【REPORT】Block Bの日本2ndツアーはピンク色にハートフル…ZからHへジャンプアップし、次はAを目指す!

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撮影:Kwon JJeary
2015年1月に待望の日本デビューを果たし、5月に東京、大阪、名古屋、福岡の4都市で1stライブツアーを開催。そんな7人組男性グループ、Block Bが1月に東京と大阪で「Block B JAPAN LIVE TOUR 2016~SHOWDOWN”H”~」と題したホールツアーを行った。ここでは、1月10日、東京ドームシティーホール公演の模様をレポート!


ピンク色のハートに満ちたホールツアー。そのイニシャルはH!

ステージには心電図のモニター画面が大きく映し出され、心拍数は90前後を記録している。そしてBlock Bの「ロマンティックに」が流れると、それに合わせ心拍数も高くなり、100をマーク。が、その後、数値はどんどん下がり、緊急事態が発生! するとピエロのような謎のマスクマンが現れ、心臓に電気ショックを施した。だが、何度やっても「FAIL(失敗)」の文字が! でもトライするうちに何とか心臓は蘇生し、それまで緑色だったモニターの文字もピンク色に変化。メンバーの名前、そしてHとハートマークを組み合わせた、この日のシンボルマークが映し出され、いよいよ、ショーの幕開けだ!

この日のテーマカラーはピンク。颯爽と登場したメンバーもそれぞれがファッションにこの色を取り入れている。ジコは青とピンクのボーダーのトップス。テイルとユグォンはピンクのジャンパー。P.Oも同色のジャンパーを身につけるが、ピンク色っぽいサングラスで伊達男風の出で立ちに。ビボムはピンク色のハーフ丈のダッフルコートを、パクキョンは淡いピンク地のスタジャンをまとい、ジェヒョはピンクのフワフワ系セーターでラブリーにコーディネート。全員が恋したくなる、ラブリーモードだが、パフォーマンスでは悪ガキ全開で果敢に攻めていく。

撮影:Kwon JJeary
オープニングは日本での2ndシングル「HER(Japanese Version)」。イントロだけでファンの悲鳴は大きくなり、客席の興奮に反応するかのように、バックに映ったモノクロ色のハートがピンクに変化する。ユグォンのオリエンタルな舞いからスタートする「MENTAL BREAKER」では身勝手な彼女に混乱していく歌詞に合わせて、モニター上では、クッキー製の甘いハートがブレイク(壊れる) そしてメンバーが袖に下がった後もバックダンサーが動きで心臓の鼓動を表現。彼らの舞いが終わると同時に、ステージに飛び出したメンバーが「Did you Did not」を歌う。モニター画面はパールシルバー風のガラスで出来たハートにチェンジするが、そこにはヒビが入っていて、彼氏が彼女に不審を抱く歌詞に合わせて、中盤ではガラスが崩れ落ちる演出が採られた。

昨年行われたジャパンツアーのタイトルは「WARUGAKI SHOWDOWN“Z”」だった。Zは会場となったZeppのイニシャル。今回もホール公演であることから“H”が付けられたが、それだけじゃない。テイルがこう明かした。
「Hにはいろんな意味が含まれています。まずは会場となったHall。二番目はBBC(BlockBのファンのこと) を愛する心という意味のHeart。そして熱い情熱のステージという意味のHot。最後は皆さんと一緒に過ごすHappyな時間です」

ピンク色のファッションで歌っても、恋はハッピーなだけじゃない。出だしは恋愛のトラブルも描きながら、“ハート”をキーワードにした演出で引っ張っていく。
トークでリードしたのはユグォンだ。「お久しぶりです。新年、明けましておめでとうございます」なんて挨拶から入った後は、メンバーそれぞれのソロ活動を振り返って2015年を総括。「(テイルが言ったように) BBCのハートがドキドキするホットなステージを準備しました」と話し、彼らは冬の寒さを吹き飛ばす熱いステージを繰り広げていく。

撮影:Kwon JJeary
前回に比べ、スケールの大きさでも特筆されるこのツアー。もう一つの大きな違いを挙げるならジェヒョのパフォーマンスだ。足の負傷からダンスに支障をきたしている彼。ダンス曲では舞台上手に置かれたスツールに腰を掛けながらのパフォーマンスになった。でも、ただ座って歌う、なんてのは彼のポリシーに似合わない。リズムやメロディに合わせて体を揺らし、座りながらでも他のメンバーと振り付けを合わせる。そして舞台中央にはメンバー6人に加え、ジェヒョの代役を務めるダンサー1名がダンスを演じ、ほぼオリジナルのフォーメーションでファンを楽しませる。しかも彼は黒子に徹しようと常に黒いマスクをしながらのパフォーマンス。呼吸のしづらさを思うと、彼もまたこの日の影の立役者だった。

