【REPORT】UP10TION、日本のファンの熱烈歓迎に感激!初の来日ショーケースを開催

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昨年9月に1stミニアルバム「Top Secret」でデビューした10人組ボーイズグループUP10TION。グループ名には「音楽とパフォーマンスで大衆のテンションを上げ、音楽界のトップになる10人の少年たちに注目せよ」という意味が込められている。休むことなく活動を続けてきた彼らは、デビュー9ヶ月にしてすでに計3つのミニアルバムをリリースしている。そんなUP10TIONの日本初となるショーケースが6月4日、東京・豊洲PITで開催された。韓国・中国で同時デビューした彼らだったが、すでに日本でも注目度は高かった。

オールスタンディングの会場は、これが初来日のショーケースとは信じられないくらいぎっしりとファンで埋めつくされていた。手作りの応援グッズを持ったファンたちがUP10TIONの登場を今か今かと待ちわびている様子で、開始前から会場は熱気に包まれていた。時間になり、スクリーンにUP10TIONのMVやメンバーごとの映像が流れると、その度に黄色い歓声が飛び交い、薄暗いステージに10人のメンバーが登場したことが分かると、ファンたちは会場が割れんばかりの歓声を送った。ジーンズにピンクや白を基調としたさわやかな衣装で登場した10人は「ATTENTION」のステージを披露。ショーケースの幕開けにふさわしい壮大なスケールと爽快感が特長の同曲を、見事なカル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧な刃物のように合わせるダンス)を繰り広げて会場を魅了した。会場いっぱいを埋め尽くしたファンを見てメンバーたちもうれしそうに時折客席に手を振りながら笑顔が光った。


オープニングから盛り上がりは最高潮!声が聞こえないほどの歓声

改めて登場したUP10TIONはショーケースで初めて会うファンたちに挨拶。リーダーのジンフが会場に「UP?」と呼びかけると「10TION!」と会場のファンたちが大きな声で返すと早くも感激した様子を見せた。そして「今日は初めてのショーケースです」とスラスラと日本語で話し始めると、今度はファンたちが「お~」と感心した。そこからメンバーたちが一言ずつ「デビューした時と同じくらい緊張しました」「準備したステージを楽しんでください」などと日本語でファンにメッセージを送るが、あまりの大きな声援にメンバーの声が途中聞こえなくなるほど会場は盛り上がっていた。これにはメンバーたちも「すごいですね!」と驚いた。

続いてキュートな振り付けが印象的な「Stay」を披露、「Dito」ではメンバーが横一列に並び、終始ファンを見つめながら歌を届けた。曲の終盤では持っていたバラを客席に投げる演出も交えながら、手を横に振りファンと一つになった。2曲を披露した後は自己紹介&トークタイムへ。今回初来日となったUP10TIONは、日本の印象について言及した。クンは「今日の天気のように熱いです」とニッコリ。そして「初めての来日にも関わらず、温かく熱い声援を送ってくれて驚いています。韓国から遠く離れたところでも応援してくれていることに感謝しています」と話した。続けてメンバーの中で最も声の高いソニュルが「最初の印象は……」と話し始めると、司会のAKIから思わず「声がかわいい!」との声が。ソニュルは恥ずかしがりながらも「みんな親切で街がきれいでした!」と続けた。またシャオは「食べ物が全部おいしいです!カレーライス、とんかつ、手羽先、アイスクリームも!」と満面の笑みを浮かべると、他のメンバーも「ラーメンもね!」とつけ加えた。


可愛すぎる愛嬌「萌え萌えキュン!」に会場中がメロメロ

UP10TIONは5月30日に来日し、ショーケースの日まで各都市をまわってリリースイベントを行ってきたが、イベントで印象に残っていることを問う質問にジンフは「日本での初ステージの日に雨が降っていたんです。それでもファンの皆さんが雨に当たりながら応援してくれました。ありがとうございます、愛してる!」と話した。またファンヒは「言葉が違うのでコミュニケーションがうまく取れなくても、目を見ると眼差しで通じてるなと感じます」とピースサイン。さらにコギョルは「名古屋でステージから楽屋まで移動するところがありましたが、そこまでずっとファンの方がいてくれました。できるだけ皆さんの顔を見て記憶したいと思いました」といずれも熱いファンの応援に感激した様子を見せた。

