チン・ジヒ「初めての主演作『ソナム女子高探偵団』…最終回を見ていたら涙が出てきた」

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チン・ジヒが子役から主演女優に生まれ変わった。今はもうその肩書が不自然ではない。ドラマの中心でしっかりと劇をリードし、立体的に表現した。いつのまにか“パンクットンク”という流行語で有名になった少女が、一人前のレディーに成長した。

チン・ジヒは韓国で3月18日に終了したJTBC水曜ドラマ「ソナム女子高探偵団」(脚本:シン・グァンホ、演出:ヨ・ウニョク、ユ・ジョンファン)でクールな女子高生アン・チェユル役を務めた。最初は探偵団のメンバーたちを警戒していたが、いつの間にか交わり、探偵団の顧問として活躍する人物だ。

「もう終わりだなんて残念だ。もっと撮影したい。実感が沸かなかったけれど、最終回を見ていたら涙が出てきた。愛着のあるドラマだからさらにそうだったんだと思う。『ソナム女子高探偵団』は私の初めての主演作であり、初めての挑戦だった。一生忘れられない作品だ」


探偵団メンバーの深い友情

チン・ジヒは「ソナム女子高探偵団」の主要キャストの中で最年少だった。年上のカン・ミナ、Girl's Day ヘリ、イ・ミンジ、ステファニ・リーと少女探偵団として活動した。みんな年上だったが、親しくなった。ドラマの中だけでなくリアルでも親しくなった探偵団は、集まると笑い声が止まらないという。

「お姉さんたちとのグループチャットルームがある。最終回を見ながらチャットした。みんな何をしているのと聞いたり。昨日の最初の発言が誰だったかは覚えていないけれど、お姉さんたちとのやりとりはいつも楽しい。現場の雰囲気もすごく良かった」

探偵団が依頼を受けたエピソードの中で一番記憶に残っているエピソードを聞くとチン・ジヒはキム・ミンジュンが関係していた最後の事件を挙げた。

「チェユル(チン・ジヒ)が依頼した事件が一番記憶に残っている。他のエピソードは2話で終わったけれど、これは1話から14話までヒントを与えながら疑問をふくらませていった。そして、エンディングが探偵団のすべての内容を説明したのだ。13話、14話が終わる前にハ・ヨンジュン先生(キム・ミンジュン)との複雑な構図が終わり、母(イ・スンヨン)との関係も緩和しなければならなかった。感情が複雑で容易ではなかった」


プロデューサーたちに感謝

「ソナム女子高探偵団」はバラエティ界のスタープロデューサーヨ・ウンヒョク責任プロデューサー(CP)の初めてのドラマ演出作だった。彼はユ・ジョンファンプロデューサー(PD)と共に2話ずつ共同演出を務めた。チン・ジヒは二人に感謝の気持ちを伝えた。

「ヨ・ウンヒョクCPの初めての言葉が『僕は女性同士の喧嘩は止められない』だった。面白い方だ。撮影現場も和気藹々とした雰囲気だった。父のような一面を見せてくれた。すごく気持ちが楽だった。ユ・ジョンファン監督はたくさん気遣ってくれた。感情が自然につながるようにと、撮影を順番に撮れるよう調整してくれた。おかげで感情がしっかりとつながったと思う」

チン・ジヒは今回「ソナム女子高探偵団」のOST(劇中歌)にも参加した。初めての主演作でOSTまで歌い、多才多能な魅力をアピールした。「私が君に」の話を出すと恥ずかしそうに微笑んだ。

「普段から歌を歌うことは好きだけど、もともとOSTを歌う計画はなかった。最初はBGMとして使う予定だったものが、引き続き使われることになり、OSTとして作られた。良い経験になった。機会があればまたやってみたい。挑戦は最初だけが怖いんだと思う(笑) 今度はちゃんとしたOSTを作ってみたい」


高校入学後、心理学サークルに入った

チン・ジヒは今年中学を卒業し、高校に入学した。新しい学校、友達、先生など慣れない環境だが前向きな姿を見せた。

「友達も親切だし、先生もすごく心配してくれる。雰囲気がいい。うちのクラスは勉強をする時は勉強し、遊ぶ時はしっかりと遊んで情熱的だ。問題は勉強だ。勉強に早く適応しなければならないと思う。高校生になると確かに学業の難易度が上がった」

1年前、TVレポートとのインタビューで心理学に興味があると明かしたチン・ジヒは、今も変わらず興味を持っており、最近心理学サークルに入ったと打ち明けた。

「心理学サークルに入ったけれど、ピアカウンセリングとは違う。ピアカウンセリングは心を開いて話せて、いい友達になるものだけど、心理学サークルは心理を大切にしている。この前は映画『トゥルーマン・ショー』を見た後、人間の本質について話し合った。深すぎるのかな? そう思われるかもしれない(笑)」

記者 : ファン・ソヨン、写真 : キム・ジェチャン