イ・ドンゴン「『未来の選択』のムードメーカーは甘えん坊のヨンファさんでした」

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ユン・ウネ×CNBLUE ジョン・ヨンファ×イ・ドンゴンが夢の共演を果たしたファンタスティック・ラブコメディ「未来の選択」。本作でイ・ドンゴンは、生真面目で辛辣ながら、ジャーナリストとしての熱い信念と少年のような純粋さを併せ持つ“新ツンデレ”キャラで大胆なイメチェンに成功した。

「パリの恋人」で大ブレイクし、兵役を経て「ラブ・トレジャー -夜になればわかること」以来のドラマ復帰を果たした彼に、「未来の選択」の撮影秘話や共演者について語ってもらった。

―初めて台本を受け取った時はどんな気持ちでしたか?

イ・ドンゴン:脚本家のホン・ジナさんは、「ベートーベン・ウィルス」などの良い作品をたくさん執筆されている方なので、最初に台本を受け取ったとき、すごく期待が大きかったですね。私が引き受けた役割も、新しいものでした。アナウンサーやキャスターという職業をドラマでやるのは初めてです。これまで演じてきた役柄とは性格がすいぶん違うキャラクターなので、私にはとって楽しい経験になるだろう、この作品にチャレンジすると、きっと面白いと思いました。

―キム・シンというキャラクターは、とても個性が強いですね。ひょっとして、監督や脚本家の方から、事前にキャラクターについて何か要望があったとか、そんなことはありましたか?

イ・ドンゴン:具体的に言われたことはありません。ただ、役にしっかり入って欲しいというのが、一番大きな要望だったと思います。それは当然のことですよね。キャラクターは、技術的なものだけで作られているのではないでしょう? どれだけ役に没入できるかが最も重要なので、そのような心配と要望をいただいたのだと思います。


「初めて演じる職業…全てが難しかったです」

―先ほども話に出ましたが、今までのイメージとは少し違う役柄を引き受けられました。そのことを、先ほどは面白いと言われましたが、プレッシャーのようなものはなかったのですか?

イ・ドンゴン:もちろんありましたよ。でも、それが面白いのは、プレッシャーに打ち勝っていくプロセスです。それができた時、私は喜びを感じることができるのですから。まずはキャスターという職業についての勉強、研究をたくさんしたと思います。

―キャスターに関する勉強、研究をされて、難しかった部分はありましたか?

イ・ドンゴン:あったというより、全てが難しかったですね。キャスターが放送でやっていることは不慣れなジャンルですから……。私もやはりテレビで人に見られる仕事なので、どこか似ている部分はあります。しかし、違う部分もたくさんあって、それがとても難しかったと思います。微妙なのですが、私たちはテレビで感情を表現する際、動きや話し方など自由にできますね。でも彼らは動くことなく、視聴者に正確な情報を伝達することが必要な職業です。そういう点で、トレーニングが必要でした。自分が演技をする時の習慣を、捨てなければならなかったのです。

―演技をしていて、一番苦労されたシーンはどこですか?

イ・ドンゴン:地下鉄現場からの生中継シーンが一番大変でした。これは最初、脚本家と私たちの間では、まったく話に出ていなかったエピソードなんですね。私も脚本を受け取って初めて知って。思っていたより、とてもダイナミックで、すごく大規模な撮影になりました。実際、ドラマで扱うには、大きすぎるほどのエピソードなので……。撮影自体も不慣れで難しかったんです。地下鉄のセットを作り、そこに実際に火を放って撮影しました。非常に危険で、とても貴重な経験をしました。それに、天気が寒くて……。私たちが撮影をした時は、真冬だったんですよ。そこにスプリンクラーで水を撒き、とても大変でした。その時は本当にブルブル震えたことを覚えています。

―廃屋での取材シーンがありますね。その撮影はいかがでした?

イ・ドンゴン:そうですね……。地下鉄のシーンとは正反対の、可愛らしいエピソードなので、楽しい雰囲気を出そうと努力をしたように思います。そのころは、放送はすでに後半に入っていて、とても時間に追われる時ですよね。ところが、廃屋を見つけるために地方ロケに行かなければならず、そこで時間を消費してしまったので、スケジュールがとてもタイトになってしまい徹夜の撮影も多かったです。地方に行って、ほとんど夜を明かしてソウルに戻り、すぐに撮影するとか、本当に大変なスケジュールでした。

―ドラマ全体を通して、個人的に最も記憶に残っているシーンやセリフがあれば教えて下さい。

イ・ドンゴン:実は、私はドラマの一番最初のシーンにキャスターとして登場しているんです。最初のシーンですから、視聴者の皆さんにどうやってキャラクターについて理解してもらい、感情移入をさせるか、とても悩んだ場面でした。ですから、そのシーンに一番愛着があります。


「ダース・ベイダーの扮装、生まれて初めてあんな衣装を着ました(笑)」

―では、何か面白かったエピソードはありますか?

