【REPORT】超新星 ソンジェがSE7ENに勝利宣言!?“一番かわいい主役は僕!”…ミュージカル「メイビー、ハッピーエンド」制作発表会

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韓国で上演されるやいなや、大ヒットとなったミュージカル「メイビー、ハッピーエンド」が、5月19日(金) ~5月28日(日) 東京・池袋のサンシャイン劇場にて日本初上演されることが決定した。今回の日本公演は、ノンレプリカ作品となり、韓国で上演されたバージョンから新たな魅力でお披露目される。

主人公のオリバー役は、日本でも人気が高いSE7EN(チェ・ドンウク)、超新星のソンジェ、そしてU-KISS脱退後、初出演作品となるケビンのトリプルキャストで公演が行われる。

公演を控え、4月13日(木)、東京・品川プリンスホテル Club eXで制作発表会が行われた。主役のSE7EN、超新星 ソンジェ、ヒロイン・クレア役のキム・ボギョン、演出家のキム・ジホが登壇。抽選に当選したファンも来場し、ささやかな時間を彼らと共有した。

会場の照明が落ちると、「メイビー、ハッピーエンド」のティーザー映像が流れ出す。3人それぞれのオリバーの個性が光り、早くも本番が待ち遠しい。

音楽が流れ出し、センターのカーテンが開くとSE7ENとキム・ボギョンが登場。劇中歌「Good bye My Room」を歌いながらゆっくりとステージへ歩いてくる。美しい音色に瞬く間に会場全体がうっとりムードに。

歌唱が終わると大きな拍手が湧き上がり、同時にMCの古家正亨氏が登場。今回、SE7ENの本名チェ・ドンウク名義でミュージカルに出演することについて聞かれると、「本名で出演できるのはありがたいし、嬉しいです」と感想を伝えた。

古家氏に「今日の会見はSE7ENさん、チェ・ドンウクさんどちらでお呼びしたらいいでしょうか」と、いじられると、SE7ENは「どっちでもいいです(笑) 」と答え、笑いを誘った。

続けて、ヒロインのキム・ボギョンが自己紹介すると、「通訳のチェ・ドンウクです!」と、SE7ENが即席通訳となり、彼女の言葉を日本語に翻訳。「13年振りに日本に来ました。当時も思ったことですが、日本はとってもキレイな街ですね。改めて感じました」と、久しぶりに来日した感想を述べた。

そして古家氏の呼び込みで、もう一人の主役であるソンジェと、演出を務めるキム・ジホが登壇。ソンジェは「今日は超新星ではなく、俳優ソンジェとして頑張ります」と制作発表会への意欲を述べた。


「“人”と“ロボット”の中間を表現するは本当に難しい」

古家:さっそくですが「メイビー、ハッピーエンド」はどんな作品でしょうか?

キム・ジホ:寂しい気持ちを抱えた2人のヘルパーロボット“ヘボット”の物語です。この作品を見たら、僕らが愛を知らなかった頃の気持ちを思い出せると思います。人は愛が始まると互いに気持ちが高まって、幸せを知った後に別れを経験しますよね。そういったさまざまな感情をこのステージで表現します。いつか別れが来るのをわかっていても、愛を求め続けてしまう。このミュージカルを観て、愛への期待を持って劇場を後にして欲しいと思います。

古家:主演を務めるオリバーはどんなキャラクターでしょうか、それぞれご紹介をお願いします。

SE7EN:おそらく今から40年後ぐらいのお話で、人間に見えるけれど僕らはロボットなんです。“人”と“ロボット”の中間部分を表現するのですが、これが本当に難しいです。でも台本を初めて読んだ時から、難しいことはわかっていたけど、やりたい! と思いました。きっと僕にとって素晴らしい経験になるだろうと思っています。

ソンジェ:キャラクターは少し素朴で、もどかしい性格ながらもたくましく生きている愛らしいロボットです。彼の魅力を表現するのは難しそうですが、ミュージカルなので音楽が美しいですし、そこにも重点を置きながら演じたいと思います。

“人間らしいけれどロボット”という点において、両者とも悩みながら稽古している最中とのこと。それゆえ、何度も「難しい」というキーワードを口にしていた。


「実は僕…」ソンジェが突然、SE7ENにカミングアウト!?

古家:続いてクレアについて、キム・ボギョンさんにもお伺いします。

キム・ボギョン:私の演じるクレアは、オリバーよりバージョンが少し上で、理性と客観性を持ったロボットなんです。そんなクレアの感情表現を私ならではの声で伝えられたらと思っています。

古家:トリプルキャストですが、稽古は別々に行われているんですか?