最近覚えた日本語は?という質問に誰よりも早くスッと手を挙げたウェイは「ラーメンつけ麺ぼくイケメン!」と一発ギャグを披露。そしてソニュルが手を挙げると、メンバー全員がソニュルの周りに集まり、記者会見のようにマイクを向けて取り囲んだ。皆の期待が集まる中、ソニュルが披露したのは「萌え萌えキュン!」という何とも可愛らしい愛嬌だった。あまりの可愛さに司会のAKIからも「着ボイスにしたい!」との声が上がった。そしてこの愛嬌が気に入ったAKIは「みんなの萌え萌えキュンが見たい!」とリクエスト、会場も大歓声に包まれた。メンバーが縦1列に並び、一人ずつ「萌え萌えキュン」を披露することになった。クンはセクシーな声で、シャオはほっぺに指をあてて、ファンヒは恥ずかしさで思わず吹き出してしまいなかなかできず「すみません」と言いながらなど、メンバーがそれぞれの「萌え萌えキュン」を披露した中、トリを飾るソニュルの番になると再びメンバー全員がマイクを向けて囲んだ。会場中の視線が集まる中、ソニュルは手でうさ耳を作って1回目よりもさらにキュートな「萌え萌えキュン」を披露!ファンの悲鳴と共に「あ~!」と司会のAKIとメンバーたちもステージに倒れ、「ハートが、ハートが……」とソニュルの愛嬌にすっかりヤラれてしまった。


メンバーの一挙一動に釘付け!とにかく仲の良い10人

次に4月18日に発売した最新ミニアルバム「SPOTLIGHT」についてコギョルは「タイトルの通り照明を浴びるということで、僕たちがステージの上で注目を浴びるという意味を表しています。タイトル曲では男らしい魅了を見てもらえると思います」と説明。ビトも「シグナルダンス、しぼりダンス、ギターダンス、キョンシーダンスなど、いろいろなダンスがあります。ステージを見れば退屈する暇がないと思います!」と自信を見せた。ここから話は韓国での宿所生活へ。この時間にはファンの悲鳴が鳴り止まないメンバー間のラブラブぶりを見せた。

ホテルの部屋割りを聞かれると、ジンフが「僕はギュジンと一緒に使ってます」と話すとギュジンがジンフに後ろから近づいてバックハグ!すかさずジンフが「だめよだめ~!」と突っ込むかわいいやりとりが。続いてクンは「僕は…」と言ってシャオに向かって「イロワ!(韓国語でおいでの意味)」を言うとシャオがニコニコしながらクンに飛びつきお姫さま抱っこ!クンは「本当はコギョルと使いたかったんですけど、コギョルが嫌だって言ったんですよ」と暴露すると、コギョルは「もともとルームメイトだったから次は他のメンバーとも使ってみたかったんですよ。嫌な訳ではないです」と釈明。しかし結局コギョルもクンに「イロワ!」と言われお姫様抱っこをしてもらい仲直りした。ビトはファンヒとルームメイトであることを明かし、ウシンは「僕は萌え萌えキュンと(笑)」とソニュルと手を繋ぎ、ウェイもコギョルをお姫様抱っこした。メンバーたちのじゃれ合いにファンがメロメロになった時間だった。

