「ピノキオ」イ・ジョンソク“食パンキスの撮影こそ、恥ずかしくてぎこちない撮影でした”

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「君の声が聞こえる」「ドクター異邦人」などの活躍で、今や“新韓流四天王”として人気を博すイ・ジョンソクと、「美男<イケメン>ですね」「相続者たち」など数々の大ヒット作でおなじみパク・シネ。今最も旬な二人の共演と、さまざまなジャンルを絶妙にミックスして人気を集め、SBS演技大賞では特別賞(イ・ジョンソク)、中編部門最優秀演技賞(パク・シネ) をはじめ5冠を達成した話題作。現在、TSUTAYAにて先行レンタル、DVD-BOX好評発売中。
本作で、過去の事件から家族を失い、助けてくれた老人の息子ダルポとして生きる道を選んだハミョンを演じたイ・ジョンソク。パク・シネとは文句なしの相性で、爆笑ものの掛け合いから、一途に思いあうロマンス演技を見せたイ・ジョンソクのインタビューをDVDリリースを記念してお届けする。

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―「君の声がきこえる」のパク・ヘリョン作家と、チョ・スォン監督作品に再び出演となりましたが、出演を決めた時の気持ちはどうでしたか?

イ・ジョンソク:出演を決めたのは、パク・ヘリョン先生とチョ・スウォン監督への信頼が大きかったからです。初めて台本を読んだ時は、さすがパク・ヘリョン先生だな、と感動するぐらい素晴らしい台本でした。パク先生ならではの、ディテールまで緻密に錬られた台本で、物語がとても生き生きしていました。パク先生とチョ監督をただ信じてついていけばいいので、よりリラックスして演技だけに集中し、ダルポという青年に入り込むことができました。前作(「ドクター異邦人」) の撮影が終わったばかりでしたが、良い作品、素晴らしい方々と一緒に仕事ができることが、自分自身の癒しにもなると思い、出演を決めました。

―最初にシノプシスを読んだときの感想を教えてください。

イ・ジョンソク:パク先生はいつも台本の段階で、ディテールまで完璧に描かれるんですが、本作はますますそれがアップグレードした印象でした。初めて読んだ時から僕はとっても気に入って、絶対出演したいと思いました。先生は作品を通して、大きなメッセージを投げかけます。しかし、物語を通して上手にほどかれていくので、重くなりすぎません。そこが先生の作品の魅力だと思います。読めば読むほど、その魅力が非常によく溶けこんだ台本でした。先生の作品は簡単ではありませんが、台本だけを信じてついて行けば大丈夫だな、と思いました。実はこの作品の前は、僕はスランプに陥っていたんです。しかし、100%信頼するパク先生とチョ監督おふたりとご一緒して、乗り越えることができました。演技だけに集中できました。きちんと言葉にできていないのですが、とても感謝しています。

―ダルポ(=ハミョン) は、どのように役作りをしましたか?

イ・ジョンソク:ダルポ(ハミョン) は前作「ドクター異邦人」のフンのように、話し方や行動に大きな特徴があるキャラクターではないので、いろいろ悩みました。先生が描いたダルポをそのまま描きだそうと努力しました。台本にはひょうたん頭(マッシュルームカットみたいな髪型) やボサボサ頭と書かれていたので、ひょうたん頭も、ぼうぼう頭もいろいろやってみて、新しいイメージを構築するのに悩みました。「君の声が聞こえる」チームが再び団結したと注目されているので、外見的な部分でスハとは違う姿を見せなければと思っていました。最終的に、より粗雑な感じのするボサボサ頭のかつらが選ばれました。ひょうたん頭のかつらは、あまりにも可愛らしくまとまってしまうという評価で、あえなく脱落でした(笑) 実際、ぼさぼさ頭のかつらをかぶって演技するのはちょっと大変でした(笑)

―撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

イ・ジョンソク:年の近い俳優のみんなとの撮影はとても楽しかったです。パク・シネさん、キム・ヨングァンさんとはもともと知り合いですし、イ・ユビさんは初対面でしたが、本当に気さくで明るいので驚きました。4人集まるとすぐふざけ出すので監督から時々叱られることもあったほどです。笑いをこらえることができなくてNGがたくさん出ました。監督と俳優たちの相性がとても良くて、いつも楽しかったです。スタッフの皆さんとも打ち解けて仕事ができたのでとても良かったです。和を乱すような人が全くいない、幸せな撮影現場でした。撮影が終わってみるととても懐かしい、とても好きな人々と撮影現場です。


「“食パンキス”の撮影こそ、恥ずかしくてぎこちない撮影でした」

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―パク・シネさんとのラブシーンについて聞かせて下さい。

イ・ジョンソク:チョ・スウォン監督がラブシーンに力を入れる方で、できる限り美しいシーンになるように、と考えながら撮影しました。最初の“食パンキス”の撮影こそ、恥ずかしくてぎこちない撮影でしたが、でも映像になると、とても美しくて、きっと視聴者の皆さんもトキメキを感じて頂けそうだなと思いました。また、個人的にはイルミネーション輝く雪の中、イナとハミョンがお互いの気持ちを確認してキスをするシーンも気に入っています。パク・シネさんと二人で、どうすれば視聴者の方々にときめく気持ちを感じていただけるか、たくさん話し合いました。もっとこうするのがいい、この角度から回り込むのがいいかもしれない、と研究して、ふたりとも、撮るたびにすぐモニターに走って行って熱心にチェックもしました。

―撮影で苦労したことはありますか?

イ・ジョンソク:撮影が進むにつれて、ダルポの感情がそのまま伝わってきて、台本を読みながらよく泣いていました。今までのどの作品よりもたくさん泣いて感情の消耗が激しかったです。ですが、そのように感じながら演技することは面白かったです。

―ドラマ「ピノキオ」の魅力とは?

イ・ジョンソク:とても優しくて良質なドラマだったと思います。大人のおとぎ話のような感じもありますが、一方で社会的なメッセージも込められているドラマだったので、視聴者の方々にも、そのメッセージが熱く伝わっただろうと信じています。そして、ロマンスも適度に溶けこんでいる点も愛されたのではないかと。また、出演俳優たちの調和と制作陣の努力が視聴者の方々から信頼をいただけたのではないかと思います。応援していただいて感謝しています。

―最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします。

イ・ジョンソク:こんにちは。日本のファンの皆さん。ご無沙汰しております。イ・ジョンソクです。素晴らしいドラマですので、日本のファンの皆さんにも自信をもってお薦めしたいドラマです。少し重いテーマも含まれていますが、大人のおとぎ話のようなとても優しいドラマです。「ピノキオ」を見て本当に暖かい、癒しを感じていただけたら思います。楽しくご覧下さい。近いうちにお会いできたらいいですね! また会いましょう! その日まで幸せに。

「ピノキオ」
TSUTAYA先行で好評レンタル中
DVD-BOX1 好評発売
DVD-BOX2 2016年2月2日発売
各18,000円(本体)+税
発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ/セル販売元:TCエンタテインメント
(C) SBS
公式サイト:http://www.pinocchio-t.jp/

記者 : Kstyle編集部