「屋根部屋のプリンス」影の主役!?臣下3人が語る…撮影現場のスキャンダル!?

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左からチェ・ウシク、チョン・ソグォン、イ・ミノ

今年、日本でリリースされる韓国ドラマの中でも特に期待が高い、JYJ ユチョン主演「屋根部屋のプリンス」。朝鮮王朝のプリンスが現代にタイムスリップしてしまう物語で、プリンスに仕えた共に現代にやってくる臣下3人の活躍も大きな見どころになっている。日本でのDVDリリースにあたり、臣下を演じたウ・ヨンスル役のチョン・ソグォン、ト・チサン役のチェ・ウシク、ソン・マンボ役のイ・ミノが多忙なスケジュールにも関わらず、「屋根部屋のプリンス」を語るため、3人揃ってのインタビュー取材が実現。人気ドラマの撮影裏話を語った。

―「屋根部屋のプリンス」撮影現場はどんな雰囲気でしたか? また、ユチョンさん、ハン・ジミンさんとの共演はいかがでしたか?

チェ・ウシク:インタビューを受けるたびにお答えしているのですが、現場の雰囲気は本当によかったです。撮影のスケジュールはとてもタイトで、家族よりも長い時間みんなと一緒にいました。プリンス、イ・ガク役のユチョン兄さんは年下の俳優たちを気遣ってくれました。チョン・ソグォン兄さんも待ち時間は一人で車にいるんじゃなくて、僕やミノと一緒に遊んでおやつも食べて……。現場の雰囲気がとてもよかったので、撮影がスムーズに進み、3人の親しげな姿も自然に出てきました。

チョン・ソグォン:僕はこれまでそれほど多くの作品に出たわけではないですが、これまでの出演作の中で「屋根部屋のプリンス」はチームの雰囲気が一番よかった気がします。ユチョンを含め、ハン・ジミンさん、イ・テソンさん、チョン・ユミさん、それから弟たち(チェ・ウシク、イ・ミノ)とともに、まるで学校のような雰囲気の中での撮影でした。辛い時、寒さや暑さが厳しい時、どんなに疲れていても学校に行けば同級生たちが冗談を言って、楽しく遊んでいるうちに忘れるでしょう? そんな時間だった気がします。とても雰囲気がよくて、NGが出てしまうことも多かったですが、画面にはいい姿が映ったと思います。

イ・ミノ:僕は最年少だったので、最初に兄さんたちに会うときは気後れしていました。年齢差もありましたし、それぞれ他の分野、他のドラマで活躍した方々が集まって、初対面の席ではとても緊張して、これからどうすればいいか心配にもなりましたが、すぐに親しくなれたと思います。その日、台本合わせをして、「これからがんばります。最年少なので、どうぞよろしくお願いします」「がんばろう」こんな風に会話をして、お互いにアドバイスもやり取りしました。現場もこんなに雰囲気がよくていいのだろうかと不安になるぐらいでした。そうした部分が息の合った楽しいシーンとして、放送にも現れたのだと思います。

臣下ト・チサン役のチェ・ウシク
―女優ハン・ジミンさんの印象は?

チェ・ウシク:ジミン姉さんは、実物の方がよりかわいいんです。画面でも美しいですが、本当に実物はもっともっとかわいいんです。僕はきれいな女優の方と話すのが照れくさくて、最初は近づけずにいたんですが、ジミン姉さんはすごく性格が気さくなのですぐに仲よくなりました。駐車場で一緒にラーメンを作ったりもして(笑)

チョン・ソグォン:ハン・ジミンさんの第一印象は……女優ですよね。女優さんには近寄りがたいという先入観がありましたが、ハン・ジミンさんは僕たちを見て笑ってくれました。僕たち臣下3人のファンだと言って、先に近づいてきてくれたんです。性格もとてもサバサバしています。男勝りなところもあって、リーダーシップもあります。

チェ・ウシク:ジミン姉さんはすごくソグォン兄さんを気に入っていて……。

チョン・ソグォン:そんなことないよぉ~(かなり自慢げに)

チェ・ウシク:ソグォン兄さんが何かすると、ジミン姉さんが爆笑するんです(笑)

イ・ミノ:いきなりスキャンダル発覚ですか!?(笑)

チェ・ウシク:僕も同じようにしたのに、なんで笑ってくれないの? そんな感じだったんです!

チョン・ソグォン:とにかく、とても楽しかったです。

イ・ミノ:ユチョン兄さんやジミン姉さんは、僕にとっても近寄りがたい存在でした。最初は自分で壁を作ってしまったようです。でも、撮影に入った瞬間から壁が崩れて、共演者として、兄さん、姉さんたちが面倒を見てくれました。僕は末っ子として、ただついていくだけでうまくいきました。

臣下ウ・ヨンスル役のチョン・ソグォン
―3人の中で、一番多くNGを出した人は?

