「君に泳げ!」イ・ジョンソク“1人を選ぶならウォニルのようなタイプがいい…恋愛するととても面白いと思う”

Kstyle |

映画「君に泳げ!」で天才スイマーと評されながらも深い挫折と味わうオリンピック代表候補選手ウサンをクールに演じたイ・ジョンソク。ドラマ「君の声が聞こえる」「ピノキオ」など、良質な話題作への主演をこなし、今、韓国で最も勢いにのる若手実力派俳優に駆け上がったイ・ジョンソクが、映画初主演作「君に泳げ!」の舞台裏をたっぷり語ってくれたインタビューをお届けする。

―「君に泳げ!」に出演を決めた理由は何でしょうか?

イ・ジョンソク:「シークレット・ガーデン」への出演が終わってから、チョ・ヨンソン監督が最初にラブコールを送ってくださいました。僕のことを信じてくださった監督を信頼して出演を決めました。さわやかな青春像を描いた映画に対する期待感もあったので「君の声が聞こえる」と並行してでも撮影に臨みました。

―初めての映画出演だと思いますが、ご覧になった率直な感想は?

イ・ジョンソク:撮影後、映画を見た時、カッコよくきれいにスクリーンに映っていて気分が良かったですね。「君の声が聞こえる」と並行して撮影しなければいけなかったので、とにかく忙しくて無我夢中で大変だったことも思い浮かびますが、もうちょっと何とかしたかったなと思うところが多いです。

―イ・ジョンソクさんが演じたウサンの魅力はどこにあると思いますか?

イ・ジョンソク:ウサンは自尊心がとても強いキャラクターでした。自分にとても自信があってプライドを持った人物だったのでそれが魅力でしょうか。その部分は私とは違うところなので、演技する時により一層魅力的に感じられました。

―オリンピック候補の水泳選手という設定ですが、作品のために特別にトレーニングしましたか?

イ・ジョンソク:映画のために水泳を特別に習いました。水泳を習うのは初めてで、練習初日にクロールをなんとかマスターしたのですが、監督から水泳の才能があるみたいだと言われたのを思い出します。水泳を習うのは特に大変ではなくて面白くていい思い出として残っています。水泳選手の役で水着を着て露出するシーンが多いので、トレーニングと合わせて筋肉をつけるために食事メニューで調節していったのですが、そちらのほうがむしろ大変でした。


「ソ・イングクさんとの共演…“やっぱり年上の兄貴だな”と」

―共演したソ・イングクさんの第一印象と実際に撮影をしてみた後の印象はいかがでしたか?

イ・ジョンソク:第一印象は愛嬌があって明るい印象だけだったんですけど、実際に会ってみると落ち着いたところもあって、“やっぱり年上の兄貴だな”と思いましたね。見習うべきところが多い、いい人だなと感じました。俳優としては演技がうまくて、センスのある俳優だと思います。

―ユリさんの第一印象と実際に撮影をしてみた後の印象はいかがでしたか?

イ・ジョンソク:ユリさんの第一印象は、とても明るくてきれいでかわいかったですね。そばにいるといつも明るい感じ?! 同い年なのですぐに親しくなれたし、話もよく合いました。おかげで撮影現場はとても和気あいあいで、かなり気持ちよく撮影ができました。

―ユリさんとのシーンでは、シーツを干しているところのシーンとタッパル(鶏の足) を食べているところのシーンが印象的だったというファンの意見が多かったのですが、ユリさんとの撮影で何か面白いエピソードはありますか?

イ・ジョンソク:「シャンプーいい匂いだ」って言うシーンが記憶に残っていますね。撮影の時はちょっとキザな感じがして照れ臭いなあと思ったんですが、いい感じのシーンになっていたので幸いでした。ユリさんとの恋愛シーンもありますが、さわやかな青春を描いたシーンになったようでうれしかった嬉しかったですね。

―気に入っているセリフやシーンがあれば教えてください。

イ・ジョンソク:映画の終わりのほうに、ウサンが父親に抱かれて熱い涙を流すシーンがあってとても記憶に残っていて気に入っています。それから劇中、プライドの高いウサンは、父親の一言によくカッとなってしまうのですが、撮影が終わってからもウサンを演じたのが抜けなくて、しばらくは感情を抑えなければいけなかった記憶が……。そしてライバルだったウサンとウォニルが心を開くシーンも気に入っています。


「泳ぐシーン…大変だったけど、それがとても記憶に残っている」

―NGが最も多く出たシーンやとても苦労したシーン、それから特に記憶に残っているシーンがあれば教えてください。

イ・ジョンソク:泳ぐシーンが多くて、やはり泳ぐシーンはNGが多かったんです。ずっと水泳のシーンばかりが続くので体力的にくたびれてしまうこともありました。でも簡単に撮り直しができるような環境ではなかったので、集中して撮影しようと努力しました。大変なところもあったのですが、それがとても記憶に残っていますね。

―ウサンはよくヘッドフォンで音楽を聴いていたのですが、ジョンソクさんご自身は普段音楽を楽しんで聞くほうですか? もし撮影現場でよく聞く音楽があれば教えてください。

イ・ジョンソク:いつも音楽は聴いています。移動時間の間とか、休憩の時に音楽をよく聴いています。私は歌の歌詞を重視するタイプなので、バラードが好きです。聞いているとその歌、歌詞の世界に入り込んで悲しい感情や、嬉しい気持ちなど、色々と感じられるからです。

―もし自分がジョンウンだったらウサンとウォニルのどちらを選びますか?

イ・ジョンソク:実際、ウサンと恋愛するとロマンティックで積極的な部分もあって、ほとんどの女性たちが持っている恋愛のロマンを満たすことができそうですよね。もしウサンから愛される立場だったら、とてもいい気持ちだと思うんですね。でも2人のうちから1人を選ベというなら、僕はウォニルのようなタイプがいいです。ウォニルと恋愛するととても面白いと思うので。


「ストレス解消は食事…和気あいあいと食事をする時間がとても好き」

―忙しいスケジュールの中、ジョンソクさんだけの特別な健康管理法やストレス解消法はありますか?

イ・ジョンソク:食事の時においしいものを食べれば、大変なことやストレスの解消になります。だから一緒に苦労しているスタッフたちとも、いろいろな料理を選んで和気あいあいと食事をする時間がとても好きです。

―俳優として尊敬する先輩俳優や目標としている俳優は?

イ・ジョンソク:キム・サンジュンさん、ユ・ジュンサンさんです。俳優として、かっこよく年齢を重ねているようで憧れますし、尊敬する先輩です。また、俳優としてもそうですが、私生活でも本当に素敵な人生を過ごしているようで、それがとても素晴らしくて、うらやましくて、私もあんなふうに年を取って、段々とさらにかっこよくなりたいです。

―最後に日本のファンのみなさんに、「君に泳げ!」の見どころ、メッセージをお願いします。

イ・ジョンソク:「君に泳げ!」は日常に疲れて、つらいことがある時、気楽に楽しめる作品です。僕たちの青春がいきいきと描かれた映画……僕たちと同じ青春真っ只中の方ならば共感し、青春を思い出す世代の方々はあの頃の記憶に浸ってくださればいいと思います。ぜひ、さわやかな青春のストーリーを楽しんでください。またぜひ、お会いしましょう。



「君に泳げ!」 8月5日(水) 発売
Blu-ray/DVD 各¥4,700+税 ※レンタル同時スタート
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
公式サイト:http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/oyoge/
(C)<NO BREATHING> SPC All Rights Reserved

記者 : Kstyle編集部