【スターコラム】CLの狂気の人脈、気になりますか? ― Vol.2

Kstyle |

CLの海外の人脈は広く、深い。子供の頃から海外で生活しながら身につけた国際感覚と、4ヶ国語が堪能な語学力を持っているからこそ可能なことだろう。しかし、より重要なことは、音楽やファッションに対するCLのストイックさと才能ではないだろうか。世界的なファッションデザイナーのジェレミー・スコットは、先日自身のTwitterにCLをおんぶしお茶目な表情で撮った写真を公開し、話題となった。CLはジェレミー・スコットの他にもクロムハーツの創業者一家、カステルバジャックなど、世界のトップデザイナーたちと知り合いである。「おじさん」と呼ぶスヌープ・ドッグをはじめ、ウィル・アイ・アム、エイサップ・ロッキーなどのミュージシャンとも知り合いだ。海外の有名人と仲良く撮った写真をNAVER スターコラムで初公開する。“悪い子”CLが読者の皆様に伝える最後のメッセージと共に。それではまたお会いしましょう^^/編集者

NAVER スターコラム:CL


クロムハーツの職人技に惚れる

クロムハーツを知ったのは、本当に偶然なんです。昔、1TYM(ワンタイム)の先輩方が、韓国では知られていなかったクロムハーツを身に着けていました。私がYGに入る前に、香港に家族旅行に行った時、クロムハーツはとても高価だったので「私は小さいものをいろいろ買うんじゃなくて、クロムハーツを一つだけ買う」と両親に言いました。

そのため、香港のショップでパーカーを1枚だけ買ってきました。その時はYGでもクロムハーツを知っていたのは、おそらくTEDDYさん一人だけだったと思います。一度、2NE1のレコーディングをする際に香港で買ったパーカーを着て行ったら、TEDDYさんに「君、これが何か知っているの?」と聞かれ、私は好きなブランドですと答えました。「いかしてるね」と言う風に、TEDDYさんはおっしゃいました。嬉しい瞬間でした。

クロムハーツが最も好きな理由は、その独創性からです。夫婦でクロムハーツというファクトリーを営んでいるのですが、アメリカに行った時にグラビア撮影をしながら訪問したこともあります。その方々と話をしてみると、本当に職人技をお持ちの方々だということが分かりました。一つだけに集中し、自身の仕事に情熱と愛を持っている姿に感動したりもしました。私と通じる部分がありました^^

クロムハーツのオーナーの娘、ジェシー・ジョー・スタークは私と同い年なんですが、通じるものがとても多いんです。ジェシー・ジョーは大企業のオーナーの娘で、何不自由なく暮らしていますが、純粋です。二人でたくさんおしゃべりして、よく連絡を取り合います。この前は初めての韓国訪問で、歌を一曲してみようとしてやったのが、デパートでの即席公演でした。ジャムのように遊んだわけです。ジェシー・ジョーとは本当に、海外にいる他の友人のように些細な話をたくさんしながら過ごしています。

クロムハーツは「これを娘に継がせよう」という雰囲気ではありません。娘も両親が働く姿を見て育ったため、デザインの仕事が好きになったんです。母も娘が作ったものが気に入ると、着てみて褒めてくれる、そのような自然な雰囲気です。責任感を持って会社を継ぐのではなく、自分の好きなことをできるように放っておく親と言うのでしょうか。そのため、ジェシー・ジョー・スタークも心を開き、会社を継ぎたい思いが大きくなっているようです。健康的なシステムだと感じました。

ジェリミー・スコットはお茶目なお兄さん?お姉さん?

初めてジェレミー・スコットと出会ったのは「FIRE」のMVの時です。その時、私たちはジェレミー・スコットの靴を履いて出演していたのですが、ジェレミー・スコットはYouTubeでその動画を見たそうです。そこで「こういう子たちがいるんだ」と思い、韓国に来たのです。韓国で一緒にグラビア撮影をしながら仲良くなりました。

ジェリミーは初対面で私の人だと感じました。4~5年前なので18歳の時でしたが、その時もジェレミーは、今のようなモヒカンヘアでした。2度目に会ったときも一緒にご飯を食べ、同じスタジオでTEDDY兄さんやBIGBANGの兄さん方とも会いました。外国のデザイナーとここまで親しくなった経験は初めてでした。

ジェレミーは本当に愛情にあふれた友人です。昔から私に大きな関心を注いでくれました。今は私の姉のような?私が何でも打ち明けられる人です。

私は子供の頃から大人の人に囲まれて過ごしていたので、“ソウルエイジ”ということを信じています。世間で言う年齢は本当に関係ないと思います。だから、私は子供の頃から、大人に会って、その人の人生の話を聞くことが一番面白かったんです。実はジェレミーの人生も波乱万丈です。そういう話を聞くことが好きでした。

ジェレミーはカール・ラガーフェルドの下で学んだ、彼が“私の人”と言うほど、シャネルの後継者も同然でした。ジェレミーは「シャネルを継ぐこともできたが、そうしたくなかった。僕は僕で、僕のものでいたい。ジェレミー・スコットでいたい」と言いました。

そこでジェレミーは、自身が率いるブランドを立ち上げたのです。彼はそれだけ、自身の考えがはっきりしています。今もアメリカでビヨンセ、マドンナ、ケイティ・ぺリーのような有名人の服を作る人です。私はそこまで有名でもないのに、私に親切にしてくれるので、本当に感謝しています。たまに何の理由もなく「君をとても愛している」と言ってくれたりします。本当に良い友人だと思っています。離れた所で暮らしているので、更に格別な、ある種のロマンチックな何かがあるかのようです。

カステルバジャックを知っていますか?

