ファン・チヨル「INFINITE ホヤ&ソンギュ、最も愛着を持つ教え子」

OSEN |

写真=HOWエンターテインメント
歌手出身のボーカルトレーナー、「不朽の名曲」で再発見された宝石。歌手ファン・チヨル(33)は、もう一つの挑戦を準備している。2007年に歌手としてデビューして長い無名生活を経験し、ボーカルトレーナーとしての活動を経て再び歌手に戻るまで長い時間が必要だったが、だからこそより嬉しく、大きな意味を感じている。

ファン・チヨルはケーブルチャンネルMnetの「君の声が見える」に出演し、再び歌手としての存在感をアピールし始めた。その後、KBS 2TVのバラエティ番組「不朽の名曲2」を通じて一気に大衆を魅了した。整った顔立ちが目を引き、重みのある歌声が与える深い響きが大衆に感動を与えた。9年目の“中古新人”から一気に“不朽の宝石”に浮上した。

「本当に大きく変わりました。生活的な面でもそうですし、僕に気づいてくださる方が増えました。ファンクラブもできて応援もたくさんしてくださいます。ボーカルトレーナーの時は学生や他の人のためのスタッフでしたが、今では僕を管理するスタッフがつくようになったのも変わった部分です」

彼は最近行われたOSENとのインタビューで、音楽業界にデビューしてから無名時代やボーカルトレーナー時代を経て、ファン・チヨルとして再起するまでの過程を話してくれた。生活苦に悩まされながらつらい日々をすごしたが、最後まで音楽に対する希望を手放さなかった。

ファン・チヨルは2007年にチヨルという名前で「一度だけ」を発表し、音楽業界にデビューした。その後、015Bの客員ボーカルやWednesdayのメンバーとして活動するなど、しっかりとした実力を誇ってきた。一夜にしてスターに浮上したのではなく、地道に積み上げた実力がついに光を浴びるようになったのだ。

「実は最初にソウルに来たときは、大成功できると思っていました。当時周りのスタッフたちにも勝算があると言っていて、『ユン・ドヒョンのラブレター』に出演したことがあるのですが、反応も良かったんです。しかし、事務所もうまく行かず生活苦に悩まされ続け、28歳からトレーナーを始めることになりました」

ファン・チヨルはトレーナーとして活動しながらも自己管理に集中した。生徒たちに教えながら確実な音楽的信念を持たせるために努力し、自分のために作曲の勉強にも没頭した。今の引き締まった体も自己管理が好きな彼の努力の賜物だった。

写真=HOWエンターテインメント
「トレーナーとして活動しながら作曲の勉強もして、自分に投資する時間が多かったんです。その時に知り合った方の紹介でINFINITEのソンギュとウヒョン、LOVELYZに出会いました。ウヒョンとソンギュが『不朽の名曲』に出演することになったのですが、その時僕もスタッフとして同行しました。メンバーと一緒に練習しながら舞台を見守りました」

“ファン・チヨル”を説明する数多くの言葉の中に“INFINITEのボーカルトレーナー”、“イム・ジェボムが認めた声”がある。特に彼はINFINITEだけでなく、彼らと同じ所属事務所のガールズグループLOVELYZも担当し、指導してきた先生だ。長く見守ってきた教え子たちであるだけに、彼らが舞台に立った時も、これから一緒に舞台に立つ日を考えることも嬉しいという。

「LOVELYZのメンバーもそうで、感慨深いです。INFINITEのホヤに愛着を持っています。ラッパーですが、歌に対する意欲があり、他の練習生といる時もたくさん練習します。ホヤとソンギュは強い愛着がある教え子たちです」

アイドルの傍でサポートしてきたトレーナーだが、ファン・チヨル本人もまたアイドル顔負けのルックスだ。年齢に比べて非常に若く見える整った顔と引き締まった体が“野獣アイドル”の元祖に見える。しかし、本人はアイドルになりたいと思ったことがないという。10年前に戻りアイドルグループとしてスカウトされたとしても、受け入れるかどうか分からないという。実際彼は本来ソロ歌手ではなく、ボーカルグループとして活動を準備していた。しかし、あまりにも声のトーンが強烈でソロに方向転換したという。

「アイドルは本当に素晴らしいと思います。アイドルだからこそできることがあると思います。ソンギュとウヒョンが『不朽の名曲』に出演したときも感じましたが『訳もなくINFINITEと呼ばれるわけではないんだ。人気を集める理由があるんだな』と思いました」

最近グループGEEKSの所属事務所のHOWエンターテインメントと専属契約を締結したファン・チヨルは、再び歌手としての跳躍を準備している。正確な日程は決めてないが、彼が求める“音楽であらゆることを伝えられる”歌手になるために、また地道に階段を登っている。

「音楽は真摯な気持ちが重要というのが僕の信念です。未来に対する大きな計画は立てられませんでしたが、ゆっくりアルバムを準備しています。目の前にあるのがあまりにも大きく、それに全てをかけて歌手ファン・チヨルのイメージをお見せしたいです」

記者 : ソン・ミギョン