B1A4、日本ツアー横浜公演が無事終了!残すは大阪公演のみ!

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前作「1(ワン)」から約1年半ぶりとなる2枚目のアルバム「2(ツー)」をリリースしたばかりのB1A4が、横浜アリーナで「B1A4 LIVE TOUR 2014 in Japan「Listen To The B1A4」をスタートさせた。

日本でのコンサートは、昨年の晩夏に開催された全国Zeppツアー「2013 B1A4 LIMITED SHOW [AMAZING STORE] in Japan」以来約半年ぶりとあって、観客の期待感は開演前からはちきれんばかり。

開演前からペンライトを点灯させ、メンバーの名前を叫ぶファンも多い中、B1A4のレコードを選曲したジュークボックスの映像が流れ、眩い光とともにメインステージの上方に5人が横並びで登場。日本デビューシングル「Beautiful Target」の日本語バージョンで幕を開けた。

今回のライブコンセプトはタイトル「Listen To The B1A4」の名の通り、「B1A4の音楽を存分にお伝えするステージ」。楽曲はもちろん、前方のメインステージと後方サブステージのアリーナ席を一周する形の花道でつなげられており、どこにいてもメンバーが近くに感じられるステージとなっていた。

MCでジニョンが「BANA(B1A4のファン)のみなさんのことを歌った曲です」と紹介し、日本語で「かわいい」を意味する「イェッポ」へ突入。ここからメンバーは会場全体を使ってステージを盛り上げていく。1階最前列の通路をファンとコンタクトを取りながら後方ステージへと移動し、ミドルテンポの失恋ソング「Yesterday」を情感たっぷりに日本語で歌い上げた。

目をつぶり、エモーショナルに歌い上げるサンドゥル。サンドゥルの熱さとは正反対のクールさながらも変わらぬ力強さを感じさせるシヌゥ。優しくスウィートなジニョンと、ジニョンのファルセットの煌めきと相反する魅力を放つバロの重みのある低音。そして、成長著しいゴンチャンによる、聴き手の心にそっとなにかを置いていくような呟き……。それぞれ全く違った個性をもつ5人の歌声が重なると、何者にも変え難い輝きを放つ。この感動、この多幸感は生のライブでしか感じられないものではないかと思う。

中盤からは最新アルバム「2」に収録された楽曲を中心に、アーティストとしての成熟度を見せる構成となっていた。

リード曲であるR&Bバラード「Believe In Love」、韓国でナンバー1ヒットを獲得した「LONELY」など、音楽的な豊かさと味わい深いグルーブを感じさせる流れとなっていた。

終盤はヒットシングルを立て続けに披露し一気にラストまで駆け上り、盛り上がりは最高潮に到達。メンバーがこの日のライブの感想とファンへの感謝の気持ちを語り、最後にリーダーのジニョンが「これからもみなさんを失望させないようにカッコいい僕たちでいます」と約束し、ラストは「O.K.」で会場全体を周り、まるで来場者全員と挨拶を交わすように歌いあげた。

そして多くの声援を受け登場したアンコー ルでは、メンバーとファンの固い絆を歌った楽曲「YOU ARE MY GIRL」や1フレーズずつ歌い継ぐミドルナンバー「IF...」で会場と一体となりステージは終了。

最後まで、<できるだけお客さんの近くに行きたいという気持ち>と<B1A4の音楽そのものを純粋に楽しんで欲しい>という思いが貫かれていた。ルックスやキャラクターのキュートさは言うまでもないが、改めて彼らがアーティストとしてアップデートし続けていることを証明したステージだった。

ヴォーカル、サウンドともに奥深さと幅広さが増してきた彼ら。なによりも、メンバーが作るメロディのセンスの良さと5人の歌声によるハーモニーの素晴らしさを特筆しておきたい。

コンサートは4月5日と6日の横浜アリーナに続き、10日には大阪城ホールにて開催。K-POP好きだけではなく、世界のポップスファンならB1A4のこれからの活動に目が離せないはずだ。

■関連サイト
B1A4日本オフィシャルサイト

記者 : Kstyle編集部