「秘密の扉」ハン・ソッキュ vs イ・ジェフン、深まる葛藤…悲劇が近い

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「秘密の扉」放送画面キャプチャー
「秘密の扉」ハン・ソッキュとイ・ジェフンの葛藤がさらに深まった。

24日午後放送されたSBS月火ドラマ「秘密の扉」(脚本:ユン・ソンジュ、演出:キム・ヒョンシク)第19話では、イ・ソン(イ・ジェフン)により平民たちが科挙(クァゴ:朝鮮時代に行われた役人の採用試験)試験を受ける姿が流れた。

このニュースを聞いた英祖(ハン・ソッキュ)は憤怒した。彼は御栄大将ホン・ボンハン(キム・ミョングク)に平民たちを鎮圧し、試験を停止するよう命じた。イ・ソンの安危を聞くホン・ボンハンに英祖は「今国が滅びるところなのに国本の安危が問題か。私の手で死にたくなければ今すぐ試験を停止せよ」と叫んだ。

これにホン・ボンハンは御栄庁の軍事を動員し、試験場を訪れた。民たちとイ・ジョンソン(チョン・グクファン)が彼らを止めたが、殴られる民が増えるだけだった。ミン・ペクサン(オム・ヒョソプ)がイ・ソンに試験の中止を考慮するよう勧めたが、イ・ソンは意志を曲げなかった。チェ・ジェゴン(チェ・ウォニョン)の懇切な願いに鎮圧は中断され、平民が壯元(チャンウォン:科挙の1位)となった。

喜びもつかの間、英祖は大きく怒った。英祖はイ・ソンに全ての罪を問い、イ・ジョンソンを直接罰するように命じた。イ・ソンは英祖の命令を拒んだ。「言うことを聞かないと廃世子にする」という英祖の脅迫にイ・ソンは、いっそのこと邸位(世子の位)を諦めると立ち向かった。

イ・ジョンソンとチェ・ジェゴンは命をかけてイ・ソンを守ろうと奮闘した。自ら獄に入ったイ・ジョンソンは「やり直さなければならない。そのためには、私的な感情に巻き込まれてはならない」と助言し、チェ・ジェゴンは「情けないにもほどがある。邸下が小臣の弟だったならば、一発殴っているところだ」と遠くを見据えられないイ・ソンを強く非難した。

イ・ソンは悩んだ末、一歩交代した。英祖は「お前は何がそんなに簡単か。権力というのは、いくら踏ん張って守ろうとしてもいつどこから誰が現れて奪い取っていくか分からない、危ういものだ」と警告した。ただ、イ・ジョンソンと平民出身の及第者たちがイ・ソンを慰めた。イ・ジョンソンは「正しい決定だ。賜薬でも悦んで飲む」と流刑地に立ち、平民出身及第者たちは自ら官服を諦めた。彼らは皆、イ・ソンが朝鮮の君主になる日を待つと口を揃えた。

歴史的な事実をベースにした「秘密の扉」。その結末はすでに決まっている。この日の英祖とイ・ソンの鋭い対立は、彼らが悲劇に近づいていることを物語った。

「秘密の扉」は、韓国で毎週月火午後10時放送される。

記者 : キム・ユンジ