また10人で良かった点、悪かった点についてビトは「ステージをフルに使ってダイナミックなパフォーマンスができる点です」と話したが、「悪い点はトイレ(シャワーも同室にある) が2つしかなくて……たくさん待たなければいけないところです」と大人数ならではの苦悩を明かした。さらにこれまでのやり取りで十分に分かるようにとても仲の良い10人であるため、ギュジンは「メンバーがいると退屈しないんです。でもスケジュールの前からすでに疲れてしまうこともあります(笑)」という仲が良いからこその悩み?も告白した。

ショーケースでは楽しいゲームコーナーも設けられた。ジェスチャーゲームでは、ジンフ、クン、コギョル、ファンヒ、ビトのリーダーチームとウェイ、ウシン、ソニュル、ギュジン、シャオのマンネチームに分かれて対決を繰り広げた。「野球」でバットをかまえるポーズや「水泳」でクロールするポーズを披露して全員で一致させることに成功した彼らだったが、だんだんお題が難しくなると徐々にチームワークが乱れ始めた。負けたマンネチームが罰ゲームとして「大きな栗の木の下で」をステージで踊っている間、勝利したリーダーチームはなんと全席スタンディングの客席へ!会場のあちこちを歩き回ってファンに近い距離で挨拶すると、その度に悲鳴があちこちで上がった。

ジンフ、ソニュル、ファンヒ、ウェイ、コギョルのユニットステージで歌唱力の高さも存分に発揮した後は、2人1組でファッションショーを開催。ウェイ&コギョルはまるで本当のモデルのようにさっそうとウォーキングを見せたかと思えば、ファンヒとシャオは恋人同士のようにラブラブな様子で登場。ひげやカチューシャなどの小道具を自由に使って5組5様の姿で会場を沸かせた。一番ファンの反応が良かったビト&ウシンをセンターにして全員が並び、この時だけファンによる撮影タイムまで設けられた。


夢は東京ドーム!もっと日本語も頑張ります

「Come As You Are」を披露した後、ショーケースもそろそろラストへ。ファンの「え~!」の声にファンヒも「もっと一緒にいたいですよ」と残念そうにした。ビトは今回の初来日を振り返り「ファンの皆さんが韓国語を勉強してくれていたのできちんとコミュニケーションがとれました。次は僕たちが日本語をたくさん勉強してきます!」と話した。ジンフは「ファンの皆さんがUP10TIONのファンであることに誇りを持てるようなグループになります」と決意を語り、シャオも「力をあげたいと思って来たのに、むしろ僕たちが皆さんから力をもらいました。愛しています」とファンへの愛情を示した。そしてウェイが「10年後に僕たちと皆さんは東京ドームに…」と話すとファンは大興奮!しかし他のメンバーからは「10年はちょっと長くない?」「そんなに待たなきゃいけないの?」と突っ込みが入り、「3年?4年後かな?」と大きな目標を立てた。

最後にコギョルが「デビュー曲を歌います!」と告げるとファンたちはこの日一番の歓声を送った。デビュー曲「So Dangerous」のサビの部分では赤と緑の光に照らされながら一糸乱れない10人によるダイナミックなパフォーマンスで圧倒させた。アンコールの「Catch me」では、ステージのあちこちを行き来しながら手を降って「ありがとう」「また会いましょう」「愛してる」と最後まで感謝の気持ちを伝えた。今回のファンミーティングで改めて日本のファンが彼らに大きな期待を抱き、来日を待ち望んでいたことが伝わってきた。そしてそんな歓迎にパフォーマンスでは成熟した男性の姿、トークでは少年のあどけなさが残るキュートな面で応え、さらに日本のファンの心をがっちりと掴んだ。すでに日本のファンのテンションを上昇させている彼ら。この勢いをそのままに、東京ドームという大きな目標に向かってこれからも走り続けてほしい。

【PHOTO】UP10TION、日本で初となる3rdミニアルバム「SPOTLIGHT」ショーケースを開催

UP10TION 3rdミニアルバム「SPOTLIGHT」SHOWCASE
日時:2016年6月4日(土) 17:00開演
会場:東京・豊洲PIT

記者 : Kstyle編集部