EXO&TWICEもやっぱり“鮭”!K-POP界の“鮭”グループ5組をチェック

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K-POP界に“鮭”と呼ばれるグループが生まれつつある。川を遡上する鮭のように、音楽配信ランキングを遡る彼らを指す言葉だ。いわゆる“ランキング逆走”で良い成績を収めたグループがこれに当たる。

理由も様々だ。春がやってくればランキングに名を挙げるグループがいれば、深夜の時間帯を攻略するファンダム(特定のファンの集まり)のストリーミングのおかげで逆走するグループ、番組出演が話題になって熱烈に愛されるグループもいる。あるグループは舞台パフォーマンスを重ねるたびにランキングが上がり、予想だにしなかった映像で熱い関心を浴びてトップの座に上り詰めるグループもいる。

代表的な事例とアーティストをまとめてみた。

“桜年金”は心強いことでしょう…Busker Busker チャン・ボムジュン

“桜ゾンビ”“桜年金”という言葉まで生まれるほどだ。Busker Buskerの「桜エンディング」は、毎年春になるとランキングに入り、大きく愛される。発売されてから足掛け5年になるが、このような成績には驚くばかりだ。

今年も変わらずやって来た。3月31日時点でも韓国最大級の音楽配信サイトMelOnでリアルタイムランキング20位に入っている。シーズンごとに繰り返されるこのような逆走は、歌の雰囲気と歌詞に込められた季節感が理由となっている。そのため、今年も多くのグループが第二の「桜エンディング」を狙い、春のシーズンソングを生み出している。


ファンがさらに心強いです…EXO

韓国はもちろん、アジアを超えて世界的な人気を集めているグローバルグループEXOも、やはり“鮭”である。特にEXOの曲は、深夜の時間帯にランキングが急上昇する特徴がある。新曲がリリースされれば当たり前のように1位になるグループだが、発売から時間が経ってランク外に消えても、不思議なことに深夜になると遡る。

これは、巨大ファンダムの効果であると見える。「オッパ(兄さん)たちのためにスミング(ストリーミング)やろう」という雰囲気がファンたちの間で形成され、EXOの歌を聞くが、ストリーミング利用者が少ない深夜の時間帯には相対的にその活動が目立つことになる。想像を絶する人気を誇るグループなので、このような事象も起きるのだろう。


「無限に挑戦」は奇跡のようでした…HYUKOH

番組出演が決定的なきっかけとなる場合もある。もちろんここには、基本的に音楽が良いことが前提となるが。音楽が大衆性を持っていなければ、人気も一瞬で終わっただろう。

しかし、バンドHYUKOHは、約6週間ランキングで上位を守った。昨年夏「無限に挑戦歌謡祭」に出演して顔を知らせ、番組で一瞬披露した「WI ING WI ING」と「ワリガリ」が話題となって、すべての音楽配信サイトで1位を総なめにした。

以降も長くその場を守った。発売してから約1年経ったアルバムに収録されていた曲だったが、このような成果は奇跡のようなものだった。


私たちのステージ、それほど優雅でしたか?…TWICE

舞台を重ねるたびにランクアップするグループもいる。発売のタイミングでピークに達し、時間が経つごとに順位が落ちるのが一般的だが、TWICEは活動するほどに順位が上った。このような事象は、ステージを公開してから特徴的に現れるが、そのためうまく作り上げたコンテンツの力だと分析されている。

TWICEのデビュー曲「OOH-AHH」が公開されたのは昨年10月である。リリース当時は音楽配信ランキングの成績が期待ほどではなかったが、愛され続け、ランキング入りした。その後、約2ヶ月以上TOP10を守った。MelOnでは長期間7位をキープし続け、“7wice”というニックネームまでできた。


ハニの動画が“逆走”ブームへ…EXID

“逆走”の元祖ではないだろうか。このような言葉をK-POP界に導入させたグループが、ガールズグループEXIDである。メンバーハニの“直カメラ”(ファンが直接撮った映像)が話題になり、ランク外だった「Up&Down」が音楽配信ランキング1位まで遡り、結局は音楽番組にもカムバックしてトロフィーまで手にした。

EXIDは予想だにしなかったきっかけにより音楽配信ランキングを逆走したケースだ。全ての逆走グループがそうだろうが、特別なきっかけがあっても、コンテンツに力が無かったり魅力的でない場合、ブームは長く持たない。EXIDの場合、このようなきっかけにより大衆から注目され始め、実力と魅力を同時に認められ、今も愛されている。

記者 : チョン・ジュンファ、写真 : OSEN DB、ハイグラウンド、JYPエンターテインメント