BIGBANG、少女時代、SUPER JUNIOR…韓国音楽史を塗り替える!7組の“現在進行形”長寿グループ

@STYLE |

洪水のように溢れるアイドルたちの中で、長寿アイドルたちの活躍が目立っている。

韓国の音楽業界のルネサンス期を切り開いた第1、2世代のアイドル。長いブランクの末にカムバックしたグループもいれば、変わらずトップの座を守ってきたグループもいる。かつては公式のようになっていた“アイドルの寿命=5年”をあざ笑うかのように、韓国のアイドルの歴史を塗り替えている7組のグループをまとめてみた。

デビュー18年、神話

メンバー:エリック、ドンワン、ミヌ、ヘソン、チョンジン、アンディ
デビュー:1998年、1stアルバム「ヘギョルサ(解決師)」


1998年デビューし、解散もメンバー交代もなくデビュー18年になる韓国最長寿の現役アイドル神話(SHINHWA)。高校生だったファンの少女が誰かの母親になってしまった18年の間、神話は変わらずその場所を守り、お兄さん(オッパ)と呼ばれた。もちろん、その間に事件や事故、個人活動も多かったが、集まるべき時になればすぐに集まって人々の期待に積極的に応えた。彼らが集まる理由は簡単だった。デビュー当初から今まで何をしても6人で“一緒に”やってきたためだ。デビューし、大賞を手にし、10周年コンサートをして、全盛期を享受し、人生の喜怒哀楽を共にしてきた神話。そのためか、彼らはトップになったという喜びより、“一緒に”やってきたという喜びの方が大きいようにみえる。今も神話は自分たちの音楽のために絶えず試み、挑戦する。毎回工夫が感じられる音楽と、年齢を忘れたような強烈なパフォーマンスで、多くのファンたちは体を壊すのではないか心配したりもするが、寿命が短いアイドル市場で、富も人気も十分に得た彼らがずっとその場にいてくれるだけでも、後輩アイドルやファンにとってはありがたいことではないだろうか。

一言コメント:結婚第一号となるのは果たして誰でしょうか?


デビュー17年、Click-B

写真=Click-B、DSPメディア
メンバー:キム・テヒョン、オ・ジョンヒョク、キム・サンヒョク、ウ・ヨンソク、ユ・ホソク、ハ・ヒョンゴン、ノ・ミンヒョク
デビュー:1999年、1stアルバム「Click-B」


活動期間よりも休止期間の方が長かったClick-Bが2015年10月、再結成を発表した。実は予想していなかったカムバックニュースだった。「お酒は飲んだけれど、飲酒運転はしていません」という妄言で長い間テレビ出演を自粛していたキム・サンヒョクと“T-ARA ソヨンの彼氏”オ・ジョンヒョク以外のメンバーたちの近況は全く伝えられていなかったため、godに続きClick-Bの再結成ニュースは第1世代アイドル音楽をもう一度思い出すきっかけを作ってくれた。秋夕(チュソク:日本のお盆休みに当たる韓国の祭日)の特番で放送されたSBS「心肺蘇生ソング」で13年ぶりに7人の完全体で登場した彼らは、30代前半・半ばという年齢であるにもかかわらず、現役アイドルに負けないルックスと相変わらずの歌の実力をアピールした。11月20日に開かれたコンサートは、チケット予約受付開始2分で完売し、変わらない人気をもう一度実感させた。たった1日、1回だけのコンサートが残念ではあるが、彼らにもう一度会うことができてファンは幸せだ。

一言コメント:第1世代アイドルの再結成ニュースはいつでも“ウェルカムバック”


デビュー17年、god

メンバー:キム・テウ、デニー・アン、パク・チュニョン、ソン・ホヨン、ユン・ゲサン
デビュー:1999年、1stアルバム「Chapter 1」


2005年、7thアルバムを最後に引退したgodが9年ぶりに再結成した。何より、俳優になるために脱退していたユン・ゲサンまで加わった、全員でのカムバックだった。godのカムバックニュースは、全国の隠れていたファンたちを世の中に連れ出し、1990年代に学生時代を送った20~30代世代のノスタルジーを刺激した。godは“国民的グループ”という言葉にふさわしく、アルバム収益金全額を旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者のために寄付し、活動をさらに有意義なものにした。「みにくいアヒルの子」の成功に続き、8thアルバム「Chapter 8」を発売し、godは待望の全国ツアーコンサートを開催した。ツアーファイナルとなった蚕室(チャムシル)主競技場には4万人余りのファンたちが集まって、第1世代アイドルの底力と冷めない人気を証明し、もう一度韓国に“godシンドローム”を巻き起こした。今後もこのシンドロームは続くと見られる。12月9日には新曲をリリースし、16日から年末コンサートを開催する予定だ。

一言コメント: MBC「育児日記」のあのジェミン君が今年高校2年生だそうです。


デビュー11年、SUPER JUNIOR


メンバー:イトゥク、ヒチョル、イェソン、カンイン、シンドン、ソンミン、ウニョク、ドンヘ、シウォン、リョウク、キュヒョン
デビュー:2005年、1stアルバム「SUPER JUNIOR 05」


