SHINee「お姉さんはとても美しい」と歌った少年たちが“夢の中の彼女”を探し始めた(総合)

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写真=SMエンターテインメント

SHINee、3rdアルバム発売記念のショーケースイベント開催…「韓国で活動したかった」

2008年、「お姉さんはとても美しい」と歌いながら爽やかに登場したSHINee。年下の男性ブームを巻き起こしたこの爽やかな5人を、これ以上少年と呼ぶことはできないような感じがする。2010年にリリースした2ndアルバム以来、約3年ぶりにより男らしくなって戻ってきたためだ。スキニージーンズを流行させた彼らは今、カラフルなスーツを着て自身の“夢の中の彼女”を探し始めた。

20日午後、ソウル松坡(ソンパ)区芳夷(バンイ)洞にあるオリンピック公園ハンドボール競技場で、SHINeeカムバックショー「Dream Girl」が行われた。3000人余りのファンが参加した中、彼らはデビュー曲をはじめ「LUCIFER」「Sherlock」「Dream Girl」まで、計7曲を安定したダンスと共にライブで披露した。

大衆性を考慮したCHAPTER1、本心を入れたCHAPTER2“比べながら聞くと良いです”

知られた通り、SHINeeの3rdアルバムは19日にリリースされたCHAPTER1「Dream Girl-The Misconceptions of You」と4月頃にリリースされるCHAPTER2「Dream Girl-The Misconceptions of Me」に分けて発売される。これについてジョンヒョンは、「CHAPTER1では人々が思う一番SHINeeらしい音楽とカラーを表現しようとした」とし、「CHAPER2には僕たちが思うSHINeeのイメージをお見せしたいと思い、活動しなかった時期やデビュー前に録音した楽曲を修正して収録した。深くて荒いサウンドを表現しようとした」と説明した。

「CHAPTER1とCHAPTER2のサウンドを正反対にしようと思いました。比べながら聞くといいと思います。CHAPTER1を最初から最後まで聞いてみると、爽やかな感じのリズミカルなアップテンポの楽曲が多いですが、2はそれとは正反対の印象です。僕らが感じる苦しみや、未来のことを考えながら制作作業をしたものが含まれているのでそうなったようです。歌詞の部分でも、CHAPTER1よりは成熟した姿をたくさん表現しました」(ジョンヒョン)

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キーも“大衆性”をCHAPTER1の強みだと語った。彼は「『もう少し易しいものを作ろう』ということが今回新しく試みたことだと思う。これまでどう見ても難しい音楽をしてきたが、タイトル曲を決めながら、もっと明るくて近づきやすい楽曲を選ぼうとした」と説明した。ジョンヒョンも「たくさんの方がSHINeeを、ユニークでマニアックだという印象を持っていらっしゃると思いますが、そのイメージを維持しながらたくさんのものを包括できる音楽をお見せしたいと思った」と付け加えた。

デジタルシングルとミニアルバムが主流になっている今、それぞれCHAPTERに9曲で計18曲を収録したことからも今回のアルバムに対するSHINeeの“野心”を覗き見ることができる。アルバムの完成度を高めるため、メンバーは数回録音を繰り返したという。ジョンヒョンは「5人が皆そうだが、テミンが一番若いし、習得する速度が速かっただけに(再録音への要求が)一番多かったと思う。繰り返す度に成長する姿にメンバーも満足した。会社には申し訳ないが、より良いアルバムを聞かせるべきではないか」と語った。

それだけ、今回のアルバムに対するメンバーの満足度も高い。タイトル曲「Dream Girl」を除いてメンバーは「Beautiful」をアルバムの秘密兵器に挙げた。キーはメンバー全員が「“この曲にパフォーマンスを加えてステージに立ちたい”と思った」とし、「もともとカムバックステージで他の曲を披露しようとしたが、このようなメンバーの意見をまとめて『Beautiful』にすることに決めた」と語った。

「何かを作ってリリースした時、期待する反応が一つではありません。いろいろな反応を聞くことがさらに楽しいし、次のアルバムで答えられる部分もあると思いますので。個人的にCHAPTER1では『そう、まさにこれがSHINeeだ』という感じを、CHAPTER2では『SHINeeにこんなこともできるんだ。不自然な感じもなく、よくやったね』という感じを与えられればいいと思います」(ジョンヒョン)

写真=SMエンターテインメント
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いつの間にか6年目…いつも熱心に、できる音楽をすることが目標

ミンホは、「『Sherlock』の時、(後輩)チームの名前は知っているが、顔を一致させることができなかった。先週も音楽番組に本当にたくさんのチームが出てきたので、事前に予習した」と言うほど、いつの間にかSHINeeも後輩のいる6年目の歌手になった。ジョンヒョンは「もう思ったほど若くないと思う。皆20代になったので、この年齢に合う明るさといたずらっぽい青年の感じを与えたい。スーツも大人しいイメージが固まるのではないかと思って控えてきたが、今回のアルバムと合っているので、着ることにした」と語った。

音楽面でも気を遣った。キーは「デビューしたばかりの頃からリリース数週間前までのレコーディングが全部収録されているので、今回のアルバムの準備期間が一番長かったと言える。時間が多く経っただけに、メンバー皆が成長したと思う」と自信を示した。完成度の高い振り付けの構成も見どころだ。ジョンヒョンも「コンサートをしているように休まず引き続き楽曲を練習したことでノウハウもできた」と期待を高めた。

また、今回のアルバムを通じ、これまでしなかった自分たちの話を披露するという点も興味深い。これは、CHAPTER2に本格的に収録される予定だ。それから、自身に対する誤解についても正直に打ち明けた。「人々が見る僕の姿という、ある種の面白い“誤解”がもう一つの僕を作り出すようだ」と言うジョンヒョンは、「実は、僕は同じ年頃の子からも見られるような、思ったより面白くていたずら好きの人」と語った。

「これは5人全てに当てはまる話だと思います。幼い頃から活動を始め、親と離れて生活し、職業に就いて仕事をするうちに逃したこともたくさんありますが、早くから学んだことも多いと思います。それで真剣な感じもあるが、同じ年頃の人から見られるいたずら好きな姿、人々が『あの子たちにああいう面もあったのか?』と思われる部分も持っています。その部分が僕たちへの“誤解”ではないかと思います」(ミンホ)

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デビュー初期に“コンテンポラリーバンド(Contemporary band)”という多少なじみの薄い概念を導入した彼らは今もその名に相応しく、新しさを見つけるため努力している。ジョンヒョンは「大衆文化に新しいものを示していきたい」とし、「アジアを超えてヨーロッパやアメリカまで、世界中に通用する音楽がしたくて引き続きトレンドを探している」と語った。テミンは「新しい音楽を引き続き試みながら、これからSHINeeのカラーがより確実なものになるのではないかと思う。人と比べながら目標を決めるより、常に最善を尽くしてできる音楽をすることが目標」と強調した。

しかし、相変わらず彼らは面白くてもっと知りたくなる。「時代に合うトレンディーな音楽を続けたい」と語る彼らの成長が期待される理由もここにある。このままだと本当に10年後には「自作曲だけが入ったアルバム」(オニュ)を出したり、「それぞれの思いが込められた5枚のアルバム」(ジョンヒョン)を出すのではないだろうか。それより明らかなことは、今年は私たちの目の前にあるSHINeeの3rdアルバムを味わい、楽しむことだけが残っているということだ。「韓国での活動がしたかった」と言う彼らは韓国で精力的に活動する予定だ。本当に、夢に見た彼らが帰ってきた。SHINee is Back!

記者 : イ・ミナ