【REPORT】今宵限りのレアセットに会場大興奮!オールスターゲストで広がるBlock Bワールド

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7人組K-POP グループ、Block B から、テイル、ビボム、ジェヒョ、ユグォン、P.Oの5人が参加する日本限定コラボ企画ユニット、Block B PROJECT-1がスタート。9月20日に発売されたミニ・アルバム「PROJECT-1 EP」は日本の旬のアーティストをフィーチャーし、たっぷりのスペシャル感で話題を集めている。その前日となる19日、新宿BLAZEでリリース記念の「Block B PROJECT-1 SPECIAL SHOWCASE」が開催された。


歌広場を交えたトーク&ゲームに大爆笑

アントニーと大トニーからなるお笑いコンビ、マテンロウが司会を担当し、Block B との深い交流で知られる歌広場淳(ゴールデンボンバー)もゲストMC で参加。この日はプロジェクトからピオを除く4人が参加し、計7人で爆笑トークを繰り広げていく。
まずは4人がステージに現れ、ユグォンに促されて、テイルのリードで挨拶。早速、彼らがコラボ・プロジェクトへの感想をこう述べていった。

「日本のアーティストさんとコラボしたんですが、日本にもすごいアーティストがたくさんいると分かって、めっちゃ良かったです」(ユグォン)

「初めてのソロ曲がリリース出来て、嬉しいです」(ジェヒョ)

「僕はw-inds.のKEITA さんとコラボしています。(唐突に)僕はドン・キホーテの歌が好きです(とドン・キホーテの歌をアカペラで歌い出す)」(テイル)

「日本にこんなに素晴らしい格好いいアーティストの皆さんがいることを知りませんでした。一緒に作業できて嬉しかったです」(ビボム)

その後は、歌広場をステージに呼び込み、テイルは「オ~~」と雄叫びを上げながら熱烈歓迎。そして早速「コラボ祭り。Block B PROJECT-1 X BBC」と題したイベント・コーナーをスタートさせる。これはメンバーが会場のファンに質問し、それに当てはまる人が限りなく一人に近い人が勝ちというゲーム。仮にゼロなら失格で、かつてのお昼の人気番組の1コーナー「100分の1アンケート」風の進行だ。

182cmのジェヒョは「僕より背が高い人」と問いかけるが、客席の薄い反応を見て、「沖縄から来た人」にチェンジし、該当者は5人。ビボムは「今日、歯磨きをしなかった人」で3人。テイルは「下着を上下で一つしか着けていない人」で8人(男性含む)。ユグォンは「今日、寝ないで来た人」と問いかけ、興奮のあまり寝付けなかった人が多数という結果に。自由なトークに、のっけからハチャメチャな雰囲気となるが、歌広場の分析では「リーダーのジコがいないから、皆、いつも以上に自由でノビノビ」とのこと。結果、ビボムが1位となり、最下位のユグォンには「カメラに向かって変顔」という罰ゲームが。彼はお笑いコンビ、ザブングルの「悔しいです!」を演じ、「本人より面白い」と絶賛された。

イベントの二つ目は「Block B PROJECT-1 X 若者流行り」。2チームに分かれ、セルカ棒を手に、格好いい写真をとって競い合うというゲームだ。
まずはジャンケンでチームを決め、ユグォン、テイル、アントニーのユグォン・チーム、ジェヒョ、ビボム、歌広場のジェヒョ・チームに分かれたのだが、ユグォンはパートナーのぽっちゃり目のアントニーに目をやり、「格好いいポーズでしょ(無理じゃない?)」と不服そう。大トニーの「撮り方次第ではアメリカで撮ったみたいになるから」との説得に、なるほどと頷き、フロアを笑わせる。

そしてジェヒョ・チームが外にフォト・シューティングに行っている間はユグォンとテイルがグルメ・トーク。テイルは「昨日、居酒屋のもつ鍋を食べた。超、美味しい」と明かし、ユグォンは「日本ではいつも辛さ20倍の一蘭ラーメンと牛カツを食べます」と告白。他にもお寿司やお好み焼きをフェイバリットに挙げたが、共に梅干しは苦手の様子。会場から「エ~~」と驚きの声が漏れると、ユグォンは「(食べるように)頑張ってみるから」となだめていた。