撮影:Kwon JJeary
トークに続いた「NILLILIMAMBO」ではジコがパクキョンにパンチをカマすなど元気の良さを見せ、テイルの雄叫びからスタートする「NICE DAY(Japanese Version)」ではジェヒョが立ち上がってラップを演じ、見せ場を作る。そして最後は全員がフロアに向けおじぎをし、前半を終えた。


セルフプロデュースのセンス光るソロ曲、ユニット曲

前半を終えたメンバーは「ハートを作ろう」というVTRでファンにお楽しみタイムをプレゼント。ハートの七変化で会場中にハートの花を咲かせた。
レベル1はおなじみの指ハートで、レベル2はこちらもお馴染みの両手を使ったハート。レベル4、5ではハイレベルな指ハートを演じ、徐々にレベルアップしていく。レベル6は両手の指と両肘をくっ付ける肘ハート。ファンは初めて見るハートに“こんなのありっ?”なんてトキメキも感じつつも、難易度の高さにドキドキだ。その後も、頭上で両手を合わせるキングハート、ジャンプしながらのジャンプハート、そして2人が横に並んで両手を合わせるダブルハートなど、このコーナーはまるでハート博覧会のよう。最後はP.Oがアヒル口風に唇でハートを作る番外ハートで締めた。

ストリート風ファッションにチェンジした中盤はソロ、ユニットでのパフォーマンスだ。
ユグォンは日本語での自作バラード「痛くない」を踊りながら披露。ジコは「ユグォンのステージ、良かったでしょ?」と客席に問いかけ、その反応の良さにユグォンは「いつかCDで必ず出します。期待してね」とファンを喜ばせた。
ジェヒョは「日本の曲で2番目に好き。今の季節にぴったり」という理由から「雪の華」(原曲:中島美嘉) をセレクト。そしてビボムとテイルのハーモニーがラストに光る「Movie's Over(Japanese Version)」、全員がスツールに腰掛け、ヒップホップビートに合わせて体を揺らす「U HOO HOO」を挟んで、テイルのソロへ。一日4時間、日本語の勉強に励んでいるという彼が「一番好きな曲」と明かす「君はどこに」を切なく、かつ、清らかな日本語バージョンで歌った。

撮影:Kwon JJeary
そして雰囲気をガラリと変えるように、ビボム、ユグォン、P.OからなるBASTARZが登場。「Charlie Chaplin(Japanese Version)」ではセクシーな色香を漂わせ、「こちとら品行ZERO」という歌詞が“ワル”に響く「品行ZERO(Japanese Version)」では劇画調の“ワル”そうなハートが狂い咲いていた。

このコーナーのラストを飾ったのはリーダーのジコ。昨年11月に発表した「Boys & girls」は「完璧な舞台をお見せしたい」との願いから客演歌手のBabylonをフィーチャーし、溌剌としたステージングを見せる。そしてラストは二人が拳を合わせ、互いにリスペクトを交わし、Babylonのソロステージにバトンタッチ。彼は機械仕掛けのハートをバックにソウルフルな歌声を響かせた。


2016年もファンとのシンクロ率は120%

撮影:Kwon JJeary
後半は再びBlock Bのステージに戻り、まずは2月24日に発売する「Jackpot(Japanese Version)」と「Be The Light(Japanese Version)」を先行で2連発。「発売前ですが、特別に歌ってみました。BBCは誰よりも大事だから」というファンへの愛の発露はこの日の大きな見どころに! そしてジェヒョが「これからもっと楽しく!」と声をかけた後はラストまでアッパーチューンを畳みかける。「ACTION」から「Tell Them(U Must Up)」を流れるように演じ、バックには黄色、緑色、バラ色、青色とカラフルなハートに満ちて、テンションはさらにアップ。また、ジェヒョはスツールから立ち上がり、下手へポジションチェンジし、偏ることなく左右均等にファンと向かい合おうという配慮がうれしい。そしてジコが「Hands Up」と煽れば、客席は縦に揺れ、熱気の高まりにP.Oがそれまで被っていたロシア帽もすっぽりと抜け、床に落ちた。
本編幕締めの「シンクロ率100%」ではシンクロ率83%の表示と共にハート型の紙飛行機が場内を飛び交い、ジェヒョがラストを締めると表示も100%に。同時にバックには赤い大きなハートが現れて、それはBlock Bとファンとのシンクロ率の完璧さを象徴するものだった。


