M.I.BのKangNam「日本でのあだ名は“木村拓哉”?今はノ・ホンチョル先輩に似ていると言われる」

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デビュー4年目にしてやっと“ブレーク”した4人組のボーイズグループM.I.BのKangNam(カンナム)に会った。JTBCのバラエティ番組「学校に行ってきます」で4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)だが温かい魅力で視聴者に深い印象を与えている彼は、韓国人の母を持つ日本人だ。考え方から食べ物の好みまで、完璧に韓国人だと話すKangNamは、韓国を一度も“外国”と思ったことがないという。韓国人よりも韓国人らしい彼の魅力は何なのか、“バラエティキャスティングNo.1”の彼に直接聞いてみた。

―最近では、バラエティのキャスティングNo.1だ。人気を実感しているのか?

KangNam:まず、かなり違和感があります。周りでは以前と違って写真撮影をお願いする方々も多く、サインを求める方々も多いので不思議です。最近は近所で「ホットだ」とよく言われますが、僕はただ運が良かったと思います。

―デビュー4年目にしてやっと顔を知らせた。今まで精神的に苦労したと思うが。

KangNam:それは、僕だけが感じる感情ではなく、芸能人を夢見て、無名の時代を送っている人々なら誰もが経験していることなので、あまり気にしませんでした。苦労というより、有名になりたい、大きな人気を集めたいと思う気持ちが強かったです。

―スケジュールがない時、主に何をしていたのか?

KangNam:レコーディング室に行くとご飯が出るので、仕事がない時もレコーディング室によく行きました。僕は、韓国のドラマや映画を見ることがとても好きです。そこで、家でドラマや映画を見たり、映画館によく行きました。最近は週に1回サッカーをしています。以前に比べて、のんびりと過ごす時間は減りましたが、それでも幸せです。

―比較的認知度の低いM.I.Bの他のメンバーたちがKangNamを羨ましく思ったりはしないのか?

KangNam:メンバーたちの性格上、TV番組に出演したいと強くは思わないので、羨ましく思っていないと思います。みんな、放送よりは音楽に愛情を注ぐタイプです。最近では頻繁に会えませんが、おそらく僕のことを羨ましいとは思わないはずです。

―日本ではイケメンな外見のおかげで“木村拓哉”というあだ名で呼ばれていたそうだが、最近もっともよく言われるあだ名は?

KangNam:実は「木村拓哉」と呼ばれていたのではなく、ただ、少し似ていると言われたことがあるだけでした。最近は特にあだ名はありませんが、ノ・ホンチョル先輩に似ていると何度か言われたことがあります。

―たまに、下手な韓国語が演出ではないのかと疑う人もいる。

KangNam:だったら天才でしょう。僕はあまり賢い人ではありません。むしろ、そのように演じられるくらい賢い人だったら良いなと思います。

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―父の会社を継ぐことを断り、こっそり韓国に来たというインタビューを読み、実はものすごいお金持ちなのではないかと思った。

KangNam:JTBC「ソル戦」という番組での発言で皆さんが誤解されているようですが、そんなに大きな事業ではありません。大きな事業だったら、当然僕が受け継ぐために一生懸命に努力したでしょう。皆さんが考えているほど大きな事業では絶対にありません。

―日本人の父親と韓国人の母親の間で生まれたハーフだ。韓国への格別な愛情を持っていると思うが。

KangNam:子供の頃から韓国語と常に接してきました。特に、地道に韓国ドラマを見たせいか、聞き取りは慣れています。そこで、僕は韓国を外国とは思いません。日本も、韓国も僕にとっては“故郷”なので、韓国に愛情を持っているというよりは、韓国は“自分の国”という思いが強いです。

―なぜ日本ではなく、韓国での芸能界デビューを夢見たのか。

KangNam:日本や韓国、特にどの国で芸能人になりたいとは思っていませんでした。偶然、今の代表に抜擢され、自然に韓国でデビューすることになりました。

―日本の放送システムの方が、アーティストにとってより良いと思われるが。

KangNam:日本の方がよりアーティストに適したシステムではあります。しかし、僕が所属する事務所もアーティストを繊細にケアしてくれます。そのような部分においては全く不満もなく、不便とも感じていません。

