ボーイズグループEXOが、音源の発売前に放送活動を始めるユニークなプロモーションで視線を引いている。

先に音源を発売した後、当日または2～3日が過ぎたてから音楽番組を通じてカムバックステージを公開するのが一般的なリリースの仕方だが、EXOはまだ音源を発売していない状態で先月30日、Mnet「M COUNTDOWN」を始め、あらゆる音楽番組に出演している。ミュージックビデオも先行公開した。

音源が公式配信される前にカムバックステージを披露する場合、音源の販売量に影響を及ぼしかねないため、多くの歌手らが公式発表前には音源を完全に封鎖する。しかしEXOは今回、それとは対照的なプロモーションをしているのだ。

所属事務所SMエンターテインメントは「音源よりパフォーマンスの方が重要であるため」という立場だ。新曲「Wolf」は音源から先に入っては、曲の魅力を完全に理解することができないという。ある関係者は「『Wolf』は12人のメンバーが見せるパフォーマンスが非常に重要な曲だ。そのため、音源が公開される前にパフォーマンスをまず見せるためにこのようなカムバックの計画を立てた」と説明した。

「Wolf」のステージはオオカミをイメージ化した様々な振り付けや12人の息ぴったりの群舞で視線を引いている。ヒップホップが混ぜられた野性的な感じの「Wolf」は、韓国の大衆には多少難しい可能性があるが、パフォーマンスと一緒に見るとミュージカルのように分かりやすい。

公式アルバムと音源は、3日に発売される予定だ。1stフルアルバムである「XOXO(Kiss＆Hug)」は、予約枚数だけで30万枚に達するなど、熱い人気を得ている。