プロデューサーグループMONO TREE「僕たちはアーティストとスタッフの中間役」― Vol.2

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作曲家のユ・ジサン(G-High)、ファン・ヒョン、イ・ジュヒョンで構成されたプロデューサーグループMONO TREE。3人のメンバーを中心に合計10人の作曲家たちが所属している会社だ。2014年12月に法人を設立し、2016年2月に作業室およびレコーディング室を設けた。世界に向け拡張しているK-POP市場を狙って堅固なシステム構築を狙う。

MONO TREEを垣根にユ・ジサン、ファン・ヒョン、イ・ジュヒョンの曲作業は活発だ。“別々に、または一緒に”で着実にアルバムプロデュースを行っている。SUPER JUNIOR、少女時代、SHINee、EXO、Red Velvet、INFINITE、KARA、少女時代 テヨン、SUPER JUNIOR リョウク、RAINBOW、STELLAR、Click-B、Aprilなどとそれぞれ作業した。最近2年ぶりにカムバックして活動したLADIES' CODEのニューアルバムプロデュースはMONO TREE名義で共同作業した。

「今回LADIES' CODEが従来とは異なるカラーでカムバックしました。特に最年少ジュニの隠れていた魅力を発見することが出来ます。SUPER JUNIORのメンバーリョウクの場合、持っているセンスや才能をソロアルバムを通して見せたいと思いました。アーティストごとに曲の消化能力が違いますが、自分に合う曲を見つければさらに最大化すると思います」

そのため、曲のレコーディングの時もそれぞれ異なるディレクトをする。最年長のユ・ジサンはバラエティのように明るく雰囲気をリードする。歌手たちにとにかく良くやっていると褒め称える。それでこそ、能力がより発揮できると思う。次のファン・ヒョンは細かく作業する。もし、自分が求める感性を歌手が表現できないときは、気に入るまで作業する。最年少のイ・ジュヒョンは感情表現がぎこちない。そのため、時々レコーディングの出来がすごく良かったと感じたとき、俗語で満足を示す。

3人は曲を書くスタイルも、表現する方法もすべて違うそうだ。ユ・ジサン、ファン・ヒョン、イ・ジュヒョンはそれぞれの経験で曲を書くという。唯一の既婚者ユ・ジサンは、結婚前の愛と別れの経験を、ファン・ヒョンは過去の片思いの感性を、イ・ジュヒョンは別れた恋人への気持ちを込めて作るそうだ。

ユ・ジサンの曲は、基本的にはじけている。雰囲気を盛り上げる曲が多い。初対面の印象とは違ってアーバンスタイルの洗練された、都会的なイメージが浮かぶ。都会的感性を良く表現する。

ファン・ヒョンは音楽ジャンルを離れて情緒が感じられる曲を書く。メロディー、歌詞、アレンジが一つになって曲を伝える。

イ・ジュヒョンは歌謡雰囲気のメロディーの代わりにR&Bの影響を受けた雰囲気を伝える。悲しい雰囲気も明るい雰囲気も結果的にセクシーだ。セクシーでねっとりとした雰囲気の中にも、爽やかさとハツラツさがある。歌の腕前が良く、自らガイドとコーラスのレコーディングもする。

「僕たちはアーティストの感性を持って作業します。ステージで大変だったであろうアーティストの気持ちに共感します。芸能人ではありませんが、その感性はアーティストといえます。しかし、いざアーティストがステージで輝けるように事前作業をするスタッフです。アーティストとスタッフの中間の役割が僕たちだと思います」

記者 : キム・イェナ、写真:チョ・ソンジン