そしてジェヒョ・チームの帰還と共に、ユグォン・チームが外に。グルメ・トークは継続され、ビボムはエビ寿司が、ジェヒョはエビの天婦羅が好物とアンサー。好きな女性のタイプを聞かれたビボムは「歯磨きをよくする人」と真顔で答えて歯磨きネタを引っ張るが、これも彼一流のジョークか。歌広場はこうした質問へのアイドルがすべき模範解答として「髪の毛が黒くて、ロングヘアで、白いワンピースが似合う貞子みたいな人」を伝授し、二人も実践リピート。「黒髪で、ロングヘアで……」と続けていくうちに、いつしか「エビ寿司をよく食べる、歯磨きをよくする人」という言葉もプラスされ、最後は二人が自分たちのペースでモッテいく。そしてマイブームを聞かれたジェヒョは「ボウリング」&「魚の二枚おろし(実演付き)」とアンサー。歌広場が「ジェヒョは実家が超お金持ちなので、それ(魚の二枚おろし)位やっててもおかしくない」とボケなのかツッコミなのか分からないツッコミで会場を沸かしていた。

ユグォン・チームが戻り、いよいよ写真対決のお時間! ジェヒョ・チームは2枚の写真で勝負に出る。一つはカラオケ歌広場の前で撮ったもので、実は二人がこの店を歌広場の実家と勘違いしたからだとか。もう一枚はビボム宛の花の前で歌広場がビボムをお姫様抱っこし、彼が嬉しそうな表情を見せているもの。対して、ユグォン・チームは、ロッカー前でユグォン&テイルがアントニーのほっぺに両サイドからキスしている写真をお披露目し一枚入魂。大トニーは「これって、ユグォンさんとテイルさんがアイスのピノを食べてる写真?」と笑わせ、ファンの拍手判定でユグォン・チームが僅差で勝利。テイルは「イエス、イエス~~」と歓喜の声を上げ、イベント・コーナーを終了した。


旬の客演アーティストが勢揃い

ホットに盛り上がった後は、フィーチャリング・アーティストを招いてのトーク・タイムへ! トップバッターは「Paradise」で共演したビボムとKEN THE 390 だ。一蘭の話で気が合い、すぐに打ち解けたという両者。ビボムは「聞けば、疲れた日常から離れて、どこかに旅行に行きたくなる、本当に好きな曲」と曲を紹介し、アントニーが「つまり一蘭がパラダイス?」と突っ込むと、ビボムは「そうそう! 昨日も行ってきました」と応える。

また二人は「かなりお兄さん(年上)でびっくりしたけど、ハンサム」(ビボム)、「礼儀正しくて、気さくなナイスガイ。丁寧なレコーディングでサスガ!」(KEN THE 390)と互いをリスペクト。最後もビボムがKEN THE 390に「どうして(そんなに)イケメンなんですか?」と問いかけると、KEN THE 390は「(逆に)俺が聞きたいよ!」とナイスルッキンな二人ならではの応酬で魅せた。

続いたのは「Bus Stop」という曲で共演したジェヒョとジャズ・ピアニストの田中菜緒子。二人は今日が初対面という間柄で、ジェヒョは「(田中のプレイする)ピアノの旋律で最初に出会った」とエレガントに表現。彼はこの曲について「彼女と別れたバス停で、今も彼女を待っている、悲しい曲。僕の声とよく合っています」と紹介し、田中は「(最初にもらった)韓国語のデモ曲が切なく、メロディが素敵で映画のワンシーンが浮かぶようだった」とコメントを寄せた。また、ジェヒョが「田中さんがデモ曲を聴いて涙を流されたと聞きましたが、大丈夫でしたか」と気遣うと、田中は「感動で涙が出ました。完成版を聴いたら、やっぱり切ない曲だなって。バス停という言葉にもキュンときました」と応えた。

