音楽、ファッション、恋…欲張りな彼女はソ・イニョン

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写真=CJ E&M
強烈なパフォーマンス、華やかなファッション、大胆な口調、ただならぬオーラ、新製品が大好きな魔女…数多いイメージの中で、ソ・イニョンは音楽に情熱を持っている歌手であり、恋に傷付けられた女性であった。そして、試練を経験しながら着実に成長してきた。


無茶なソ・イニョン?やっぱりソ・イニョン!

昨年10月のアルバム以来、ちょうど1年ぶりのカムバックである。引き続きレコーディングはしてきたので、アルバムを準備している途中にシングルで先に発売することになった。現在も多くの曲をレコーディング中だ。歌う姿を多く届けていきたい。次はフルアルバムでもミニアルバムでもしっかりとした一枚のアルバムを作り上げたい。

今回の新曲「思い出す」では、様々な相乗効果を生み出したかった。私自身とZion.Tの色はあまりにもはっきりしていて、声が合わないかもしれなかった。だが、その分ユニークな音楽が出来上がると期待していた。ミュージックビデオも様々なコンセプトで制作した。ソ・イニョンの音楽からファッションは欠かせない。落ち着いた音楽だからといって、そっちだけに方向を合わせてはいない。ソ・イニョン流で演出した。

どちらかと言うとソ・イニョンという名前で覚えている歌声のイメージは気が強い。だからこそ今回は特別に淡白に表現しようと、気を抜こうとした。歌の特性上、女性の本音を盛り込んで表現したかった。パフォーマンスを見せる曲で歌唱力をアピールすることにし、今回は聴きやすい歌に合わせて歌声も静かに力を抜いた。

新曲をリリースする度にコンセプトを変えている。無理やり清純に、大げさに包装しようとしているわけではなかった。ただ、様々な試みの中で人々が知らなかったソ・イニョンを届けようとした。歌に集中してほしいと思った時は他の装置は入れていない。そのような時は「清純コンセプト」という反応があった。

ソ・イニョン自身に大きな変化はない。ただ少しずつ成熟している。個人事務所になってから、とても大変だった。前所属事務所であるスター帝国のシン・ジュハク代表の気持ちを今は全て理解できる。スター帝国に10年間所属していた。シン・ジュハク代表が父のように何もかもケアしてくれた。事務所の経営は本当に大きなストレスとなる。それでも完成したら胸がいっぱいになる気持ちはもっと大きい。

機会があればライブを開催したい。規模は重要ではない。観客とコミュニケーションしながら、単独コンサートをやってみたい。私にはまだ見せたいものが多い。同時に、歌とビジュアル面ではいつも悩んでいる。どっちか一つしか選べられない岐路に立たされることがある。どっちも外すことはできない。これは私に付きまとう問題だ。もちろん歌なしでファッションだけが強調されたら残念だ。両方を満たせるような歌を歌いたい。

新曲を発売する度に音楽配信ランキングはできるだけ気にしないことにしている。プレッシャーを感じる瞬間、それがまたストレスになるためだ。ただ、長らくソ・イニョンは良い歌を歌っていたと評価されたい。もちろんファッションでも「やっぱりソ・イニョン」という反応を楽しみにしている。


気の強いソ・イニョン?堂々としたソ・イニョン!

「私たち結婚しました」ではお茶目な一面だけを披露していた。気の強いキャラクターを押して人気を博したが、失ったものも多い。もちろん「私は気が強くない」と言っているわけではない(笑) なので、音楽を通じて全く新しい姿を披露したいという願いもある。特に恋に傷付いた女性の心を届けたかった。

ソ・イニョンに対する誤解は、実は私のせいでもある。バラエティ番組に出演し、面白みを与えるためにやってきた部分があるからだ。芸能人はとりあえず面白く見せないといけない。だからといって、今になってすべてが誤解だったと、改めて見直してほしいと言っているわけではない。それは偽善にすぎない。これから私が少しずつ解決していくべき課題だ。

これからソ・イニョンは優しいイメージを求めたりはしない。音楽的に完成度のある歌手に成長していく。もし、バラエティ番組でまた面白くするために何かをやって批判があるとしても、一生懸命頑張るのが私の義務だ。もちろん悪質なコメントや誤解を受けると心が痛い。私がいかに気が強く見えても、傷つくのは同じだ。

セクシーさへの強迫観念はない。これ以上Jewelry的なパフォーマンスを見せるべきでもなく、私はもうそのような年でもないので(笑) もちろん私が見せられる部分があれば、いつでもする。依然人々が覚えているソ・イニョンのイメージは私にも残っている。その瞬間に似合うもの、人々の好みに合うものを上手くミックスして準備したい。

華やかなスポットライトが当てられていた頃、逆に私は幸せだと思っていなかった。ただスケジュールに合わせる生活を繰り返していた。毎日が辛かったのを覚えている。今のほうがもっと幸せだ。今は年齢もあるし、私が調整できると思う。すべての人の好みに合わせることはできないが、片方にあまりにも偏ってしまうのもいけない。

公開恋愛は常に負担に感じる。一旦公開してしまうと、深刻になる。熱愛が知られると、すぐにでも結婚という雰囲気になる。これからも私は非公開恋愛にする(笑) 芸能人と付き合っていないので、あまり噂にならないみたいだ。私の公開恋愛第1号は結婚のニュースになるだろう。ハハハ。

記者 : キム・イェナ