「その冬、風が吹く」第2幕に突入…4つの鑑賞ポイント

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写真=「その冬、風が吹く」スクリーンショット
SBS水木ドラマスペシャル「その冬、風が吹く」(脚本:ノ・ヒギョン、演出:キム・ギュテ)の第2幕が始まる。

先月13日に韓国で第1話が放送された「その冬、風が吹く」では、これまで生きたい男オ・ス(チョ・インソン)が死にたい女オ・ヨン(ソン・ヘギョ)に近づく過程が描かれた。78億ウォンというお金が必要なオ・スは、自身と同名だったオ・ヨンの本当の兄を装うことにする。誰も信じないオ・ヨンと、彼女の心を得て、騙さなければならないオ・スの姿が劇に緊張感を加えた。

特に先月28日に放送された「その冬、風が吹く」第7話では、オ・ヨンに昔のことを話して慰められた後、涙を流すオ・スの姿が描かれた。オ・スはオ・ヨンにもっと心を許してしまったのだ。6日に放送される第8話を起点に、オ・ヨンを騙そうとしたオ・スの揺らぐ心がさらに劇的に描かれる予定だ。

今までの第1幕では公開されず、視聴者の好奇心を刺激していた疑問を中心に、「その冬、風が吹く」第2幕の鑑賞ポイントをまとめてみた。

1. オ・ス、オ・ヨンを最後まで騙してお金を取ることができるのか?

何の未練もないつまらない人生を生きてきたが、それでも生きたくなった男オ・スが、自身の命の代わりに差し出さなければならない78億ウォンを掴み取るためにオ・ヨンの兄を装うことになる。しかしオ・ヨンから自身の姿を見つけたオ・スの心の中には憐憫と愛が芽生える。そして知らないうちに心を開いていく。

オ・ス自身も気付かないうちにその心がどんどん大きくなり、今は苦しむオ・ヨンを守るなど、「偽の兄」の心ではなく、一人の男の心で近づく姿が描かれている。果たしてオ・スは最後までオ・ヨンを騙し、78億ウォンを掴み取るための嘘を続けるのか、関心が寄せられている。

2. 死にたい女オ・ヨン、本当に死を迎えるのか?

親の離婚と突然の視覚障害で世の中に心を閉ざしてきたオ・ヨンには、生きることが重すぎる。そんなオ・ヨンのところに21年ぶりに兄が戻ってきた。待ち望んでいた兄だが、あまりにも遅く戻ってきた彼に絶対心を開かないと思い固める。しかし兄は本当に温かい。そして、今は兄と一緒に生きる毎日がとても楽しい。

そんな彼女に苦痛が再び訪れる。オ・ヨンがデパートで倒れるシーンが第7話の後半に描かれ、脳腫瘍の再発が予告された状態だ。また「苦痛をなくし、楽になれる薬」がオ・スとオ・ヨンの共同所有になったことで、この薬を誰が飲むことになるかに対する関心も高まっている。兄に会ってようやく小さな幸せを探すようになったオ・ヨンが死を選ぶことになるのだろうか…視聴者をますます悲しませている。

3. 除々に愛に染まっていくオ・ス、オ・ヨンとの愛は叶えられるのか?

最初はお金を騙し取るためにオ・ヨンの兄を装って徹底的に人々を騙したオ・スは、今はオ・ヨンを守るためにさらに徹底して人々を騙し始める。守ってくれる人一人すらいないオ・ヨンから自身の姿を見つけ、憐憫を感じていたが、今はその感情が愛に変わり、オ・ス自らがオ・ヨンを守ろうとする。しかしそんなオ・スの心の中には「引き続き騙すべきか」という気持ちと、パク・ジンソン(キム・ボム)、ムン・ヒソン(Apink チョン・ウンジ)、チョ・ムチョル(キム・テウ)などの人々に「揺らぐ心をどうやって隠すのか」という気持ちが共存するようになる。

徹底的に騙してお金を取るか、あるいは自身が生きるためには殺した方がいいかもしれない女性に恋をしてしまったオ・ス。また、世の中との通路を遮断したまま、寂しい人生を生きてきた、6歳の時から心の成長が止まってしまったオ・ヨンを見て悲しむ。オ・スを支持し、オ・ヨンのことを気の毒に思う視聴者は二人の愛を応援しながら早くもエンディングを推測している。自身の騙した偽の兄オ・スをオ・ヨンが受け入れることができるのか、ドラマの結末を巡る議論が視聴者の間で起こっている。

4. ますますオ・スの正体を疑う周りの人々…果たして正体が明かされるのか?

第7話までは、オ・ヨンの家に入ってオ・ヨンだけでなく、ワン秘書(ペ・ジョンオク)、チャン弁護士(キム・ギュチョル)、イ・ミョンホ(キム・ヨンフン)まで、全ての人々を騙そうとするオ・スの姿が興味津々に描かれ、劇に緊張感を吹き込んでくれた。

しかし、ワン秘書やイ・ミョンホなど、オ・スの正体を疑う人々との対立がさらに激しくなった状況だ。今週からはオ・スの正体を明かすための本格的な検証が始まる。さらにオ・スを愛しているという理由でこの全ての状況を作ったソラ(ソ・ヒョリム)まで登場する。「その冬、風が吹く」の第2幕ではオ・スの正体が明かされるのか、またオ・スは自身を疑う人々を最後まで騙して78億ウォンを受け取ることができるのか、視聴者の関心が寄せられている。

「その冬、風が吹く」の制作社側は「ドラマが展開されるにつれ、さらに高い関心を浴びており、多くの話題を生んでいる。水木ドラマの視聴率競争でも毎週1位の座を守っている。今週を起点に『その冬、風が吹く』の第2幕が始まる。さらにきちんとしたストーリー、繊細な感性、美しい映像と見所で視聴者を虜にする予定だ。たくさん観てほしい」と伝えた。

記者 : パク・グィイム