神話、さらに深まったデビュー17年の絆を語る…「解散?神話は今もing」

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写真=シンコムエンターテインメント
神話(SHINHWA)は愉快だった。デビュー17年になるグループの貫禄が感じられた。12枚目のフルアルバムは神話がこれまでどのようにその地位を固めてきたのかを示す証拠だ。神話はこの記録に沿ってまた別の“神話(Legend)”を生み出すため、休まず走っている。むしろ「17年になったが、これからがもっと楽しみで、頑張らなきゃいけないと思う」と強調した。

26日の12thフルアルバム「We」の発売を控えて会った神話は、ときめき半分、緊張半分の様子だった。すでにデビュー17周年を迎えているが、新曲の発売を前にするとやはり様々な感情が入り混じるようだった。カムバックステージが近づいてきただけに、マスクをしてのどの管理にも気をつけていた。カムバックと共に来月のコンサートまで準備しており、ストレスは倍増したが、持ち味である固い絆と愉快な雰囲気で気持ちの良いインタビューになった。

以下は23日にソウル新寺洞(シンサドン)の某カフェで会った神話と交わした一問一答である。

―今回のアルバムからは神話の意気込みが感じられる。宣伝もそうだし、たくさん準備したようだ。先に自慢話を聞かせてほしい。

チョンジン:これまでのアルバムもそうだが、いつも頑張って準備している。この前、メンバーたちとの結束力をさらに高めるため、これまで言えなかったことを話し合う時間を作った。17年間言えなかったことを取り出したりするくらい残念だった話などをした。エリックさんの主導で集まった。これまでコンサートやアジアツアーをしながら飲み会でも真剣な話をしたことはあまりなかった。始める前に心を固めることになった。その時間のおかげで、もう少しケリをつけて話せる感じがした。このような感じは初めてだと思う。満たすべき部分は満たさなければいけないと聞いた。そんなことを先に感じてから始めることになった。もう少し意味があって、新しいんじゃないかと思う。

神話の未来についてもたくさん話した。これまでやってきた通り、もっと一生懸命しなければならないと思った。17年目になるが、これからがもっと楽しみだ。お互いに才能があって頑張っている部分についてはメンバーたちがもっとサポートしてあげようと話をした。気持ちの良いスタートだ。

―主にどういう話をしたのか?

エリック:「ヒーリングキャンプ」の収録をしながら、お互いに良かったことや残念だったことを話した。普段は気を遣って言わずに済ませていた部分だったが、いざ取り出して話してみたらそれが良かった。次の日にチョンジンの家で番組では言えなかったことを話した。僕たちが番組ではできなかったこと、一人ずつ良かったこととイヤだったことを話して、一度全部聞いてあげた。僕たちだけだったのでオフレコ話が多かった。ほとんどがそうだった。話をしてから絆ももっと深まったような気がしたし、誤解も、我慢して言わずにいた部分も、理解できるし、我慢できると思った。

―スケールは大きくなったか?

ヘソン:前に比べて大げさに準備して宣伝したり、放送するわけではない。「Venus」以降、地道にやっているという感じだ。毎回アルバムを出す度にプレッシャーがあることは事実だ。一生懸命やっている感じがすると言われて嬉しい。

「無限に挑戦-土曜日、土曜日は歌手だ」(90年代特集)ブームが起こった。僕が言うのもあれだが、昔の仲間や先輩方がまた注目され、活動しているのを見ると嬉しい。僕たちは以前出した歌で再び活動するのではなく、昔のアルバム以降、今現在活動している歌手たちと競争し、一緒にステージに立つことを誇らしく思った。やりがいを感じる。

写真=シンコムエンターテインメント
―どういう部分がプレッシャーになるか?

ヘソン:「This Love」のせいでプレッシャーをすごく感じる。当時のステージでさえも多くの人々に愛されたし、何度も1位になった。もしかすると今回はあのときより注目されなかったり、それほど1位になれなかったりするかもしれないが、そうなると「もう厳しいんじゃないか」と思うだろう。

エリック:「This Love」で一番トロフィーをたくさんいただいた。すぐ前のアルバムなので(プレッシャーがある)。

―昨年godが成功したことを見てどう思ったか?