ここで田中の生プレイが披露されるのだが、ジェヒョは「(田中の旋律に)出会った頃(の感動を)を思い出したい」との理由から彼女に背を向け、全神経を耳に。そして彼女はジャズのスタンダードナンバー、「いつか王子様が」を生披露。その見事な演奏は、感動のあまり、ユグォンが舞台袖から乱入し、田中に喝采を送ったほど。ジェヒョも「音楽に酔ってしまったので、ドン・キホーテに行ってワインを買ってきていいですか」とジェントルモード。さらに「本当にいい曲をありがとうございます。本当におきれいですね」と続けると、田中もジェヒョンに「本当にきれいですね」と返し、Block Bを代表するイケメン=ジェヒョと、ジャパニーズ・ビューティー・ジャズ・シーンのトップを独走する田中とのトークは美しく、かつ上質の空気が流れていた。

そんな優しい雰囲気をユグォンと女性ラッパーの“ちゃんみな”が一変させる。何より“ちゃんみな”の女王様感がハンパなく、メジャー・デビューしたばかりにも関わらず、全身から放たれる凄味がヤバ過ぎ。この二人とピオが放つ「WINNER」は力強いカッコ良さに溢れ、ピオの代役でステージ上に現れたジェヒョもピオになりきり、彼の声色を真似て「本当にいい曲」とアピールする。PV撮影に続き、会うのは2度目という両者。が、“ちゃんみな”は「Block Bは小学生の頃からずっと聴いていたから、コラボのオファーにビックリした」と舞台裏を明かした。

その後、「Lost & Found」を歌うテイルが姿を見せたが、客演のKEITAはスケジュールの都合からビデオメッセージでの参加に。テイルはBlock Bとw-inds.が共演した「LOVE BOX」というイベントで出会い、KEITAが歌うエリック・ベネイのカバー曲に感動し、コラボを申し出たと明かす。そしてKEITAはビデオを通じて「テイル君はめちゃくちゃ良い人。『Lost & Found』は壮大で切ないラブ・バラードで、透き通っていて、切なくて、セクシーなテイル君の声がハマっています。一リスナーとして聴き込んじゃいました」と語った。
今では「日本に来る度に連絡を取り合っています」(テイル)という二人。国境を越えたコラボが美しいハーモニーを奏でている。


実力派の客演で個性をさらに光らせるメンバーたち

トークで客演アーティストに迫った後はいよいよライブパフォーマンスへ。トーク順に日本初披露のライブを演じていく。

ビボムとKEN THE 390で演じる「Paradise」は、MCバトル番組「フリースタイル・ダンジョン」では的確なコメントでジャッジを下す凄腕MC、KEN THE 390が「Let's go!」とリードし、スタート。ビボムの歌声がファンをパラダイスへ誘い、二人が手を左右に揺らせば、フロアのペンライトも揺れ、ノリノリに。ラストは二人が体を寄せ合い、KEN THE 390がクールに「パラダイス!」と締め、彼がビボムの格好良さを強く引き出していた。

田中がキーボードで参加したジェヒョの「Bus Stop」では彼の切ない歌声と、田中のプレイが抜群の調和を見せ、ドラマティック! バス停でのリアルなシーンをイメージさせた。

ユグォンと“ちゃんみな”のコラボで演じる「WINNER」はオープニングからスリリングなムードが漂い、“ちゃんみな”は自分のラップパート直前にサングラスを外して、ボス感たっぷりのキケンなモードに突入。ユグォンはアグレッシブなボーカル&ラップ、そしてシルキーなボイスを自由に行き来し、中盤では“ちゃんみな”が「HAND UP!」と声をかけて客席のクラップを煽る。ラストはユグォンが腕を組んで、しかと立ち、“ちゃんみな”は右手を彼の肩にオン。歌い終えるとフロアからは「格好いい」との声が飛んだ。

最後はテイルが「あ、あ、Hey、Hey」とマイクチェックしながらステージに現れ、「KEITAさんの分まで頑張ります」と「Lost & Found」とソロパフォーマンス。その歌声で会場中がうっとりさせた。

