MYNAME「音楽性で認められるグループになりたい」

TVREPORT |

今年でデビュー3年目。韓国と日本を行き来しながら安定したファン層を確保した。もちろん、残念なところもある。一ヶ所に集中できず、視線を分散させたことだ。しかし、これは大きな志を持って今後のことを考えた上での選択だった。韓国と日本を行き来しながら、100回を超え、1000回の公演を夢見るアイドルグループMYNAME。

ギャップのある魅力を持つリーダーのコヌ、舞踊学科出身でバラエティ担当のインス、真面目な台詞で女心を掴むジュンQ、冷徹で客観的な分析家のセヨン、チームの実力者で最年少メンバーのチェジン。それぞれ異なる個性を持つこの5人の男たちはデビュー後、韓国で初の単独コンサートを終え、大きな自信を手にした。日本で100回の公演を終えた直後だった。韓国でエネルギーを得て再び日本へ渡ったMYNAMEはオリコンチャートで上位にランクインし、人気を博している。

ステージでは力強く、宿舎ではお茶目に

コヌ:デビューの準備をしながら、今までメンバー全員が携帯電話を使っていない。事務所が強制している部分ではない。自ら制限をしておく必要性を感じたので、僕たちでルールを決めた。今でも使おうと思ったら使えるけれど、返してもらう瞬間、不安になりそうだ。当分は携帯電話なしで活動に専念したい。

インス:韓国と日本で公演やバラエティ番組の出演を並行しながら、メンバーそれぞれのキャラクターもはっきりしてきた。コヌはリーダーとして慎重でありながらもユニークで、ジュンQは真面目担当(笑) そしてチェジンは最年少メンバーらしく、赤ちゃんのイメージがある。僕が進行を務めると、セヨンはサブとして雰囲気を盛り上げてくれる。本当に息がぴったりだ。

セヨン:実は、僕がグループのムードメーカーだ。毎日一緒に過ごしているので、お互いに言葉にしなくても詳細な部分まで全部分かってしまう。男同士なので、激しいいたずらもよくする。特に僕のラフな姿がメンバーたちの活力になるみたいだ。どちらかというとグループのために小さな楽しさから大きな楽しさまで用意しておかないといけないという感じだ。

チェジン:いつも楽しく過ごしてはいるけれど、僕たちの目標達成のために走る途中には苦労もある。そのような時は、みんながデリケートになってくる。幸いなことに、メンバーたちとたくさん話し合うことで分かち合える。みんなそれぞれスタイルは違うけれど、今や家族のような関係だ。できるだけ互いのことを配慮して振る舞う。それがボーイズグループの長所だと思う。

ジュンQ:普段はあまりトークに長けていないけれど、それを補ってくれるメンバーたちがいるので力になる。それぞれよくできるパートがあるので、それに集中すればいい。ステージの上で僕は僕の役目に集中している。それができるように、メンバーたちがサポートしてくれる。


韓国と日本でアイドルとして成功すること

コヌ:日本で100回以上の公演をし、韓国でも初の単独コンサートを行った。厳しい状況の中でスタートし、最終的には5千席規模まで成長した。僕たちの力でやり遂げた成果なので胸が一杯だ。その分、韓国には滞在していなかったことになるので、韓国のファンには申し訳ない気持ちもある。メンバーたちが学校に通えなかったというのも残念だ。

チェジン:学校が好きになった。デビュー以来、学校にあまり行けていないためかもしれない(笑) 学業を疎かにしたくはない。日本にいる間は出席できていなかったけれど、最大限補充して、歌手と学業を並行したい。

インス:同じステージで共演したことはないけれど、日本で僕たちよりも先に活動を始めた韓国出身アーティストのパワーを感じている。僕たちもその中で一役買っているのではないかという自信も持ちつつある。企画当時より公演の数が増えたり、都市が追加されると嬉しくなる。もっと頑張ろうと思う。

セヨン:アイドルグループがあまりにも多いので、競争的に活動をしている。しかし、僕たちは韓国と日本で分けて活動し、イメージの消耗を最小化した。もちろん、一ヶ所に集中すればその分効果が得られるだろう。けれど、僕たちは目標を遠いところに設定している。今の僕たちの活動は、データとして残るだろう。

ジュンQ:アイドルが好かれる理由は、綺麗で格好よく、整った姿を見せているためだ。しかし、僕たちはリアルな生活の部分までも紹介している。素朴で飾っていない一面も見せているので、他のグループよりも目立つのだと思う。芸能人と言うよりは、親しみがあって身近な近所の子達という感じだ(笑)


音楽性で認められ、1位になるまで

コヌ:芸能人というタイトルがあまり好きではない。ただ音楽をすることが職業であるだけだ。僕によって周りの視線が変わるのも好きではない。ファニ(所属事務所の代表)兄さんも、アイドル出身だ。しかし、(後で)ボーカリストとして活動することができた。アイドルとボーカリストの差は、個人の努力によるものだと思う。

インス:人々は目に見えるものだけを信じる。ただステージの上で3~4分ぐらい歌って、それで全部だと思うけれど、実はそれを見せるためにはものすごい練習を重ねる。華麗に見える分、耐えなければならない、背負わなければならない部分も多い。傷や苦痛を誰が賢明に耐えていくのかが大事なのだと思う。トップになるためには多くの壁があるということを感じた。それを少しずつ崩していく感じだ。

ジュンQ:韓国と日本を行き来しながら活動し、同時に次のアルバムを準備するのは大変だ。しかし、誰かが切実に願っているかもしれないその瞬間を僕が今実現しているのだと思う。僕の中で頑張りを見つけ出したい。止めることなく、頑張り続ける。

チェジン:これまではグループMYNAMEを作っていく感じだったとしたら、これからは1位になるその瞬間を準備するMYNAMEになりたい。

セヨン:アイドルグループとして活動をしていると、多くの責任が伴う。夢を持って一生懸命に頑張っているということをお見せしたい。最近音楽配信市場が活性化し、レコードそのものの影響力は少なくなっていると思う。僕たちはアルバムに努力を注いだ分、音楽性で認められたいと思っている。

記者 : キム・イェナ、写真 : ムン・スジ