「情愛中毒」スタッフが語る“ソン・スンホン&イム・ジヨンの大胆なベッドシーン、カメラを意識してほしくなかった”

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写真=映画「情愛中毒」スクリーンショット
今年最も衝撃的な痴情ラブストーリー映画「情愛中毒」(監督:キム・デウ、制作:アイアンパッケージ)が19禁ラブストーリーの“マスター”キム・デウ監督とトップクラスの制作陣の出会いで期待が高まっている。

このようなスタッフが勢揃いしたのは、映画に携わる者なら誰でも参加したがるというキム・デウ監督の緻密な構成の魅惑的なシナリオと繊細な演出力があるためだ。これまで韓国映画では描かれたことがなかった1969年の最上流階級の軍官舎を舞台に、一気に観客を引き込む濃厚なラブストーリーを描くシナリオに惚れた制作陣は、一抹の不安や躊躇もなく「情愛中毒」を選んだ。

制作陣はキム・デウ監督との撮影が終わった後も「生まれつきのリーダーシップを発揮し、すべてのスタッフと俳優を上手くリードしてくださった。そして同じ創作者としてスタッフの意見を尊重し、いつも信じてくださる姿に大きな感動を受けた」と口を揃えて絶賛し、一丸となったチームワークの中で誕生した2014年唯一の格式高い19禁ラブストーリーへの期待を高めた。

「私のオオカミ少年」(2012、監督:チョ・ソンヒ)、「楽しい人生」(2007、監督:イ・ジュンイク)、「スカーレットレター」(2004、監督:ピョン・ヒョク)など個性溢れる作品で韓国映画界に強烈な印象を残したキム・ジス美術監督は、今回の「情愛中毒」でも自身の才能を思う存分発揮した。キム美術監督はキム・デウ監督とともに「1960年代の美を完璧に活かすこと」に意見を合わせ、浦項(ポハン)、全州(チョンジュ)、光州(クァンジュ)など韓国国内はもちろん、ヨーロッパ、アメリカ、日本など世界を回って実際に1960年台に使われた小道具を集めるなど、努力を惜しまなかった。

また、韓国の43ヶ所の撮影地をめぐり、最上流階級の軍官舎や病棟、美容院、音楽鑑賞室など様々な空間を各キャラクターに合わせてデザインし、韓国の映画としては初めて1960年台の完璧な演出に成功した。

「私のオオカミ少年」「ハピネス」(2007、監督:ホ・ジノ)、「モダンボーイ」(2008、監督:チョン・ジウ)などで人物の魅力を倍増させる洗練された衣装で話題を集めたクァク・ジョンエ衣装監督は「『情愛中毒』では、誰よりもガフン(イム・ジョン)を最も美しく見せたいと思った。また『情愛中毒』のスタイルが単なるレトロではなく、新しいトレンドをリードすることができたらという望みもある」と野心ある抱負を語った。

また「テロ,ライブ」(2013、監督:キム・ビョンウ)、「番人」(2010、ユン・ソンヒョン)を通じて観客の心を虜にした洗練されたカメラワークと照明を見せ、息の合った相性を誇ったピョン・ボンソン撮影監督とソン・ヒョンソク照明監督が「情愛中毒」で再び素晴らしい作品を仕上げた。「キム・デウ監督と一緒に仕事できただけで光栄だった」と語った彼らは「濃密さを表現するために努力した。特にベッドシーンでは俳優たちにカメラを全く意識しないでほしいと思った。その瞬間、究極に向かう愛の感情をそのまま捉えるために、一緒に呼吸しているような感じで撮影を行った」と伝え、これまでにない衝撃的な19禁ラブストーリーが誕生したことに自信を見せた。

最後にキム・デウ監督が前作と最も差別化したと明かした音楽には「ワンドゥギ」(2011、監督:イ・ハン)、「私たちの幸せな時間」(2006、監督:ソン・ヘソン)、「ペパーミント・キャンディー」(1999、監督:イ・チャンドン)、「モダンボーイ」のイ・ジェジン音楽監督が参加し、信頼を与えた。

人物の複雑な感情を叙情的な音楽で表現することに長けているイ・ジェジン音楽監督は「ジンピョン(ソン・スンホン)とガフン(イム・ジョン)の愛はとても純粋な愛そのものであると思った。そこで、電子音楽は一切使わなかった。主人公のジンピョンがクラシックが好きな人物であるためでもあるが、彼らの愛そのものを表現するにおいてクラシックの中でもバッハの音楽が特に似合っていたためだ」と伝えた。

「情愛中毒」はベトナム戦争が終盤に差し掛かった1969年、厳格な位階秩序と上下関係が存在する軍官舎の中で起こる男女の秘密に包まれた大胆なラブストーリーを描いた作品だ。ソン・スンホン、イム・ジヨン、チョ・ヨジョン、オン・ジュワン、ユ・ヘジン、オム・テグ、チョン・ウォンジュン、チョン・ヘジン、キム・ヘナなどが出演し、「恋の罠-淫乱書生-」「春香秘伝 The Servant 房子伝」を演出したキム・デウ監督がメガホンを取った。韓国で5月に公開される。

記者 : チョ・ジヨン