コンサートまで影響及ぶか…新型ウイルスMERS、韓国での感染拡大で注意喚起

OSEN |

写真=映画「FLU 運命の36時間」画像
韓国で中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)の防疫システムへの不信が拡大する中、劇場や公演会場にも影響が及ぶのではないかと業界は神経を尖らせている。

まだ具体的な対策は用意されず、事態の推移を注意深く見守っている。映画館や公演界は2009年に新型インフルエンザが流行した際に少なからず打撃を受けたため、今回の事態の早期収拾を切に願っている。

不特定多数が集まり、1時間以上同じ空間で呼吸する映画館やコンサート会場は伝染病が蔓延しやすいため、感染症が拡大する度に避けたい場所1位に上がる。

2009年に新型インフルエンザが流行した際は、大多数の公演会場と映画館が手を消毒する場所を設け、観客を対象に防疫を実施した。手の消毒に果たして効果があるのかを疑う観客を説得したり、消毒による入場の遅れに対応するなど、関係者たちは非常に苦労した。

まだ正確な感染ルートが明らかになっていない上、最初の患者の管理がずさんだったことで、さらに不信が拡大している。しかし、今のところ非常事態の拡散だと判断しておらず、強制的な防疫指針はないと伝えられた。

ある映画館の関係者は「劇場が自主的に判断して防疫を実施することはできるが、まだ推移を見守っている状態だ」と話した。

記者 : イ・ヘリン