Vol.1 ― 放送終了「感激時代」俳優キム・ヒョンジュンの成長ドラマ

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写真=KBS 2TV「感激時代」スクリーンショット
KBS 2TV水木ドラマ「感激時代:闘神の誕生」(脚本:パク・ゲオク、演出:キム・ジョンギュ、以下「感激時代」)が3日、第24話を最後に幕を閉じた。「感激時代」は生まれつきの格闘家シン・ジョンテが闘神になっていく過程を描いた成長ドラマであり、SS501のリーダーキム・ヒョンジュンが本物の俳優に生まれ変わる姿を盛り込んだ成長ドラマでもあった。

キム・ヒョンジュンが「感激時代」の主人公にキャスティングされた当時、期待よりは懸念の声が大きかった。キム・ヒョンジュンは「花より男子~Boys Over Flowers~」のユン・ジフ(花沢類)のイメージがあまりにも強く、彼が初主演を演じたドラマは低視聴率として覚えられている「イタズラなKiss~Playful Kiss」であったためだ。

演技力も検証されていない状態でキム・ヒョンジュンが「感激時代」のような制作費100億ウォン規模のドラマを牽引する主人公に抜擢されると、「キム・ヒョンジュンのファンのためのドラマ」「韓流のための輸出用ドラマ」などの偏見が多くあった。キム・ガプス、キム・ソンオ、チェ・イルファ、ヤン・イクチュンなど助演俳優は華やかなのに、主人公はエラー(Error)という皮肉った声もあった。

放送序盤、キム・ヒョンジュンとそっくりの子役俳優クァク・ドンヨンへの絶賛が続いた際には、成人俳優に切り替えられることを懸念する声も多くあった。キム・ヒョンジュンはドラマに登場するまでこのような屈辱に黙々と耐えるしかなかった。キム・ヒョンジュンの海外での高い人気は知られているが、韓国の一般視聴者にとっては新人俳優よりも低い期待感を抱かせる存在であったためだ。

しかし、キム・ヒョンジュンへの懸念は「感激時代」にキム・ヒョンジュンが初登場した際に半分は消え、話が進むにつれどんどん消えていった。キム・ヒョンジュンは毎話ごとに難しいアクションはもちろん、怒りや悲しみなど極限の感情まですべての演技を無難に演じきった。キム・ヒョンジュンは他の俳優は想像できないほどシン・ジョンテという役に溶け込み、視聴者は格闘家シン・ジョンテの成長を期待するようにキム・ヒョンジュンの演技の成長にも期待を示し始めた。

キム・ヒョンジュンは初の単独主演を演じた今回の長編ドラマを通じて、韓流スターとしての認知度やタレント性を超えた俳優としての成長の可能性を証明し、今後の演技変身への期待も高めた。「感激時代」は視聴者に別れを告げたが、俳優キム・ヒョンジュンを再発見させた初の作品として永遠に覚えられるであろう。

「感激時代」の後番組としてはキム・ガンウ、イ・シヨン主演の「ゴールデンクロス」が放送される。「ゴールデンクロス」は韓国上位0.001%の陰謀に巻き込まれ家族を失った熱血検察官の貪欲な復讐劇を描く作品だ。「カクシタル」のユ・ヒョンミ脚本家と「がんばれ、ミスターキム!」のホン・ソックプロデューサーが意気投合し、韓国で9日より放送スタートする。

記者 : イ・ウイン