イ・ドンゴン:まあ、特に思い出すことはないんですが(笑) どの場面も楽しくもあり、大変でもありましたから。

―テレビ局の衣装室でダース・ベイダーの扮装をするシーンがお気に入りという意見もありますね。

イ・ドンゴン:そうですよね。私もそうですし、ウネさんもそう。とっても面白い設定じゃないですか。実際にやるのは、なかなか大変ですが(笑) まるで、お笑い番組みたいな服を着ていたでしょ? 私もあんな衣装は生まれて初めてでした。だいたい、あんな服を着るとは知らなかったんです、ハハハ。

―NGはあまり出しませんでしたか?

イ・ドンゴン:ええ、とても楽しく撮影しました。でも、先ほどおっしゃった裁縫の場面で……。私は針仕事がまったくダメなんですよ。軍隊でも、それで一番苦労しました。軍隊では階級章などを付け替えたりすることがありますから、本当に大変でした。撮影では、ウネさんが裁縫がとても上手で、助けていただきました。それで、上手く乗り切れました。どうか、上手に見えますように。

―劇中のミレが、愛する人と愛すべき人の間で葛藤をしますが、イ・ドンゴンさんは個人的にはどうですか? 愛する人と愛すべき人がいたら。

イ・ドンゴン:現実的にはそれは不可能ですね。私の愛すべき人がどこにいますか? ハハハ。それはドラマだから可能な話であって、それを愛する人と愛すべき人に分けるということ自体が、現実においては、とても残酷なことでしょう。もし、そういう状況になればの話ですが。

―それでも、このような同情心と、本当に愛する感情と、そういうことはありえるのではないでしょうか? それが完全に共存できないとしても、いくつかの面で引き付けられるとか。

イ・ドンゴン:まあ、経験してみなければ分からないことですね、ハハハ。

―ドラマを通じて、イ・ドンゴンさんがキム・シンとして、あるいはイ・ドンゴンさん自身として、伝えたいメッセージがありましたら一言お願いします。

イ・ドンゴン:まず個人的には、これまでとまったく異なる性格のキャラクターを演じることができたということが、私にとって一番大きな財産となりました。また、兵役での長い空白を埋めてくれた作品でもあります。それだけでも私にはとても大きな意味がありました。演技者というのはいつも、新しい自分を皆さんにお見せするのが、楽しいんですね。ですから、私の新しい姿を楽しんでいただきたいというのが私の希望ですよ。


「ムードメーカーはヨンファさん、末っ子で甘えん坊でした」

―撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

イ・ドンゴン:私たちは、思ったより余裕を持って撮影を始められたと思います。通常、韓国ドラマの場合、平均して放送2週間前から撮影を開始するんです。これは殺人的なスケジュールだと考えなければなりません。ところが私たちは、1ヶ月前に撮り始めて、シナリオも4話分以上持っていました。それで始められたのだから、これはとても良いコンディションです。ですから、時間に追われながらの撮影ではありませんでしたし、当然、現場の雰囲気もよかったですよ。みんな疲れないから、8話から10話あたりまで、体力的な危機を感じずに撮影をしていて、雰囲気は非常に良かったんです。もちろん、私たちが最初に抱いていた期待に比べれば、物足りない点はありましたが。

―現場で一番のムードメーカーを選ぶとすれば誰ですか?

イ・ドンゴン:断然、ヨンファさんだと思います。いつも明るく、どんな時も笑いを忘れません。私自身は、撮影前にさんざん悩み、現場でも楽しむというより、自分自身を引き締めて撮影に臨むスタイルです。そうでなければ、睡眠不足で体もつらい時に、集中力を失わず集中して演技することができません。だから私は、自分自身をストイックに律するのに精いっぱいで、現場の雰囲気をよくするとか、そういう素質はまったくないんです。元々の性格もそうです。その点、ヨンファさんはいつも笑ってくれますし、また三人の主人公の中では末っ子で甘えん坊でした。だから、ヨンファさんがいつもムードメーカーの役割をしてくれたと思います。

―ヨンファさんと同じ事務所に所属していますが、現場では、同じ事務所の先輩・後輩として、演技について話を交わすことはありましたか?