2005年当時としてはやや異例の12人という大人数でデビューしたSUPER JUNIOR。その中で中国市場を狙って中国人のハンギョン(韓庚、現在は中国で活動中)をメンバーとして投入し、韓国国内外で自由に活動できる基盤を築いた。中国市場での成功の可能性を念頭に置いたSMエンターテインメントの先見の明は的中し、SUPER JUNIORは中国のみならず、アジア、ヨーロッパでもファンを獲得し、成長していった。しかし、SUPER JUNIORの長寿の秘訣は何と言っても多くのメンバー数によるところが大きい。これまで大小様々なことがあり、静かな日がなかったSUPER JUNIOR。彼らだけの見えない友情と信頼をもとに誰一人も逃さなかった。もちろん、問題を起こしたメンバーをかばってばかりだと非難されただろうが、SUPER JUNIORはメンバーたちのミスや不仲説も笑いのネタにし、親しみやすさでアプローチした。そのため、社会的な物議を醸したカンインや、活動中に結婚したソンミンが入隊でしばらくグループを離れても、大きく揺れることはなかった。海外活動の基盤もきちんと築き、またメンバーたちの多くが入隊済みであるため、もうSUPER JUNIORのファンたちは安心だろう。

一言コメント:全員揃ったSUPER JUNIORのステージが早く見たいです。


デビュー10年、BIGBANG

メンバー:G-DRAGON、SOL、T.O.P、D-LITE、V.I
デビュー:2006年、シングル「BIGBANG」


2006年7月、Mnet「リアルドキュメンタリーBIGBANG」で初めて顔を知らせたBIGBANG。サバイバル形式で行われたこの番組でYG ENTERTAINMENTは6人の練習生のうちチャン・ヒョンスン(現在BEASTのメンバー)を除いた5人を構成し、今のBIGBANGを誕生させた。この時は事務所の枠にはめられた企画型アイドルの一つだと思われていた。しかし、デビュー初期から作詞・作曲・編曲・ダンス・コンセプトにメンバー全員が参加し、他のアイドルとの差別化を図った彼らは、すべて音楽で勝負した。盗作論争が起きれば、そのアーティストと共に制作をして音楽で論争に立ち向かい、数年間アルバムの発売が遅れてファンから不満の声が上がっても、アルバムのクオリティを高めることにじっくり時間を投資した。そして完成度の高い音楽とステージで長く待ったことを償った。だからBIGBANGは時間が経つにつれてさらに期待してしまうグループだ。次はどれだけ良い音楽とパフォーマンスで我々の目と耳を楽しませてくれるだろうか。

一言コメント:早く新しいアルバムを聞かせてください~。


デビュー9年、Wonder Girls

メンバー:ユビン、イェウン、ソンミ、ヘリム
デビュー:2007年、シングル「The Wonder Begins」


2007年デビューしたWonder Girlsは、現存するK-POPアイドルの中で、頻繁なメンバー交代、脱退、再加入など、紆余曲折を経てファンたちを一番ドッキリさせたガールズグループだ。2008年「Tell Me」「So Hot」「Nobody」が3連続メガヒットして順風満帆だったが、海外での活動を宣言して突然アメリカに行ってしまった。突然のアメリカ行きという選択に疑問の声も上がったが、多くの人々はK-POPをアメリカに宣伝して広めることを応援していた。しかし、大きな成果もなく1年6ヶ月で韓国に戻ってきたWonder Girlsは、ソンミの脱退、ソヒの女優転向、そしてリーダーで中心軸だったソネの結婚のため、事実上グループ活動を中断せざるを得なかった。ソネの結婚と出産のニュースはK-POPアイドル界においては衝撃的な出来事だった。まだ若い現役アイドルが結婚することも驚きだが、出産後に育児に専念するという決定は例を見ないことであるためだ。そして3年のブランクの末、Wonder Girlsは以前のコンセプトを全て捨ててガールズバンドに変身し、2015年カムバックした。このアルバム「REBOOT」はメンバーたち自らが演奏を行っただけではなく、タイトル曲を除く全収録曲の作詞・作曲に参加し、シンガーソングライターとしての能力を見せつけた。Wonder Girlsの今回の変身は再起に成功して寿命延長の道を開き、しばらく低迷していた第2世代ガールズグループのライバル戦で再び少女時代と肩を並べることになった。

一言コメント:メンバー交代と脱退はもう十分!


デビュー9年、少女時代

メンバー:テヨン、サニー、ティファニー、ヒョヨン、ユリ、スヨン、ユナ、ソヒョン
デビュー:2007年、シングル「また巡り会えた世界(Into The New World)」


もはやどのような言葉が必要だろうか。2007年にデビューし、現在名実ともに不動のガールズグループの第1人者である少女時代。現存するK-POPガールズグループの中で、キャリアはもちろん、認知度、ファン層、影響力、話題性などあらゆる部分でダントツだ。もう少女よりも女性という言葉が似合う年齢になったが、デビュー当時から今までステージ上の彼女たちはいつも変わらない。いつも新しいコンセプトで登場し、少しの誤差もないダンスで人々の視線を捉える。しかし、昨年根強いファン層を持っていた元祖メンバージェシカがグループを脱退し、メンバーたちの恋愛や破局のニュースまで相次いで報じられ、少女時代に“危機説”が浮上した。しかし、7月には8人体制でシングル「PARTY」をリリースしてカムバックし、危機説を払拭した。その後発売したフルアルバムのタイトル曲「Lion Heart」と「PARTY」は合わせて19冠に輝き、もう一度“少女時代パワー”を証明し、昨年10月にソロアルバムを発売したテヨンもチャート上位にランクインした。やはり容易に崩れるわけがない少女時代だ。

一言コメント:もし結婚しても少女時代は続けてください。

記者 : キム・ソジョン