Hの次はAとDを狙う7人のWARUGAKIタチ

撮影:Kwon JJeary
アンコールを求める「ブロビ」コールと共に赤いハートが点滅。再びマスクマンが現れ、ハートに電気ショックを施しアンコールが始まった。そしてアンコール・ラストにして日本デビュー曲「Very Good(Japanese Version)」の最後のキメポーズにはジェヒョも参加し、ファンに感謝。最後はP.Oが他のメンバーの分までタオルを(自分の汗をプラスし) 投げ入れ、ファンに大サービスしていた。そして相性ばっちりのファンに向け、彼らは今年の抱負をこう語った。

ビボム「2016年、僕たちBlock Bが皆さんを歌で応援します。今年も宜しくお願いします!」
ユグォン「2016年は韓国ではもちろん、日本でも素敵な姿をお見せできるよう、もっと頑張ります。僕たちの最後の目標は東京ドームです。ここにいる皆さんと必ず東京ドームでお会いしましょう」
ジコ 「僕たちをドキドキさせてくれるBBCのみなさん、ありがとうございます。今年は去年よりもっとたくさん皆さんに会える年にしたいです」
P.O 「これからも頑張るP.Oになります」
パクキョン「ステージではワルガキのまま、皆さんと一緒に楽しみたいです」
テイル「一年ぶりにコンサートが出来たのも皆さんのおかげです。今年はもっともっとたくさん、皆さんに合えるように努力します」

撮影:Michi ISHIJIMA
前回のツアーはゴールデンボンバーの歌広場淳がMC風にビデオで参加していたが、今回は彼らのみで進行。約2時間、きっちりとファンを魅せたことに成長ぶりが表れていた。Hツアーを成功裡に終えた彼らが次に狙うのはA(アリーナ) ツアーか。その時はジェヒョの体も回復し、完全体でのライブが見れたらな、と願うのみだ。

ライター:きむ・たく

「Block B JAPAN LIVE TOUR 2016~SHOWDOWN‘H'~」
日時:2016年1月10日(日) 開場16:00 開演17:00
会場:東京ドームシティーホール

【SETLIST】
01. HER (Japanese Version)
02. MENTAL BREAKER
03. Did you Did not
04. NILLIIMAMBO
05. NICE DAY (Japanese Version)
06. 痛くない / ユグォン SOLO
07. 雪の華 / ジェヒョ SOLO Cover (オリジナル:中島美嘉)
08. Movie's Over (Japanese Version)
09. U HOO HOO
10. 君はどこに (Japanese) / テイル SOLO
11. Charlie Chaplin (Japanese Version) / BASTARZ
12. 品行ZERO (Japanese Version) / BASTARZ
13. Boys&girls / ジコ SOLO (Feat: Babylon)
14. LOVE / Babylon SOLO (1日目のみ「PRAY」)
15. Jackpot (Japanese Version)
16. Be The Light (Japanese Version)
17. ACTION
18. Tell Them (U Must Up)
19. 珍しい女
20. シンクロ率100%
<ENCORE>
21. NolinA (Original title“NalinA”)
22. Very Good (Japanese Version)

■放送情報
フジテレビNEXT/NEXTsmart
Block B JAPAN LIVE TOUR 2016~SHOWDOWN‘H'~
3月19日(土)21:00~ (予定)
詳細:http://otn.fujitv.co.jp/blockbtdc/

■リリース情報
Block B JAPAN 3rd Single 「Jackpot」
発売日:2016年2月24日(水)

●通常盤
価格:¥926+税 品番:KICM-1661
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Jackpot (Karaoke Version)
※初回製造分のみ:個別握手会参加券(メンバーランダム) or 抽選会参加券B どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤U-KWON Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91654
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version)
※U-KWONソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(U-KWON) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤P.O Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91655
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version)
※P.Oソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(P.O) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤JAEHYO Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91656
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version)
※JAEHYOソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(JAEHYO) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤PARK KYUNG Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91657
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version)
※PARK KYUNGソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(PARK KYUNG) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤B-BOMB Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91658
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version
※B-BOMBソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(B-BOMB) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤TAEIL Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91659
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version)
※TAEILソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(TAEIL) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入
●初回限定盤ZICO Edition
価格:¥1,667+税 品番:KICM-91660
収録内容:【CD】1. Jackpot (Japanese Version)、2. Be The Light (Japanese Version)
※ZICOソロブックレット封入(20P)予定
※個別握手会参加券(ZICO) or 抽選会参加券A どちらか1枚ランダム封入

■関連サイト
Block B JAPAN OFFICIAL SITE:http://www.block-b.jp/

記者 : Kstyle編集部