―M.I.Bで一番年上だが、弟たちの魅力も早く知らせたいと思っていそうだ。

KangNam:実は、僕が一番弟みたいです。みんな兄のような感じです。また、本当に面白いのですが、カメラ恐怖症があることが少し残念です。それでも自然に知られると思います。タレント性も強く、実力もあるからです。

―放送で公開された“凄まじい親和力”が話題だ。実際の性格は?

KangNam:見知らぬ人にいきなり話かける性格ではありません。気になることがある時だけ、我慢できずに話しかけます。人見知りをしたり、警戒したりはしませんが、一人でいる時はまた、じっとしていられます。自分でも自分の性格を一言では定義しにくいですね。

―4次元だが、面倒見が良さそうに見える。

KangNam:僕の方がむしろ、周りの人のお世話になります。「学校に行ってきます」では、クラスの生徒たちに本当にありがたく、申し訳ないと思ってご馳走したこともありますが、普段は周りの人に助けられるほうです。

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―GOT7のジャクソン、SUPER JUNIOR-Mのヘンリーなど、バラエティ業界で時の人を夢見るアイドルが多い。KangNamならではの魅力を挙げるとすれば?

KangNam:僕は“韓国人”だということです。僕は、自分が外国人だと思いません。日本で生まれましたが、韓国人の血が混ざっていて、子供の頃から頻繁に韓国を訪れていたので韓国に慣れています。僕は本当に考え方をはじめ、すべてが韓国人です。自分でもたまにびっくりするほどです。

―KangNamのおかげでM.I.Bが気になった。M.I.Bとしての目標があるのか?

KangNam:音楽でも認められたいです。今は次のアルバム制作のために、一つずつ準備していく過程です。より良い音楽を作るために方向を決める段階です。僕がバラエティで名を知らせただけに、僕らの音楽もたくさんの人々に愛されればと思います。

―今出演しているバラエティ番組以外に、出演してみたいバラエティ番組は?

KangNam:僕は普段からバラエティ番組をよく見ているため、MBC「無限に挑戦」やSBS「日曜日は楽しい-ランニングマン」(以下「ランニングマン」)などに呼んで頂けたら、どこでも良いです。子供はいませんが、チャンスがあればMBC「僕らの日曜の夜-パパ、どこ行くの?」にも出演したいです。僕が本当に好きな番組だからです。

―ヘンリーと一緒にMBC「僕らの日曜の夜-本物の男」に出演するのはどうか?

KangNam:僕が「女性兵士編」しか見ていないせいか、その番組に自分が軍人として出演するとどんな感じになるのか想像できません。「女性兵士編」はGirl's Dayのヘリさんの愛嬌が本当に可愛く、夢中になって見ました。

―もしバラエティ番組に出演中の外国人出演者の中で、注目している人がいるとしたら?

KangNam:ヘンリー先輩です。非常にウィットとセンスの溢れる方で、僕もそのようなバラエティセンスを見習いたいです。

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―KangNamの予測不能なバラエティセンスは、どこからインスピレーションを受けたものなのか知りたい。

KangNam:バラエティセンスというよりは、編集の力が大きいです。面白くない部分は全部カットして、面白い部分だけを編集してくださるので、自分で見ても放送がさらに面白いです。ただ、制作スタッフの方々に感謝するだけです。

―これからもっと忙しくなりそうだ。人々にどのような人に思われたいのか知りたい。

KangNam:人々にKangNamが出演する番組は、何でも信じて見ることができると思われたいです。音楽的には真面目に認められたいです。「無限に挑戦」や「ランニングマン」は、その時間になると信じてテレビをつけます。そのような信頼を与えられる人になりたいです。

記者 : キム・ドゥリ、写真 : イ・ジェハ