Vol.1 ― 放送終了「神様がくれた14日間」どんでん返しの連続…衝撃的な結末で幕を下ろす

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「神様がくれた14日間」スクリーンショット
毎回がスリラー映画の連続だった。韓国で毎週月曜日と火曜日に放送された「神様がくれた14日間」は、ジャンル物という韓国ドラマとしては容易ではない挑戦だったにもかかわらず、マニア層の視聴者を虜にしながら最終回まで休むことなく走り続けた。

22日に韓国で放送が終了したSBS月火ドラマ「神様がくれた14日間」(脚本:チェ・ラン、演出:イ・ドンフン)では、最初から最後まで不意をつくどんでん返しの連続だった。誰がハン・セッピョル(キム・ユビン)を殺した犯人なのか明らかにされないまま、“誰も信じることが出来ない”複雑な関係と質の高いストーリーが光を放した。

どんでん返しのストーリー…1話でも逃すと話についていけない

1話でも逃すと次の話の内容についていけないドラマがある。「神様がくれた14日間」は最初から有機的に絡み合ったストーリーと緻密な推理が続いたため、1話でも逃すと話についていくことが困難になるドラマだった。また、1話の中にも何回かどんでん返しがあるため、少しでも席を外すと理解できなくなるような状況が発生したりもした。

そのため、視聴者たちは「神様がくれた14日間」が始まると、終わるまで手に汗握るストーリーの中でトイレにも行けず、テレビ画面に集中せざるを得なかった。16話のストーリーの中で「神様がくれた14日間」は容疑者が何度も変わるというどんでん返しで注目を集めた。

最も大きなどんでん返しはキ・ドンチャン(チョ・スンウ)とキム・スヒョン(イ・ボヨン)が戦利品を巡って対立するシーンと、大統領の息子(ジュホ)が真犯人であることが明かされた瞬間だった。視聴者たちは鳥肌の立つどんでん返しのおかげで「神様がくれた14日間」により深く夢中になることができた。

ただの子ども誘拐事件?NO…大きくなったスケール

まさに“映画レベル”と表現すべきだろうか。単純に子ども誘拐殺人事件の真犯人を探すストーリーだと思っていたら、大統領や陰謀まで登場し始めた。大きくなったスケールの中で視聴者は最後までドラマの視聴に夢中になった。

最初は予想もしていなかった犯人の登場で幕を下ろしたこのドラマで、従来の事件が発生した当日にセッピョルを殺した人物がキ・ドンチャンだったという事実は視聴者たちに衝撃を与えるには十分だった。さらにタイムスリップをした後、キ・ドンチャンはセッピョルを救って自分が死ぬことを選び、視聴者を驚愕させた。

衝撃的な結末を迎えた「神様がくれた14日間」は、実はキ・ドンチャンに罪を被せようとする大統領秘書室長イ・ミョンハン(チュ・ジンモ)と大統領の息子の連携があったことまで明らかになり、衝撃を与えた。さらに大統領夫人(イ・スジョン)まで背後にいたことが明らかになり、吹き荒れるどんでん返しの中で視聴者の没入度を高めた。

チョ・スンウ、イ・ボヨンはもちろん、子役のキム・ユビンまで”隙のない演技力”

「神様がくれた14日間」はすべての出演者たちによる隙のない演技で視聴者に愛された。チョ・スンウ、イ・ボヨン、キム・テウなど、すでに演技力が認めれた実力派俳優はもちろん、演技の分野では新人であるSecretのソナとB1A4のバロ、そして子役出身のヨン・ジェウクまで誰一人乱れることなく演技を披露し、視聴者が安心して「神様がくれた14日間」を見ることができた。

演技を巡る議論が起きる可能性があると安心してドラマを楽しめなくなるが、「神様がくれた14日間」は全ての出演者が自然な演技でキャラクターの感情とストーリーを視聴者に伝えた。

「神様がくれた14日間」の中で最も重要な役割をしていたハン・セッピョル役のキム・ユビンも同様だ。すでに視聴者の間で名子役に挙げられているキム・ユビンは、キュートなルックスと優れた演技力で視聴者の愛を独り占めした。

「神様がくれた14日間」はセッピョルを救ったキ・ドンチャンの死で締めくくられた。しかし、視聴者は心の中でキ・ドンチャンもセッピョルやキム・スヒョンと一緒に生きていると記憶していたいだろう。「神様がくれた14日間」は5月5日に放送がスタートする「ドクター異邦人」に先立ってスペシャル放送を準備している状態だ。

「神様がくれた14日間」の後番組としてはイ・ジョンソク、パク・ヘジン主演の「ドクター異邦人」(脚本:パク・ジヌ、演出:チン・ヒョク)が5月5日に韓国で放送がスタートする。

記者 : ムン・ジヨン