ヘソン:本当に良かったと思う。こんなことを考えてみた。どこかのグループがメンバー全員揃って活動を再開するなら、僕たちと同じような時期に活動していたグループと一緒に活動できればいいなと思った。前回はイ・ヒョリさんが久しぶりにカムバックし、一緒に活動した。一緒に1位候補になったり。そういうことが特別な感じだった。応援している。

―今回のアルバムの話をしてみよう。神話らしいアルバムだと思っても良いか?

ヘソン:タイトル曲のダンスもそうだし、歌のスタイルもそうだ。強烈なステージを見せた「Perfect Man」「Brand New」「Wild Eyes」の感じを持っているし、神話によく合っていると思う。神話の特色に最近のトレンドを加えた感じだ。パワフルで強烈な視線を放つような強い印象を与える。ダンスもいい加減な感じではなく、本当にパワフルだ。

― そういえば、ある番組のインタビューで“激しいダンス”を修正したと話した。

ヘソン:危険な動きをしてケガをしたら大変じゃないか。

チョンジン:身体のことを考えるというか。経験があるので違った感じで踊る。セクシーな感じもあるし、節制の利いた感じもあるし、色々と表現できる動きだ。2014年版「Brand New」のような構成だ。全体的なダンスはヒップホップの雰囲気があるためか、その中で表現できるものは全てあると思う。パワフルながらもメンバーごとにアクセントがあって現代版「Brand New」と言える。ご覧になって頂きたい。僕たちはちょっと緊張している。

―今回のアルバムは自作曲が少し減ったと思う。

ドンワン:僕は効率よく仕事をしなければならないと思う。僕がミヌより(作曲を)早めに始めたが、ミヌは作曲がとても上手いので僕はやめた。この前チョンジンさんがまた曲を作れと説得してきた。次のチョンジンさんのアルバムに入れる(笑)

チョンジン:メンバーそれぞれ個別の活動があるから。ドンワン兄さんは作れないわけではなく、音楽の特徴が違うだけだ。神話ではなく、僕たちが兄さんの特色に合わせればもっと充実したアルバムになると思う。

写真=シンコムエンターテインメント
―今回のアルバムを作るにあたって、特に大変だったことは?

ヘソン:今回はミヌさんが一番大変だったと思う。アルバムを作るとき、6人のメンバーが同じ割合で参加することは難しい。誰かが責任を持ってリードする役割をしなければならないが、今回はミヌさんがしてくれた。大変だったと思う。

エリック:「Venus」で活動していたときは、久しぶりにカムバックしたこともあって、僕とミヌが一緒に準備期間から色々なことを頑張ったので、色々仕事が多いのに「久しぶりに曲も作ろう」と推し進めた面がある。今回のアルバムは僕がドラマの撮影で後から投入されたので、ほとんどミヌさんが曲の収集段階から後半のミキシングまで、最初から最後まで手掛けた。歌詞も書いてプロデュースもしたので自作曲まで求めることは難しかったと思う。

ミヌ:ただ良い結果が出ればいいなと思うだけだ。

チョンジン:ミヌ兄さんがすごく頑張ってくれた。さらに一生懸命やるだろうが、これからは僕たちも若くないからもっと参加しなければならないと思う。17年目なのにこれからもっと頑張らなきゃという気持ちになるのは、メンバーがいるからだと思う。

―アンディさんの気持ちはまた違ったと思う。

アンディ:まず神話のグループチャットで色々な話があった。苦言もあったし、頑張れと応援もしてくれた。準備するときはいつもアルバムに神経を集中させているため、他の話はあまりしない。アルバム、コンサートの計画、気を改めてもっと頑張ってみよう、大ヒット曲を作ってみよう、もっと上手くやらなきゃいけないという気持ちがある。僕がどうしたら役に立てるだろうと考えたりもした。バラエティにももっと出演しなきゃと思うが、慎重になる。もっと頑張って、ベストを尽くさなきゃという思いが頭の中で回っている。

