脱北者の実話を描いた映画「48M」7月4日に公開

OSEN |

北朝鮮の人権を語る、実話を基にした映画「48M」(監督:ミン・ベクトゥ)が7月4日に韓国で封切りとなる。

配給会社のCJエンターテインメントは28日、映画の公開を発表し、鴨緑江の前で中国を見ている北朝鮮の人民軍の後ろ姿が映ったポスターを公開した。

「48M」は、生と死の街と呼ばれる鴨緑江(おうりょくこう)の最短距離48Mを前に、自由のため死を覚悟する人々の実話を基にした北朝鮮の人権に関する映画だ。制作陣は3年間、300人を超える脱北者とその家族をインタビューし、リアルな脱北過程を盛り込んだ。映画のタイトルでもある「48M」は、北朝鮮の住民が軍の警戒を避けて脱北を試みる場所であり、最近は警戒が厳しくなった場所だ。

映画は2012年9月、北朝鮮人権運動家スーザン・ショルティの積極的な支援の下、米下院での特別試写会に成功し、話題を集めた。また、スイス・ジュネーブにある国連人権委員会で各国の大使と人権委員会の代表、非政府組織(NGO)の関係者を対象に特別試写会を開催した。

「48M」を制作・投資したアン・ヒョク代表は、実際に北朝鮮の捕虜収容所で3年間収監生活をした脱北者出身であり、脱北者がどうして命をかけて脱北するしかないのかを全世界に知らせるため、映画を制作した。

記者 : チョン・ソナ