イ・ドンゴン:同じ事務所ではありますが、そんなことは全然なくて。確かに同じ仲間みたいな感じ? そんな漠然とした心地よさがお互いにあったことは事実です。私もそうでした。お互いに配慮して、譲り合ったことが良かったと思います。

―ヨンファさんとは、このドラマに出る前にも会ったことはありますか?

イ・ドンゴン:いいえ。私がこの事務所に入ったのは、つい最近なんですよ。一度顔は見ていました。事務所の全員が集まったときに一度。

―どうでしたか? ヨンファさんは元々歌手ですが、演技する上で何か心配した部分などはありませんでしたか?

イ・ドンゴン:まあ、まったくなかったですね。この作品の前にも主人公を演じていた方なので、今回の役割はヨンファさんにとってはむしろ小さいんじゃないでしょうか。しかし、だからこそ、自分のキャラクターをよく消化して、十分に演技できるだろうと信頼していました。


「いつも、この2人が登場すればシーンが面白くなる…そんな快感がありました」

―共演した方の中では、オ・ジョンセさんと息が合ったようですが。

イ・ドンゴン:とても良かったです。

―現場では、いろいろと話をされましたか?

イ・ドンゴン:演技中には多くの会話を交わした気がします。私やオ・ジョンセさんは、人とすぐに仲良くなれる性格がじゃないんです。それで、いざ撮影に入ると、2人は序盤からぶつかり合い、お互いに憎らしく思うような役回りだったのですが、呼吸がピッタリ合いました。だからでしょうか、撮影も短くカットしてつなげて撮るのではなく、ずっと長回しで撮ることができました。カットの声が掛かるまで、ずっと2人の呼吸が合っているので、快感でしたよ。それはどちらがリードするというのでもないし、監督がこうしてくださいと言ってできるものでもありません。だからこそ、やっていて気分が良かったんです。いつも、この2人が登場すればシーンが面白くなる。そんな快感がありました。

―脚本にはない、アドリブで演じたシーンなどはありましたか?

イ・ドンゴン:多かったですね。オ・ジョンセさんがアドリブの多い方なので、一緒に演技をしていると、ドラマの後半では、ほぼアドリブだけでやったシーンもあります。ドラマで、合宿に行くシーンがありますよね。脚本にはほとんど書いてないんですよ、セリフが。2人でフルショットで遊んでいるうちに、セリフが生まれて……。そんな風に撮ったシーンもあります。

―「未来の選択」で、イ・ドンゴンさんが得たものがあるとすれば何でしょう?

イ・ドンゴン:新しいキャラクターに挑戦したこと、素晴らしい先輩、後輩たちとの出会い。また、脚本家のホン・ジナさん、演出のクォン・ゲホン監督と一緒に仕事ができたこと。これらはみな、私の財産になりました。


「自分が結婚するのか、子供はできるのか…未来で一番気になること」

―制作発表会やインタビューで、何度も質問されたと思いますが、もしドラマのように未来の自分が現れたら、どんなことを一番聞きたいですか?

イ・ドンゴン:うーん……。仕事に関しては、これは一応、自分自身が選択して判断することができる部分ですが、人生というのは本当に思い通りにならないですよね。自分が結婚するのか、子供はできるのか……。こういうことが一番気にかかりますね。まだ私も未婚ですし、そんな予定もありませんから、ハハハ。まあ、そういうことが一番気になると思います。

―ドラマのタイトルは「未来の選択」ですが、最近ドンゴンさんは、何か大きな選択をなさいましたか?

イ・ドンゴン:最近ですか? 仕事しかしてないので……。

―例えば、何か購入されたとか、そういうことは?

イ・ドンゴン:私はショッピングを楽しむほうではないので……。

―最後に、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

イ・ドンゴン:今日は、ドラマ「未来の選択」を中心にお話しましたが、再びアルバムも準備しており、活発に活動する予定です。これまでの間、長い空白があり、時間も経っていますが、覚えてくださる方がいらっしゃるなら、「今すぐ精力的に活動をするつもりです。だから、もう少しお待ちください」と申し上げたいですね。ありがとうございました。

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記者 : Kstyle編集部