さらにライブは4 人と歌広場との豪華コラボステージに。JAPAN2ndシングル「HER」の日本語バージョンPVで共演した歌広場だが、そこで彼はテイルの出番を遮るように登場し、「ファンから非難ごうごうだった」と自虐的に振り返る。ここでも彼は果敢にその再現を試み、センターで注目を浴びようとする歌広場を、テイルとユグォンが体を張って突き飛ばして大爆笑! 「思いっきり突き飛ばされたことで、ファンのうっ憤を吹き飛ばせた」と歌広場は満面の笑みを見せた。

スペシャルセットは尚も続き、フィナーレには「Movie's over」をチョイスし、ユグォンがラップで大活躍。テイルの「ユグ!」という煽りでラッパ―に転じた彼はクールなラップを全開にし、そこにテイルが「ユグ、ユグ」とコールを重ねてバックアップ。終盤はユグォン、ジェヒョ、ビボムのボーカルにテイルがフェイクをかけまくってラブリーに幕を締めた。

最後のコメントでは、ショーケースを出来た嬉しさを口にしたメンバーたち。ユグォンは「次は(ピオを交えた)3人でやれるようにしてみましょう」と今後を期待させ、「EPもたくさん、楽しみにして下さい」とメッセージ! お別れの時間になっても名残を惜しむファンに向け、ユグォンとビボムがバックに流れるBASTARZの「品行ZERO」に声を重ねてパフォーマンスし、最後までファンへの想いに溢れたひと時となった。

スケジュールの都合からピオやKEITAの参加は実現ならずだったが、ユグォン&ちゃんみなの「WINNER」や、テイル・ソロでの「Lost & Found」はもしかしたら、今夜限りのエクスクルーシヴ。レアなセットをライブハウスで堪能できたのは実に贅沢だった。また、トークは底抜けに面白く、Block Bへの理解が深い歌広場が小気味よくプチ情報を入れ込み、話を広げていく。そして日本で活躍するアーティストとの共演で自分たちの個性をさらに爆発させたメンバーたち。今までとは違う客演により、メンバーの個性が一層浮彫りになっている。既に「Block B PROJECT第二弾」が楽しみになってきた。

ライター:きむ・たく

【公演概要】
「Block B PROJECT-1 SPECIAL SHOWCASE」
日時:2017年9月19日(火) 18:00 / 開演:19:00
会場:新宿 BLAZE

出演:Block B テイル、ビボム、ジェヒョ、ユグォン
ゲストMC:歌広場淳(ゴールデンボンバー)
ゲスト出演:ちゃんみな、KEN THE 390、田中菜緒子

【セットリスト】
1. Paradise feat. KEN THE 390 (B-BOMB)
2.Bus Stop feat. Naoko Tanaka (JAEHYO)
3. WINNER feat. ちゃんみな (U-KWON)
4. Lost & Found (TAEIL)
5.Movies's Over

■リリース情報
New Single「PROJECT-1 EP」
発売日:2017年9月20日

TYPE-RED[CD+DVD] KIZM-495/6 ¥1,667+税 [CD]
1.「WINNER feat. ちゃんみな」 (ユグォン&P.O)
2.「Lost & Found feat. KEITA (w-inds.) 」(テイル)
3.「Paradise feat. KEN THE 390」 (ビボム)
4.「Bus Stop feat. Naoko Tanaka」 (ジェヒョ)
5.「WINNER feat. ちゃんみな」 [Instrumental]
6.「Paradise feat. KEN THE 390」 [Instrumental]
[DVD]
「WINNER feat. ちゃんみな」 [P/V]

TYPE-BLUE[CD+DVD] KIZM-497/8 ¥1,667+税
[CD]
1.「WINNER feat. ちゃんみな」 (ユグォン&P.O)
2.「Lost & Found feat. KEITA (w-inds.)」 (テイル)
3.「Paradise feat. KEN THE 390 (ビボム)」
4.「Bus Stop feat. Naoko Tanaka (ジェヒョ)」
5.「Lost & Found feat. KEITA (w-inds.)」 [Instrumental]
6.「Bus Stop feat. Naoko Tanaka」 [Instrumental]
[DVD]
「Lost & Found feat. KEITA (w-inds.)」 [P/V]

■関連サイト
Block B JAPAN OFFICIAL SITE:http://www.block-b.jp/

記者 : Kstyle編集部