「シグナル」以上に「応答せよ1988」の後番組としてふさわしい作品はあるだろうか(総合)

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「応答せよ1988」の後番組としてこれ以上に良い作品があるだろうか。「ミセン-未生-」を演出したキム・ウォンソク監督と「サイン」「ファントム」「スリーデイズ~愛と正義~」などを執筆した脚本家キム・ウニがタッグを組み、キム・ヘス、イ・ジェフン、チョ・ジヌンが加わった。

キム・ウォンソク監督は14日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区永登浦洞(ヨンドンポドン)タイムスクエア アモリスホールで開かれたtvN新金土ドラマ「シグナル」(脚本:キム・ウニ、演出:キム・ウォンソク)の制作発表会で「応答せよ1988」の後番組として放送されることになり、プレッシャーはないかという質問に対し「心配しても、うまくいかないだけだと思っている」と語った。

彼は「『ミセン-未生-』をそんなにたくさんの方に見て頂けると想像したことはなかった。だから、自分が思った以上たくさんの方に好いて頂けることがこれからあるとも思ってない。『シグナル』も同じだ。作るときの目標は、僕にとって恥ずかしくない、よくできた、良いドラマだと言う声を聞けば、『ミセン-未生-』が達成した成果に至らなくてもかまわないという考えで臨んでいる」と覚悟を語った。

「シグナル」は過去からかかってきた切実な信号(無線)を通じて、過去と現在の刑事たちが協力し、迷宮入りの事件を解決していくドラマだ。イ・ジェフンが長期未解決事件専門チームのプロファイラーパク・ヘヨン役を、キム・ヘスが長期未決事件専門チームのキャリア15年のベテラン刑事チャ・スヒョン役を演じる。また、チョ・ジヌンが1989年を生きる捜査1課の刑事イ・ジェハンを演じる。イ・ジェハンはある日、未来からかかってきた無線を受けて一生に一度の大事件を経験することになる。

制作発表会で一番話題になったのは、前番組「応答せよ1998」の人気だった。しかし、俳優たちはプレッシャーはないという反応だった。チョ・ジヌンは「(プレッシャーは)全くない」とし、「とても愛らしい。俳優たちを見ていると、入り込むようになる。隣に住んでいるような感じで、怪我をせずにしたい。楽しく見ていただけると思う」と語った。

また、イ・ジェフンは「再びこのようなドラマを作ることができるだろうか? 最後だと思って、僕だけうまくすれば良いという気持ちで臨めば良いと思う」と自信を示した。キム・ヘスも同じだった。彼女は「周りの反応をチェックする余裕がなかった。台本を見たときとても良かったし、ドラマが見せようとする主題意識に驚いた」と明かした。

「シグナル」は基本的にタイムスリップを題材にしている。無線機を通じて過去の人と未来の人がつながり、一緒に問題を解決していく内容を描く作品であるためだ。それだけ演出家の力量が重要だ。「ミセン-未生-」を成功させたキム・ウォンソク監督がメガホンを取ったことだけでも信頼できる。それと共に主に映画の中で活躍している名俳優の出演はさらに期待を高める。

キム・ウォンソク監督は「僕が前世に良いことをたくさんしたようだ」とし、キャスティングに満足を示した。続けてキム・ヘスは「このドラマは基本以上の完成度が保障されなければドラマの制作そのものが無意味な作品だ。その部分でベストを尽くしている」と自信を示した。果たして「シグナル」が「応答せよ1988」シリーズの人気をつなげていくことができるだろうか、これからが注目される。

「シグナル」は、韓国で22日午後8時30分に放送がスタートする。

記者 : チョン・ユジン、写真 : イ・テソン