プロデューサーグループMONO TREE「G-DRAGON&少女時代 テヨン、売れっ子たちには理由がある」― Vol.1

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2000年代、韓国の音楽市場はアイドル文化で代弁された。アイドルグループがあふれ、カムバック周期が短くなり、トレンドは急変した。歌手が多くなり、新曲の数も増えたが、ヒット曲になる可能性はさらに低くなった。それだけ大衆の好みに合わせるのがさらに難しくなったためだ。その中で、一人、二人と集まってチームを組んだ。アイドルグループだけにメンバー間の呼吸が必要なわけではなかった。

歌手の先入観を破る役割も、まったく違う媒体と調和を成すのもすべてプロデューサーの役割だ。新しいイメージを作り、チーム員を陣頭指揮できる必要がある。MONO TREEで集まったユ・ジサン(G-High)、ファン・ヒョン、イ・ジュヒョンはそれぞれ異なる感性と異なる作業方式を持っている。そのため、さらに効率の高い結果、効果的な方向性を生み出した。

MONO TREEは目先の短いヒットの代わりに、音楽市場全体の成果を見越した。そのような脈略で、アーティスト自らアルバム作業をすることに賛成した。アイドルグループメンバーが自ら曲を作り、しかもプロデュースまで手がけるのが相応しいというのだ。特に3人はBlock Bのジコに対する賞賛を惜しまなかった。作曲家たちが認めるアイドル出身アーティストだと口を揃えた。

「作曲家は難しく曲を書き、アーティストは簡単に曲を書くという一部の偏見があります。いい曲と悪い曲は、クオリティの違いではなく、感性の違いです。従来の作曲家たちがいい曲を作る方法を知っているとしたら、アーティストは自分が持つ能力を良く知っているのです。昨年頭角を現したジコがすごかったですね。BIGBANGのG-DRAGONですか? 正直、G-DRAGONはアーティストとしてはダントツですね」

ユ・ジサン、ファン・ヒョン、イ・ジュヒョンは、アイドルグループのボーカルについても高く評価した。長い練習生生活を経たおかげで、貶すことできないレベルに上がってきたというのだ。

「特に少女時代のメンバーテヨンは、歌を聞けることに感謝するようになります。レコーディングの時、ディレクティングをしていると、どうしても思い通りにいかなくて悔しかったり、怒るときもあります(笑) ですが、テヨンは違います。何か癒されるような気分になります」

しかもアイドルたちが歌詞を書き始めてからボーカル力がさらに向上したという。アイドルグループは歌が出来ないという、一部の偏狭な視線も正した。「いわゆる、売れっ子たちにはすべてそれなりの理由がある」と笑った。

「正直、歌詞は直接伝達をする歌手が書いた方が正しいです。もはや一方的な生産が可能な構造ではありません。K-POP市場のパイはさらに大きくなり、これに対する競争力は供に大きくしていかなければなりません。もちろん、結果があまりよくないなら出さない方がいいです(笑) ですが、発売されたというのは、良かったから世に出たのです。作詞家が書いた歌詞よりいいから、会社がそのような選択をしたんでしょう。会社でもヒット曲を発表し、利益を出さなければならないのに、ありものを歌詞として出したりはしないはずですから。結果がいいのには理由があります。出来が良かったのにヒットしないことはあっても、ヒットしたのに出来が悪かったケースはありません」

記者 : キム・イェナ、写真:チョ・ソンジン