JYJ ジェジュン、G-DRAGONら“キレイな男”から“ダークな男”へ

OSEN |

もはや「ダークな男の時代」だ。

アイドル市場の大半を占めていた可愛い男、爽やかな男、愛らしい男のいずれも立ち去り、できるだけダークで、グロテスクで、反抗的で、多少堕落したようにも見える男たちが女性の心をアタックしている。BIGBANGのG-DRAGONの「CROOKED」をスタートに、Trouble Makerの「明日はない」、JYJ ジェジュンの「Just Another Girl」まで、スターのダークでセクシーな魅力を前面に押し出した。

29日に公開されたジェジュンの「Just Another Girl」のMVは、キレイな男の時代の終焉とは何かを見せてくれる。別れた後の感情を描いた同MVで彼は憤り、タバコを吸い、顔をしかめながら“キレイなアイドル”の領域から離れた。10代の模範を強要されていたアイドルたちが、いまや表現の領域を拡張したのである。

所属事務所のC-JeSエンターテインメントの関係者は「キレイで夢幻的なアイドルではなく、現実に存在する本当の感情を描いてみたかった」とし、「一部では破格と見ることもできると思うが、本当の男たちが別れた後に経験する感情をできるだけリアルに盛り込んだことに意味がある」と伝えた。

1日に公開されたTrouble Makerの「明日はない」は、これに加えてセクシーだ。話題を呼んだMVでBEASTのチャン・ヒョンスンはタバコ、お酒、女でトリプルクラウン(?)を達成した。彼はMVでかなりの時間上半身裸で登場し、スタイルの良い美女の間で目覚め、タバコを吸い、ヒロインとのスキンシップに集中するなど、海外の青春映画の人物と同様の姿を演出した。

所属事務所のCUBEエンターテインメントの関係者は「アイドルも次第に成長しており、ひとつのカテゴリーに閉じ込めておくには限界がある。成長と共に自然に現れる成熟さを描こうとした。単純に露出だけでなく、以前のお茶目な姿から、今や自身のステージを一人で掌握するカリスマ性のある姿を新しくアピールできると判断した」と語った。

この分野の草分けとしては、G-DRAGONが挙げられる。全身を覆っているタトゥー、一見分かりづらい髪形、反抗的な態度など、既存の歌手とは確実に異なる軌道で大きな人気を集めた。最近リリースした新曲「CROOKED」のMVは、G-DRAGONがイギリスのしょぼくれた路地裏を歩き回りながら通りの人たちに喧嘩を売ったり、当てもなく彷徨う姿で注目を集めた。

記者 : イ・ヘリン