キム・ヨナの採点議論と関連した大韓体育会の異議の申し立てについて、キム・ヨナが前向きな立場を表した。

キム・ヨナは21日、マネジメント会社であるAT Sportsを通じて「大韓体育会と韓国スケート連盟の決定を尊重する」と話した。

キム・ヨナは「韓国の国家代表としてソチ五輪に参加した選手の一人として、大韓体育会や韓国スケート連盟がISU(国際スケート連盟)懲戒委員会に異議を申し立てたことに対して、その決定を尊重し、その意を謙虚に受け入れる」と述べた。

これまでソチ五輪での審判の判定に関する議論に対し、キム・ヨナは立場を明かしていなかった。しかし状況が変わると、大韓体育会と韓国スケート連盟と意を共にする、という意思を表明した。

AT Sportsは「大韓体育会と韓国スケート連盟がソチ五輪のフィギュアスケート競技が終わってから、長い期間検討して下した結論に対して、キム・ヨナが国家代表選手として謙虚に受け入れ、その意を尊重するという意味だ」と、拡大解釈を警戒した。

さらに「大韓体育会と韓国スケート連盟が、どんな方法が韓国の国民のために最善であるかを悩んだ末に下した決定だと明かしたように、大韓体育会と韓国スケート連盟が国民の世論を十分に反映した結果だということが分かる。このような決定は、キム・ヨナ一人で判断することはできないことだと思う」と、これまで慎重な態度を示した理由を伝えた。

また「大韓体育会と韓国スケート連盟が世界のスケート界やスポーツ界で韓国の選手たちに、不公正な判定を再発しないように最善を尽くす、と話したように今回の申し立てが、これまで何回も繰り返されてきた韓国選手たちの判定を巡る疑惑や不利益がこれ以上繰り返されないきっかけになってほしい」と語った。

これに対してネットユーザーらは「少し遅くなってしまったのでは」「これからどんな決定がくだされるのか、待たないと」「これからはこんなことが二度と起こってはいけないのに」などのコメントを残した。