“初恋”の奇跡を描いたドラマ「Mimi」視聴者の心に届くか(総合)

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写真=キム・ジェチャン記者
2014年の上半期も“初恋”キーワードは有効だ。ドラマ「Mimi」が切ない“初恋”をテーマに出航を知らせた。

18日の午前、ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)PATIO9でMnetの4部作企画ドラマ「Mimi」の制作発表会が開かれた。

制作発表会には主演俳優の東方神起 チャンミン、ムン・ガヨン、シン・ヒョンビン、そしてソン・チャンス監督が出席した。ソン・チャンス監督は「私たちのドラマの素材は“初恋”」とし、「“初恋”は誰にとっても叶えられなかった切なさと悲しみがある。その気持ちをそのまま描いてみたかった。僕にとっても癒しの時間だった」と切り出した。

何よりもキャラクターの完成度と映像美を強調した。ソン・チャンス監督は「やはり感性の部分にかなり気を使った。微妙な感情を美しく描きたかった。俳優たちとは昨年の夏から会って、台本について色々とプライベートな話しもした。自然になることを願ったためだ」と話した。

チャンミンは「監督の話のように、予告編を見ると本当に絵が綺麗だ」とし、「撮影するとき、すごく苦労した。セット撮影がないため、ほとんど野外撮影を行った。寒い天気の中、野外で雨に降られるシーンがあったが、雨が雪になった。後は身体にあられを受けた」と話した。

そして「学校内での初々しいロマンスを期待してもらいたい。僕は学生時代、恋愛をしたことがない。ドラマを撮影しながら、代理満足をした。キスシーンも本当に綺麗に撮れている」と付け加えた。

俳優たちはそれぞれが演じた“初恋”の感情についてそれなりの定義を下したりもした。チャンミンは「ドラマの素材でもある“初恋”とは、古い香水のようなものだと思う。濃くはないけれど、長く覚えられる香りが盛り込まれている感じだ」と話した。

ムン・ガヨンは「初恋を思うと、“ピンク”が思い浮かぶ」と伝え、シン・ヒョンビンは「初恋はぎこちないけれど、率直で勇敢な心」とし、「誰もが思いのままに表現するのではないか」と笑った。

作品に臨む覚悟として、チャンミンは「あまり知られていないと思うが、僕は昨年日本で演技で新人賞を受けた」とし、「演技のプレッシャーはなかった。むしろ失うものがないと思った」と話した。

チャンミンは昨年3月、日本アカデミー賞授賞式で映画「黄金を抱いて翔べ」で新人賞を受賞した。

チャンミンは「演技に対して悩み続け、真正性を持って努力する方々に比べ、僕はあまりにも足りない」とし、「時間が経つにつれ、演技に対する姿勢が変わってきているのは確かだ」と伝えた。

ムン・ガヨンは「小学生の時デビューし、8年ぶりに主演を務めた。良い方々のおかげで撮影を無事に終えた」と話し、シン・ヒョンビンは「台本を見たとき、最近はあまり見られない物語だと思った。しかし、正直みんなが求めている話だ。ドラマが美しく出来上がっているようで、楽しみだ」と付け加えた。

「Mimi」(演出:ソン・チャンス、脚本:ソ・ユソン)は時空を越えて運命が変わってしまった男女の美しくも切ない初恋を素材にした作品だ。チャンミン、ムン・ガヨン、シン・ヒョンビンなどが出演する予定だ。

ドラマでチャンミンはウェブ連載の漫画作家の“ミヌ”を演じる。初恋の痛みを抱いた人物だ。チャンミンは18歳の高校生のミヌと、現在と過去のミヌを行き来し、一人二役をこなす予定だ。ムン・ガヨンはチャンミンの初恋の相手“ミミ”を演じる。シン・ヒョンビンはチャンミン&ムン・ガヨンと三角関係を形成する計画だ。

「Mimi」は韓国で今月21日金曜日の夜11時に放送される。

記者 : キム・プルリップ、写真 : キム・ジェチャン