麗に見えるか知っている。だからステージ上がる前が一番忙しい。

チョヒョン
――チョヒョンはBerry Goodに参加してから2度目のアルバムだ。

チョヒョン:「Don't believe」の時は、学んで慣れる段階だった。メンバーからたくさん助けられた。今では自信も出来て欲もちょっと出て来た。先日、ある関係者が「他のガールズグループは、清純だったりセクシーだったり可愛い姿を見せるけど、Berry Goodはフレンドリーで人間らしいイメージがある。欲を置いて熱心にする姿が気に入った」と言う言葉をくれたことがあった。その言葉を聞いて胸がいっぱいになり涙が出そうだった。Berry Goodのメンバーとして責任を感じる。

――「SNL KOREA」「ゴールデンタンバリン」などのバラエティ番組に出演して注目を浴びた。デビューしたての新人が、このような関心を受けると戸惑いそう。

チョヒョン:最初は当然負担も感じたし心配も多かった。「わからない、とりあえず一回やってみよう」という気持ちだった。本当に何も考えず、白紙の状態で最善を尽くして情熱を注いだ。まだ足りない部分もあるが、全てが経験になるだろうと考えている。

――「BibbidiBobbidiBoo」の予告では、チョヒョンがスケートをしているね?

チョヒョン:運動が好き。インラインスケート、スキー、ショートトラック、水上スキーとか“乗るスポーツ”が好き。ショートトラック選手として中学1年生まで活動した。ソウル市代表で500メートル1位にもなったけど、負傷し選手生活を辞めた。

ゴウン
――Berry Goodの今回のアルバムの目標は?

ゴウン:MelOnチャート50位以内に入ることを夢見たけど、まだ足りない部分が多いからかチャート圏内に入るのも大変だった。それでもダンス曲チャートには、100位内に入った(笑) もっと頑張って全体のチャートにも入れるBerry Goodになりたい。

ソユル:ミニコンサートをしてみたい。私たちだけで披露できる内容が多いのに、今まで機会がなかった。

チョヒョン:今回私達は“アルバイト”コンセプトで確実にイメージを刻み付けたと思う。今後はBerry Goodと言えばアルバイトを思い出すように、アルバイト専門サイトの広告を撮りたい(笑)

ダイェ:先日SNSに場所の時間を告知してバスキング(道端での公演) を行って、かなりの多くの人が訪れて来てくれた。通りすがりの市民も私たちの公演を見て応援してくれた。特別な経験でBerry Goodを広めることができる機会となって良かった。今回のアルバムが終わる前に、もう一度バスキングをしてみたい。

テハ:「BibbidiBobbidiBoo」が希望を持てる肯定的なエネルギーいっぱいの曲だ。お陰でBerry Goodを良いイメージで見てくださる視線も多くなった。そんな事から力を得て、良いイベントもたくさん行って、様々な活動をしたい。KCONのように、海外で開催されるステージにも立ちたい。

セヒョン:これからが始まりだ。メンバー皆が楽しく活動をしている。6人が団結して頑張ったら、きっとある時、認められるチームになっている事と信じている。

セヒョン

記者 : ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代、写真 : イ・スンヒョン