「魔女宝鑑」ユン・シユン“2年間、夢見ていた最も僕らしい作品”

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「製パン王キム・タック」や「となりの美男(イケメン)」などで女性の心を掴んだユン・シユン。彼の除隊後初の出演ドラマ「魔女宝鑑(原題)」が、日本で初放送される。
ユン・シユンが除隊後にまず選んだ役は、朝鮮最高の名医ホ・ジュン。彼を主人公にした医学時代劇は何度も製作されたが、本作は既存の作品とは異なり、ホ・ジュンの青春時代の愛と成長を描くファンタジー時代劇だ。
約2年ぶりに俳優として帰ってきた彼に、久しぶりのドラマ出演に関するあれこれ、そして現在の心境を聞いた。

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―除隊後初の作品ですが、このドラマを選択した理由、そして最初に台本を見たときの感想を教えてください。

ユン・シユン:“もっともユン・シユン”らしい作品をやりたかったんです。そういう視点で考えたときに、この作品は、僕の本当のカラーをもっとも良くお見せできると感じました。それに、2年ぶりにもう一度読み返してみて、シノプシスと台本に感激してしまいました。

―ホ・ジュンはどのような人物だと思いましたか? ユン・シユンさんと似ている点や、魅力的だと感じておられる部分があれば教えてください。また、ホ・ジュンはこれまで大先輩たちが演じられてきましたが、そこに対するプレッシャーはありましたか?

ユン・シユン:一番プレッシャーに感じていたのは、ホ・ジュンという役が持っている重みでした。最高の先輩たちが歩まれてきた道ですからね。でも実力という点からは離れて、心からの気持ちでホ・ジュンを再びお見せしたかったんです。情熱が溢れる熱血青年。だけど、未熟で不安定な彼の姿は僕自身を見ているようでした。

―撮影に入る前に、準備されたことはありますか?

ユン・シユン:いつも作品に入る前は、ロールモデルを作っておいて、キャラクターを研究します。今回はアルフォンス・ドーデの小説「星」という作品でした。でも、他に別の時代劇を見たりするのは、むしろ避けました。一歩間違えば、他の人の時代劇のトーンを僕が真似してしまうことになりかねないから、今回はそうしました。

―ハイライト映像やビハインド映像を見ると、ワイヤーを使用したアクションなど大変な撮影が多かったと思いますが、いかがでしたか? 崖から落ちるシーンは危険だったと思いますが…撮影当時の話をお聞かせください。

ユン・シユン:韓国で海兵隊と呼ばれる部隊は、軍隊の中でも訓練の強度が少し強い方だという評価を受けています。僕は海兵隊出身なので、当然そのようなアクションは可能だろうと思い撮影に臨んだのですが、怖いということも言えず、何事もないようなフリをしながら撮影したことを憶えています。怖いのは怖かったのですが…思ったよりも安全に進めてくれて、軍隊の訓練と比較したら、むしろ幸せを感じながら撮影することができました。

―キム・セロンさんとの14歳差の共演が注目されていますが、キム・セロンさんとの共演を聞いたときはどのように感じましたか?

ユン・シユン:2年もの間、夢見ていた作品であり、いつも気になっていたんです。どんなドラマが僕を待っているのか、そして相手役は果たして誰なのか。俳優としての人生が楽しいのは、予期しなかった縁がとてもたくさん生まれるということだと思います。小さくて綺麗な、愛らしい子が僕の相手役として横に立っているのを見ると、嬉しい気持ちもあり、ありがたくもあります。縁というものがどれだけ人生を面白くしてくれるのか、考えさせてくれる瞬間でした。

―相手役のキム・セロンさんとは、撮影中にどんな話をしましたか? お二人のシーンで互いにアドバイスをしたりしましたか?

ユン・シユン:お互いの感性や趣向が同じだったりして、とても不思議なことが多いです。二人とも好きなシーンが同じなんですよ。ジュンとヨニがお互いに初めて挨拶して別れるシーンもそうだし、お互いに感性が合って好きになっていくシーンは特に集中して撮影した気がします。相手役とそんなふうに共感できるというのは、とても幸運なことだと思います。

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―演じながら楽しかったシーン、好きなシーンはありますか?

ユン・シユン:お母さんが危険な目に遭ったと思ったら実は無事で、そんな母親と一緒に洗濯物を干しながら涙を流すシーンがあるのですが、そのシーンが一番好きです。一番美しく、胸が痛いシーンですね。

―このドラマの見どころを一言で言えば?

ユン・シユン:ファンタジー時代劇ですが、その中にある痛みと希望は、今の私たちの物語です。背景だけを変えているにすぎません。生まれた運命で決まる人生の幸福。その人生の重さを、今日も持て余している私たちにホ・ジュンとヨニは言うんです。「私たちに克服できない運命はない…!」と。

―日本のファンの方々に、今後の活動についてお話しできる範囲で教えてください。

ユン・シユン:日本のファンの方々には特に愛して頂いているので、いつも感謝と申し訳ない気持ちが混ざっています。日本語も上手になりたいのに…韓国語のスペルももうこんがらがってきました(笑)。まだ道は遠いですが、言葉の勉強もがんばって、他の活動でもファンの方々に報いたいです。

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■番組概要
CS衛星劇場「魔女宝鑑(原題)」
放送日時:7月15日(金) より初回放送スタート
毎週(金) 午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)
話数:全20話
演出:チョ・ヒョンタク
脚本:ヤン・ヒョクムン
出演:ユン・シユン、キム・セロン、イ・ソンジェ、ヨム・ジョンア、クァク・シヤン
写真提供:衛星劇場

■関連サイト
CS衛星劇場ホームページ:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen

記者 : Kstyle編集部