SE7EN:いえ、一緒にやっています。

古家:それぞれが同じ役の稽古が見られるんですね。何かエピソードを教えて欲しいのですが。

キム・ジホ:今朝、ソンジェが「腕が痛い」って言い出したんですよ。

ソンジェ:はい。だけどSE7ENさんに会ったら、SE7ENさんも痛いと言っていて、どうしてだろう? と考えたら、昨日の稽古で僕達はクレアを抱き上げるシーンを繰り返し練習したんです。それが原因だということがわかりました(笑)

SE7EN:本当に何度もやったので、鈍い痛みが……。

キム・ボギョン:ちょっと待ってください、私がそんなに重いということですか!? それなら私は明日からもっと食べますからね!

ソンジェ:いや、僕らがもっと頑張ります!(笑)

2人が繰り広げる楽しいやりとりで、会場は何度も笑いに包まれる。すると突然、ソンジェがあることをカミングアウト。

ソンジェ:実は僕、SE7ENさんがデビューした時から大ファンなんです。だから同じ役を演じられることが最初は信じられなかったし、すごく嬉しいんですよ!

SE7EN:急に何!? びっくりするよ(笑)


「ケビンとサンウンはかわいくてかわいくて、かわいいカップル!」

そして、今日会見に来られなかったもう一人のオリバー役のケビンと、クレア役のソン・サンウンの稽古映像と、メッセージが公開された。映像が終わると、彼らの話題に。

SE7EN:映像を見てもらってもわかるように、ケビンとサンウンのカップルは本当にかわいいんです。僕らとは雰囲気が違うので、とても刺激になっています。皆さん彼らのカップルも期待していいですよ!

キム・ジホ:SE7ENさんの言うとおり、二人はかわいくてかわいくて、かわいいカップルです(笑) おかげで僕も楽しく稽古に参加させてもらってます。

この日来れなかったケビンとソン・サンウンについて、話した後は会場に集まった記者の質疑応答へ。


「足りない部分を補うのではなく、持ち味を生かせる演出がしたい」

Q.キム・ジホ氏は、主役3人をどのような魅せ方をしようと考えていますか?

キム・ジホ:僕はアーティスト出身の方と仕事をするのは初めてで、とても新鮮です。3人とも自身を未熟だと思っているようで、非常に一生懸命稽古されています。僕からしたら、決して未熟ではないのですが……。僕は演出家として、足りない部分を補うのではなく、持ち味を生かせる演出をしたいと思います。

Q.キム・ボギョンさんから見て、3人のオリバーのそれぞれの魅力は?

SE7ENとソンジェがキム・ボギョンをじっと見つめ、自己アピールを始める。その姿にキム・ボギョンは苦笑いするも、会場は爆笑の渦に。

キム・ボギョン:SE7ENさんは、とても快活な方です。気分の悪い日もあると思うのですが、いつも「僕は元気だよ」って言ってくれるので、たくさんエネルギーをわけてもらっています。ソンジェさんは、初めて会った時から、目の保養になるほどハンサムな方だと思っていて、役作りをしなくても恋に落ちることができそうです。

SE7EN:(立ち上がり) 僕と恋に落ちるのは難しいっていうの!!

ソンジェ:僕は大満足です!(笑)


「皆さんの心が温まるような演技がしたいです」

古家:それでは最後に、お二人は自分ならではのオリバーをどのように演じようと思っていますか?

SE7EN:今も悩みながら稽古をしています。別れた主人を待ち続けて寂しいけれど、前向きに生きている、心が温まるような演技がしたいです。

ソンジェ:先程、SE7ENさんとキム・ジホさんがケビンのことをかわいいと言っていましたが、負けません! 一番かわいいオリバーは俺だ! という気持ちで演技します(笑)

ソンジェの突然の勝利宣言が飛び出し、楽しい雰囲気のまま会見は終了。ここで古家氏からの「SE7ENさんは歌ってくれましたけど、ソンジェさんは歌ってはくれないのですか?」というコメントに会場からも大きな拍手鳴り響き、ソンジェが「やるか!」と元気よくリクエストに答える。

そしてキム・ボギョンと「Nevertheless」を熱唱。見つめ合い一礼して歌う二人は、SE7ENとはまたひと味違う世界観を生み出した。

こうしてミュージカルらしく、歌に始まり、歌で幕を閉じた記者会見となった。

撮影:沼田 学

■公演情報
ミュージカル「メイビー、ハッピーエンド」
日時:2017年5月19日(金) ~5月28日(日) 計17公演(韓国語公演・日本語字幕あり)
会場:サンシャイン劇場
チケット料金:13,000円(全席指定・税込)※小学生以下入場不可
チケット一般発売:2017年5月1日(月) ~
※東京音協オンライン、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて販売

出演:SE7EN、ソンジェ(超新星)、ケビン、キム・ボギョン、ソン・サンウン、ラジュン
○オリバー役:SE7EN、ソンジェ(超新星)、ケビンのトリプルキャスト
○クレア役:キム・ボギョン、ソン・サンウンのダブルキャスト
○ジェームズ役:ラジュン シングルキャスト
主催:株式会社 新'WAVE / 株式会社TIMO Japan / 株式会社 東京音協

■関連サイト
公式ホームページ:http://www.shinswave.com

記者 : Kstyle編集部