Vol.1 ― INFINITE ホヤ「スエ先輩に褒められて、演技がもっと上手になりたいと思った」

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写真=マイデイリー DB
INFINITEのホヤ(本名:イ・ホウォン)は、SBS水木ドラマ「仮面」(脚本:チェ・ホチョル、演出:プ・ソンチョル)でピョン・ジスク(スエ)の弟ピョン・ジヒョクを演じた。ピョン・ジヒョクは家計が苦しくなると銀行強盗を考えるほど世間知らずな人物だが、だんだん成長していく姿を披露する。

ホヤは「仮面」にキャスティングされた同時、万全の準備をした。ホヤは今まで一度も行ったことがない葬場、納骨堂などに行ってその雰囲気を覚え、銀行にも訪れた。すべてが「仮面」のピョン・ジヒョクを演じるためだった。

「『仮面』にキャスティングされてから心構えが変わりました。『応答せよ1997』の時は演技が初めてで、監督が自然な演技を望んだので負担を感じなかったです。それに、俳優たちが皆若者だったので気楽に演じることができました。当時はアドリブも多かったです。しかし今は、真剣な役柄なので責任を感じることになりました」

写真=SBS「仮面」放送画面キャプチャー
専門的に演技を学んだことがないホヤは、初めて演技の先生のもとを訪れた。個人的にレッスンを受けていたホヤは、他の俳優たちが練習する姿が気になって練習室を訪れ、彼らと共に演技力を磨いた。

「演技の先生に直接会って、たくさん学びました。そして、その先生が指導する授業にも出席したことがあるのですが、電気を消した状態で一つの状況を提示し、その感情に合わせて演技するのがテーマでした。暗くなり、「恋人との別れ」というテーマが与えられたのですが、他の練習生たちは歩き回りながら涙を流し、嗚咽していました。初めは困惑しましたが、その後は僕も同じように演じていました。それが演技にとても役立ちました」

ホヤ(本名:イ・ホウォン)の幼い頃のスターは女優スエだった。スエのデビュー作から彼女の出演作を何度も見た。ホヤはスエのルックスはもちろん、演技に至るまで彼女の全てを見てきた。ホヤにとってスエは言葉通り、キラキラ光る夜空、届かない“スター”だったが、彼は空へ飛び上がり、そのスターの隣に立てるようになった。

「僕がスエ先輩のファンだったと言ったら、ただのお世辞だと思われるかもしれないと思い『先輩、先輩の出演作全部見ました』と言いました。本当です。全部見ました。本当にスエ先輩が好きで、ファンだったので。一緒に共演できるだけでも光栄でした」

スエとの共演はホヤにとって感激と同時に負担を感じる時間でもあった。ホヤはスエとの撮影で完璧で自然な演技を見せるべきだと思った。その全ての過程は簡単ではなかった。ホヤはスエをはじめ、「仮面」に出演中の先輩たちに、簡単に得られないことを学び、感じた。

「本当にたくさん学びました。スエ先輩は演じる姿を見るだけでも勉強になりました。そして序盤以降は、僕が本当に気になっていたことを伺ったんですが、答えが胸に刺さったんです。スエ先輩が、笑っていたのにすぐに悲しいシーンに没頭したんです。それで『どうすればすぐに感情を入れ替えることができるんですか?』と聞いたら、『私たちの人生は突然すぎるじゃない。幸せだったのに、急に悲しいことが起きたり、その逆だったりしてね。それ自体が私たちの人生よ』と答えてくださいました。本当に忘れられないアドバイスでした。そして、僕の両親役のチョン・ドンファン、ヤン・ミギョン先輩にも本当に助けられました」

そうやってスエとの共演に慣れてきたころ、ホヤはスエの褒め言葉に「演じてよかった」と思った。褒められたら、もっと上手になりたいとも語った。

「スエ先輩とのシーンで、僕が話してスエ先輩涙をこぼすシーンがあったんです。僕が演じるとき、スエ先輩が号泣しました。感情がこみ上げてきたようです。そしてスエ先輩が『君、本当に演技が上手だね』と褒めてくれました。そう褒められると嬉しかったし、もっと上手になりたいとも思いました」

スエに褒められ、演技力を認められたが、ホヤは幼い頃のスターだったスエと仲良くなるのは難しいと語った。単純な感情よりも、複雑で微妙な感情を演じなければならなかったため、撮影現場でプライベートな話をする機会がなかったという。まず、打ち上げパーティーをきっかけに連絡先を教えてもらいたいと話した。

「先輩とはまだ仲良くなれたと思っていません。その機会があまりなくて残念です。でも、たまに気になることは伺ったことがあります。すると、本当に優しく答えてくださるんです。ドラマが終わっても時々、連絡したいなと思っているんですが、僕が勇気を出して連絡先をお聞きすることができるか分かりませんね」

写真=SBS「仮面」放送画面キャプチャー
ホヤは「仮面」の撮影現場での経験と学習まで加えられ、俳優としてさらに成長することができた。ベテランの先輩との共演でも自然な演技を披露して好評を得た。まだ実力が足りず、学ぶことが多いと話すホヤの姿は、今後俳優としての姿に対する期待をさらに高めた。

「次期作ですか?いろんな役を演じたいですが、サイコパス演技に挑戦したいです。『カプトンイ 真実を追う者たち』のようなキャラクターです。演技の先生が、そのようなキャラクターを僕が上手く演じることができそうだと話してくれました。もちろん恋愛模様のあるメロドラマもいいですね」

記者 : チェ・ジエ