【REPORT】SE7EN、誕生日に最高のファンミーティング「これからもみなさんと、一緒にずっと行きましょう」

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11月9日(月)「SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan」最終公演が終わって1時間20分後、19時より同じTOKYO DOME CITY HALLで「2015 SE7EN FAN MEETING 1109」が行われた。ライブの興奮冷めやらぬファンの前に現れたSE7ENは疲れた様子もなく晴れやかな笑顔で、自身の31歳の誕生日でもある特別な一日を祝った。

コンサートツアーと同じように始まり、棺のなかから司会のヒョンギが現れる、という爆笑コントでスタートしたファンミーティング。あらためてステージに登場したSE7ENは黒のジャケットに白シャツ姿。全ツアーを終えた感想を聞かれると「幸せでした」とニッコリ。いい感じに力が抜けていて、ここはSE7ENにとって、ファンを交えたツアーの打ち上げの場なのだろう。今回のツアーを写真とともに振り返りつつ、「先ほどのライブでミュージカルの曲を歌うとき、これが最後だからと熱唱しすぎて喉をいためました」と告白。ハロウィーンの写真が出てくると「この日は大阪でダンサーやバンドさんも一緒に仮装。僕はゲームキャラクターのマリオに変身しました」と楽しそうに説明してくれたのだった。

ここでSE7ENから歌のプレゼント。「ライブの中から反応のよかった曲を何曲か聞かせてあげるね」ということで、「ANGEL」と「STYLE」を続けて披露。ここで一緒にツアーを回ってきたバンドHEA7ENとダンサーチームWAWA&WAWABABYとウーロン茶で乾杯。それを合図に「ハッピーバースデー」の合唱があってケーキが登場。「日本で誕生日のパーティをやるのは初めて」と喜ぶSE7EN。イタズラで鼻の頭に生クリームをつけられたのがよく似合って、なんてキュートな31歳! 会場のファンがいっせいに掲げたお祝いカードにも目を細め「幸せです」「すごくすごく好き」と満足そうだった。

このあとは質問コーナー。Q「すべすべお肌のお手入れ法は?」A「よく食べてよく寝ること」Q「日本人になったら何をする?」A「沖縄に行く。前にファンミで行ったとき台風だったから」Q「今、夢中になっているものは?」A「最近はツアーの準備。これからは新しいアルバムづくり」ここまで抽選箱の中から質問を選んでいたSE7ENは、会場から直接「いい質問」を募ることに。最初に手を挙げたファンの「女の子になったら何したい?」という質問を「面白くない!」とバッサリ切り捨て爆笑を誘う。その次の質問は「大学生になったら留学するので経験者としてアドバイスを」するとSE7ENは「あ~、僕は……留学じゃなかったんですが、留学になったんですよね(笑)」と微妙な空気を自ら笑いにもっていった。「大きな夢を抱いてアメリカに行って、オレは韓国から来たSE7ENだよ!って、もっと幅広くいこうと思ったんだけど、今思ったら、留学……になったかもしれません。でも、いつも重要なのは、何か悪いことがあっても前向きに、大丈夫、これは理由があってこうなったんだ、と思うこと。そういう気持ちでいたら、さびしいときも大変なときもあとから思えば大事な時間になる。だから今、僕はこんなに幸せです」。いろんな苦労を乗り越えてきたSE7ENの言葉に笑いながらじ~ん。そのあと「そうそう、さっきの質問にも答えなきゃね」といたずらっぽく言って「もしも女の子になったら、僕は合コンしたい。やったことないから」とニッコリ。ツンデレだけど本当は心優しいSE7ENなのだった。

ここからはSE7ENからグッズのプレゼント・コーナー。抽選で当たったファンにその場で名前を叫んでもらい、TシャツやクッションやタオルにサクサクとサインしていくSE7EN。「今回のグッズ、みんないいでしょ?でも、この中で、これ可愛くないじゃん、いらない~と思ったのは何?」と、ファンの生の声のリサーチも忘れないSE7EN。「靴下!もったいなくて履けない~」と言う会場の声に「普通はSE7ENさんの作ったものならなんでもいいで~す、と言いそうなものなのに、SE7ENのファンはスゴイな」と、妙なところに感心する司会者だった。そしてグッズがなくなると、さっき鼻の頭のクリームを拭いたただの白タオルもプレゼントに。さらに舞台中央のセットに貼ってあった一抱え以上あるボードをひっぺがしてきてサインするSE7EN。ミュージカルの歌のシーンでダンサーが振り回した巨大な旗2枚も運びこまれた。そして最後は、なんとオープニングに出てきたあの、棺まで。「これは持って帰れないだろうから運送会社に頼もう。料金は僕が!」と言うSE7ENに会場から「社長!社長!」と喜びの社長コールが沸き上がる。この棺はかなりの大きさのため、抽選でなく、「本当にほしい人だけ」が起立して参加するじゃんけん大会に。これも意外とあっさり決まり、SE7EN=太っ腹で仕切り上手、の印象を強くしたのだった。

楽しい時間は短く感じるもので、ここで再び、DVDと写真集の発売告知をしたあと「またステージの上で歌って踊れると思わなかったから、今、言えないくらい幸せです。みなさんのおかげです」と語ったSE7EN。やっぱり最後は歌でお別れ。ツアーでは歌いたくても歌えなかったという「君だけに」のあと、「雪の華」を歌った。「ありがとうございます。これからもみなさんと、一緒にずっと行きましょう」「最後の曲は、みなさんと歌わないとさびしいから、一緒に歌ってくれませんか?」と言ってアカペラで歌い出したのは「HIKARI」。そしてオーラスは「スタートライン」をファンと大合唱。最後はやりきった感いっぱいの顔で「ありがとうございまーす。愛してまーす」韓国語で「さよなら、ありがとう、またね」と去っていった。

その後、ロビーではハイタッチ会が開催された。最後の最後まで笑顔で頑張ったSE7ENに、幸せをいっぱいもらったファンミーティング。ファンとSE7ENの、ある意味遠慮のないやりとりには、お互いが10年間かけて積み上げてきた確かなものが感じられた。苦労もあったからこそ、これからこの絆はもっと深まっていくのだろう。うらやましくも温かい気持ちになった。

ライター:望月美寿

「2015 SE7EN FAN MEETING 1109」
日時:2015年11月9日(月) 開場 18:00/開演 19:00
会場:TOKYO DOME CITY HALL

【SETLIST】
01. ANGEL ツアーバージョン
02. STYLE
03. 君だけに
04. 雪の華
05. HIKARI
06. スタートライン

記者 : Kstyle編集部