アジアを代表するエンターテインメント企業SMエンターテインメント(SM)が、中国の次世代スターをプロデュースする。

SMは浙江衛星テレビ、天娱传媒(EE-MEDIA)、テンセント(Tencent)が共同で制作し、中国のアイドルグループを発掘・育成するバラエティ番組「X FIRE」(「燃烧吧少年！」)の制作に参加し、中国を代表する制作会社である天娱传媒と共に最終優勝チームのアルバム制作をはじめ、全般的なプロデュースを手掛ける予定で、話題を集めるものと期待される。

放送に先立ち、18日午前10時30分(現地時間)、北京のルネッサンス北京キャピタル・ホテル(北京富力万麗酒店)で行われたマスコミ向け発表会に参加したSMの総括社長キム・ヨンミンは「『X FIRE』は真の意味で韓中合作の模範例になると期待している。天娱とSMがタッグを組んで番組で優勝したチームのプロデュースおよび、アルバムの制作を担当することになるが、これはSMが計画してきたCT(Culture Technology)を中国に伝えるローカリゼーション(地域化)戦略の出発点だと見ることができる。中国トップの制作陣と放送ネットプラットフォーム、そして韓国のプロデュースの技術力が結合した今回のプロジェクトが今後韓国と中国の放送、メディア、エンターテインメント業界に旋風を巻き起こすだろう」と明らかにした。

特に、SMはこれまで中国で様々なローカリゼーション戦略を繰り広げ、中国内でビジネスを拡大してきたことに続き、今回は中国のテレビ番組の制作に参加し、中国人の次世代スターを誕生させる新しいローカリゼーション戦略を駆使し、両国の関係者から注目を集めると見られる。

11月21日から12週に渡り、浙江衛星テレビを通じて放送される今回の番組はソロではなく、グループを育成する差別化されたフォーマットでアジアの音楽ファンから高い関心が寄せられる見通しだ。「X FIRE」を通じて歌唱力はもちろん、パフォーマンス、タレント性など、マルチプレイヤーを抜擢することを目標にしているだけに、東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINee、f(x)、EXO、Red Velvetなど、最高のスターを輩出したSMの体系的なプロデュースが加わり、より一層相乗効果を発揮すると見られる。

それと共にすでにSMの専門トレーナーが9月から中国に滞在し、ボーカル、ダンスなど練習生の教育に携わっており、放送開始前から今回の番組や練習生に対して関心が高まっている。

浙江衛星テレビのバラエティ番組「X FIRE」は、21日午後10時(現地時間)に放送スタートする。