SHINee、イ・ハイ、U-KISS…K-POP界の様々なプロモーション“カムバックも戦略だ”

OSEN |

もはやカムバックも戦略となった。「どのようにカムバックするか」は、溢れ出す新曲の中から注目を浴びられるかどうかと直結する問題で、成敗を左右する重要なカギとなる。そのため多くの芸能事務所では、カムバックに力を入れている。

10日に放送されたSBSバラエティ番組「ニュー!日曜日は楽しい-K-POPスターシーズン2」(以下「K-POPスター2」)を通じてカムバックステージを披露したイ・ハイは、歌謡界では異例または、破格とも言えるプロモーションで話題を呼んだ。

イ・ハイの所属事務所YGエンターテインメントでは、デビューから1年も経たずに初のフルアルバムをリリースするイ・ハイのために、クマの形をしたアドバルーン(通称コムゴミ)を社屋の上に飾ったり、YG公式ブログを通じて順次予告写真、映像、引いては音源まで無料で公開し、期待を高めた。

また一気にアルバムを公開するのではなく、7日と21日の2回に分けて音源を公開するという、独特なリリース方式を採択したりもした。7日に公開されたパート1のタイトル曲「It's OVER」は、公開直後8つの音楽配信チャートを席巻し、彼女の可能性を証明した。またもう一つのタイトル曲「ROSE」が収録されたパート2は21日に公開される。

5年ぶりにアルバムを発表するDavichiも2回に分けて音源を公開する戦略を選択した。彼女らは4日に初のタイトル曲「亀」を発表したことに続き、18日にはメインタイトル曲が収録されたパート2を発表する予定だ。

「Dream Girl」をリリースし、音楽ランキング番組1位を総なめにしているSHINeeは、3枚目のフルアルバムのリリースを控え、評論家や記者たちを対象にしたプレビューイベント「SHINeeミュージックスポイラー」を開催した。久しぶりにリリースするアルバムであるだけに、今まで成し遂げた音楽的成長を客観的に評価してもらおうと、このようなイベントを設けたのである。同イベントを通じてアルバム制作過程のビハインドストーリーを公開し、好奇心を増幅させた。

1年6ヶ月ぶりに3枚目のフルアルバム「Collage」を発表したU-KISSは、音源公開1日前に放送活動をスタートする方法を選択した。パフォーマンスが加えられたステージを先に公開し、ファンの期待に応じるという意味を持つ。U-KISSのアルバムは3万枚を超える予約販売を記録した。

K-POPスターが韓国を乗り越え世界をステージに活動する場合が多いため「世界同時発売」とのタイトルを掲げるケースもある。

PSYは4月13日にソウルで開催する単独コンサートで、ワールドヒットを記録した「江南スタイル」に続く後続曲を発表する予定だ。現在は録音、ポイント振り付けの構想まで終わっている状況。PSYはこの後続曲を全世界同時発売し「江南スタイル」ブームを継続していく予定だ。

これに先立ち少女時代は「The Boys」でカムバックするとき、米国、日本、中国、韓国の都市に設置された大型電光板を通じて予告映像を上映するイベントを設けたことがある。同曲はiTunesを通じて世界同時公開された。

このような様々なカムバックプロモーションは、今後ますます熾烈になっていく見通しだ。K-POPの関係者は「カムバックがアルバムの活動を判断する1番目の関門だ。音楽配信市場での競争が激しいだけに、注目されるためには、ユニークで目立つカムバックプロモーションが必須だ」と話した。続いて「音楽を探して聴く時代とは言え、目立たなければ選曲の対象から除外されるはずだ。一生懸命に準備した音楽を多くの方々に聞いていただきたいという願いが込められている」と説明した。

記者 : イム・ヨンジン