チェ・ウシク:いっせいに指さしてみましょうか? せーの! ハハハ、やっぱりソグォン兄さんでしょ(笑) ソグォン兄さんって、ものすごく笑い上戸なんです。台本読みで初めて会ったときは、本当に怖そうなイメージだったんですよ。無表情だし、黒い服を着ていると本当に怖く見えるんです。でも、見た目とは違ってすごく笑い上戸で、一度笑いはじめると、なかなか止まりません。僕もNGをたくさん出しましたが、兄さんが笑いのツボにはまるとNGがいっぱい出ました。僕たちは演技のせいじゃなくて、笑ったり、騒いだりするせいでNGが多かったんです。その中でもソグォン兄さんのNGが多かったです。笑いのせいで……。

チョン・ソグォン:まずは監督と共演者、スタッフの皆さんにお詫び申し上げます。……最初に、ヨンスルは絶対に笑ってはいけないキャラクターだと分析したんですね。SNSやメッセンジャーに写真をアップして、「絶対笑わない」と書いたら、とても反応がよかったんです。僕はそんな風にキャラクターを捉えて、いろいろと写真をアップしたりもしたのですが、撮影現場では無表情で「朝鮮時代から来たんだ」という自らの役割を貫き通しました。僕はずっとスポーツをやってきたのですが(※仁川市立専門大学・警護武道学科を卒業。アクションスクールでスタントマンとして活動した経歴を持つ)、運動をするときに歯を見せると叱られるんです。緊張していない、と。その当時を思い出しながら、真剣に世子を守ろうとするという姿を演じたのですが、現代にやってきてからの状況が面白すぎたんです。テレビを刀で破壊して、自動車が通ると道をふさいで……。朝鮮時代の人として現代を生きることに対して笑いが止まらなかったんですが、僕が笑うからこの2人も笑うし、監督も笑って、スタッフたちも笑ってしまって。そのうち撮影が遅れて、雰囲気も悪くなってきました。「笑うな!!」と怒られるようになってきたんですが、それでも笑っていました(笑) 真剣にしようとしてもユチョンとか弟たち(チェ・ウシク、イ・ミノ)が笑わせようとしてアドリブを入れるんですよ。まじめなシーンなのに、ハッカ飴を口にポンポン入れたり……そんなことが一度や二度ではなかったです。

イ・ミノ:今回のドラマを通して感じたのは、本当に“笑いのウイルス”ってあるんだな、ということです。ひとりが笑いはじめると、それがそばにいる人に広がっていって、その笑いのムードが空気中に漂います。そうすると、演技が始まっても笑いが起こってしまって……僕は普段からよく笑う方ですが、撮影現場では集中して、笑ったり騒いだりすることがなかったのに、今回のドラマでは本当に我慢ができなかったんです(笑) みんな、人を引き込む魅力があるんです。特にソグォン兄さんは、ジミン姉さんにすごく気に入られていたんですよ。

チェ・ウシク:僕は後半、NGが出ると、むしろ嬉しかったです。撮影スケジュールがとても慌ただしかったので、NGによって笑うことができて……。

臣下ソン・マンボ役のイ・ミノ
―特に気に入っているシーンは?

チェ・ウシク:僕たちがタイムスリップをした後、初めて都市や自動車を見て驚くところです。本当に苦労して撮影しました。

チョン・ソグォン:撮影で最も記憶に残っているのは、ウ・ヨンスルが何か問題に直面したとき、仲間のために率先して戦う場面ですね。もちろん、視聴者の立場から見ると笑える部分ですが、ウ・ヨンスルにとっては真剣そのものなんですね。今ここにいる2人の臣下と、プリンスと友だちを救い出すシーンが記憶に残っています。

イ・ミノ:僕は最終回の台本を読んだ時に悲しくて、こみあげてくるものがありました。ドラマの最後のシーンを撮った時、「これで全部終わりなんだなぁ」と思ったことをまだ覚えています……。

最終回まで目が離せない3人の活躍、DVD「屋根部屋のプリンス」はSET1が好評発売中。5月2日よりSET2の発売&レンタル開始となる。

(写真提供:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)

【「屋根部屋のプリンス」Blu-ray&DVD情報】
「屋根部屋のプリンス」特集ページ
「屋根部屋のプリンス」Blu-ray&DVD公式ホームページ

●「屋根部屋のプリンス」SET1 4月5日(金)発売
DVD SET:税込価格¥18,900 / Blu-ray SET:税込価格¥22,050
第1話~第10話 / 5枚組 / 本編643分 特典49分
【初回限定特典】SET1とSET2が収納できるスペシャルBOX付き
【継続特典】アウターケース / ポストカードセット(5枚組) / ブックレット(28P)
★レンタルDVD Vol.1~5 同時リリース!

●「屋根部屋のプリンス」SET2 5月10日(金)発売
DVD SET:税込価格¥18,900 / Blu-ray SET:税込価格¥22,050
第11話~第20話 / 5枚組 / 本編639分 特典82分
【継続特典】アウターケース / ポストカードセット(5枚組) / ブックレット(28P)
★レンタルDVD Vol.6~10 同時リリース!

記者 : Kstyle編集部