―新年の計画は立てたか? 先日テレビで結婚について言及した。

エリック:(テレビで)メンバーの中で一番早くしたいと言ったが、今回のアルバム準備を頑張るので、今年はみんな結婚禁止だ。

チョンジン:(当時、番組のインタビューが面白かったという話をしながら)メンバー同士で話した時はもっと面白かった。長い間活動してきたけれど、ソロ活動をするときは近くに気楽に話せる人がいるとさらに楽しい。だから後輩たちと共感し合いたい。ありのままの姿を見せなければならないが、そうはできない部分もある。人間だから仲良くならないと性格が上手く出せないせいだと思う。17年目だが、こんなことも今からもっと学んで、頑張らなくてはという気持ちがある。

写真=シンコムエンターテインメント
―17年間一緒に活動してきても、知らない部分は多かったか?

チョンジン:時間が経てば当然のように分かることもあるけれど、毎年新しいことができるのでそれについて話した。昨年、一昨年に溜まったストレスや良くなかったことも全部過ぎてしまって、幸せに仕事に専念した。細かいことは知らなかったと思う。神話の枠内で話した。

エリック:例えば僕が個人的なことで文句を言う。メンバーはメンバーだからかばってくれたり、何も言わなかったりする。長い間そういう関係が当たり前のようになっていたので大きな問題にはならなかったけれど、受け入れる人の立場としては思い残すことがあるかもしれない。そんな本心が知りたかったし、そんな時間だった。

チョンジン:僕たちの話が多かった。僕たちの話も聞きたいし、エリック兄さんはメンバーの話を聞きたいという立場だったようだ。メンバー同士、本当に良かった。

ドンワン:メンバー間で誤解があるかもしれないから、その日主導してそういう時間を作ったようだ。確かめていく時期だ。あの時間のおかげで円滑に活動できるんじゃないだろうか。溜まるものもないし。この前、撮影中に人間はしごタワーを作るゲームがあった。エリックさんは腰の手術もしたのに、自分が先に柱をすると言った。重要な時はリーダーの役割をしっかり果たしてくれてると思う。最後まで持ちこたえて驚いた。

チョンジン:本当に柱みたいだった。

―デビュー17周年記念コンサートはどのように準備しているか?

チョンジン:僕たちの考えが変わった。頑張って準備した今回のアルバムの中から選んで良い楽曲をプレゼントしようとする考えだけでも、昨年の考えやマインドとは違う。今の状況で最大限のものを見せたいと思う。正直、すごく大変だと思うけれど、ファンや大衆のために見せるべきだと思う。いつもファンに新しい感じや歌を見せるべきだという信念。色々なものがあるが、来年は再び昔のように2人ずつペアを組んでみようかとも考えている。今回はありのままの姿をお見せする。

ヘソン:ある程度、歌手それぞれにコンサートの特色があるじゃないか。この歌手のコンサートはこんな感じ、というような。毎回変えることもできるだろうが、基本的には自分だけの特色を持っている。アルバム「Venus」でカムバックし、新しいコンセプトを4、5回しながら、神話だけの枠は作れたと思う。今回のコンサートも前回のコンサートのように突然変わるものではないけれど、神話だけの枠の中に新曲を追加し、少しずつ変化を与えたステージも追加した。

―たくさんの後輩が神話をロールモデルとして挙げるが、どんな先輩になりたいか?

チョンジン:正直、僕たちが長く活動しているからそう思ってもらえるんだろう。今は活動していない先輩だったら、言及してもらえるだろうか? これからもっとこの感じでメンバーと一緒に理解し合っていこうと思う。そういうふうに頑張っているうちに、そんな後輩たちにも長く活動して後輩に認めてもらえるような先輩になってほしい。正直、ソロ活動とグループ活動を両立するグループは初めてだと思う。なぜあえて解散してソロ活動をしなきゃいけないのか。僕たちを見たら後輩たちも上手くやれるんじゃないだろうか。

ヘソン:とてもありがたいし、彼らのロールモデルが変わらないよう頑張りたい。

チョンジン:神話はingだ。

記者 : ソン・ミギョン