SMレーベル、INFINITEの次は誰?“高まる関心”

OSEN |

INFINITEは始まりだった?

最近SMエンターテインメント(以下SM)の子会社であるSM C&CがINFINITEの所属事務所であるWoollimエンターテインメント(以下Woollim)と合併したことに続き、他の芸能事務所とも合併を行うのではないかと見られており、業界の高い関心を集めている。

現在、大型芸能事務所レベルのトップ歌手を保有している数ヶ所の小型芸能事務所が有力な対象として浮上しているが、まだ確定したことはない状態。しかし、SMがWoollimとの合併を発表し、レーベル化を正式に宣言したことで、他のレーベルの確保も必然的という分析だ。

SMはレーベルを確保しながら、そのレーベルの特色を維持するという戦略だ。むしろ重要なのは、まさにその差別化にある。レーベル自体が芸能事務所の音楽的な多様性を確保するための窓口であるだけに、既存の人材や業務をそのまま維持するという。そのためWoollimに所属する20人ほどの従業員はそのまま業務を続ける。

Woollimと合併したSM C&Cのある関係者は「マーケティングなどにおいての協力は当然あるだろうが、既存の人材や業務はそのまま継続する」と話した。

実際には、INFINITEよりもさらに期待されているのはロックバンドNELLだ。SMはすでに大型アイドルグループの所属事務所という位置にあるため、INFINITEのマーケティングや協業は予想できるが、正反対の印象を受けるバンドの場合、SMの韓流インフラとどのような相乗効果を生み出すのか、業界の関心も高まると見られる。まず、NELLやINFINITEなど、Woollim所属の歌手たちは、次のSMTOWNワールドツアーにも投入されるという。

これらの成果によって、SMレーベルの増加に弾みがつくかどうかが決まる見通しだ。

SMエンターテインメントの拡大については様々な意見がある。CJに続くもう一つの恐竜の出現ということで、文化界を特定の企業が独占するのではないかという憂慮が続いている一方、芸能事務所がついに“乙(取引において不利な立場にいる者)”の地位から抜け出し、これまで“甲(取引において優位な立場にいる者)”だった放送局などに自分たちの意見を出せるようになったという前向きな声もある。ある小型レコード会社の代表はSMレーベル化の話を聞き「放送局の出演料がやっと上がるだろうか」という反応を見せた。

SMは、先日Woollimとの合併を発表する際「ユニバーサルミュージックグループ、ワーナーミュージック・グループ、ソニー・ミュージックエンタテインメントなど、グローバルなメジャーレコード会社が多様なアーティストを確保し、性格の違うレーベルを運営しているように、SMもアジアを代表するメジャーレコード会社に跳躍するための一環として本格的なレーベル化を推進する」と説明した。

SMはWoollimレーベルに対し「SMエンターテインメントは、グローバルな音楽配給・流通及び付加事業を、SM C&Cはレーベル機能を担当する予定で、これで韓国で最初のグローバル・メジャーレコードグループになる」と明かした。

記者 : イ・ヘリン