ファッションデザイナーとしては、カステルバジャックを尊敬しています。あの方は法王に虹色の司祭服を着せた、歴史的な人物です。会って話を伺うと、本当に生きている歴史の本のようでした。

私は縁を信じても、運命は信じないといつも言っています。縁は何もしなくても訪れるものですが、私が人の運命の人になるかどうかは私次第だからです。カステルバジャックは、私の友人の知り合いが彼の展示を手がけていた関係で、一度遊びに来るようにと言われました。

しかし、私の周りにカステルバジャックが展示会を開くことを知っている人が誰もいなかったので、2年間していなかったSNSにまで書き込んで宣伝しました。少しでも私の年頃の人たちがその展示会を見て一緒に楽しめたらいいなと思ったからです。その後バジャックさんと一緒にご飯を食べながら話もして、良い友人になりました^^

スヌープ・ドックとエイサップ・ロッキー、そしてウィル・アイ・アム

最近はスヌープ・ドッグやエイサップ・ロッキーと仲良しです。エイサップ・ロッキーはグラビア撮影のためにイギリスに行った際、偶然訪れたパーティーで会いました。私のことを既にご存知でした。実はジェレミー・スコットとベストフレンドでした。そこで、一緒に話し、写真も撮りながら楽しい時間を過ごしました。

その後もジェレミーのショーを見るためにアメリカに行きましたが、そこでまた会って更に親しくなりました。エイサップと一緒にいるデザイナーにも会いましたが、私と同じ年頃でした。同年代はまた、大人たちとは違う魅力があります。最近は何が楽しく、どう過ごしているかなど、些細な話を交わしながら「G-DRAGONさんと違わないんだ」と思いました。私はいつも紫色のぶどう味のガムを噛んでいますが、それを渡すと本当に美味しいと言ってくれたりします。いつかフィーチャリングもしてあげたいとも言いました。

スヌープ・ドッグは初めて見たときとても可愛く、漫画のキャラクターのようでした。子供の頃から音楽をたくさん聴きながら育ったので、尊敬していると伝えながら、公演後に4~5時間おしゃべりしました。その時は「悪い子」が出る前でしたが、音楽も聞かせました。実は些細な話のほうが多いです。コリアンバーベキューをどこで食べられるかと言われると位置を教えてあげたり、私のアクセサリーがどこのものかも知りたがったり。そうでないときは、音楽をかけて踊ったりします。

ウィル・アイ・アムの場合は、未来的で機械的なことが好きな人です。そこで学ぶ点もたくさんあります。スヌープ・ドッグはたくさん話してくれる人ではありませんが、些細な行動から学べる点が多い人です。

CLが考える「悪い子」は?

「悪い」は悪ではなく、カッコいい女性に近いと思います。アメリカでBadと言うと、俗語でカッコイイに近いじゃないですか。私はそこに着眼し、「カッコイイ女性」、そこで「悪い子」にしました。ステージでもMVでも、悪い子ではなく、カッコイイ女性を表現しました。

実際、ヒップホップは文化じゃないですか。生活からにじみ出るもので、自身を表現し、一つの遊びであり、詩ですよね。私はその文化を見て感動しながら育った人です。そのため、ヒップホップをある種の精神状態だと考えた方がいいと思います。自身を表現する一つの遊びで、制限をかけない、そういうもの? 私だけの色を表現し、独自に解釈した「悪い子」を表現することです。

正直私はヒップホップがとても好きで、それがベースですが、ラッパーとしての限界を決めたくはありません。歌もたくさんしましたし、ダンスも好きなので、限界を決めずに、たくさんの音楽を、多様な音楽をできる人でありたい。

同じ女性の方が見たとき「あの子もできるのに、なぜ私にはできないんだ」と思っていただきたいです。これは私の経験から出たものです。できないものはありません。これは確信できます。私もいつも日々を過ごしながら更に素敵な方々を見て、「あの人にはできるのに、なぜ私にはできない」と考えながら頑張っています。他の方々も、私を見て諦めないで頂きたいです。

読者の皆様、いつも元気で、幸せでありますように。私の話を読んでくださり、本当にありがとうございます。またお会いましょう^^

文:CL

「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。

記者 : CL、編集 : OSEN ソン・ナムウォン局長、写真 : CL、YG