「太陽を抱く月」の原作へのブームをもう一度…「野王」「広告の天才」に出来るのか?

OSEN |

写真=SBS、来夢来人
SBSの新しい月火ドラマ「野王」と、KBS 2TVで放送予定の「花を咲かせろ!イ・テベク」の成功に、出版業界も一緒に笑えるだろうか。

14日に放送スタートしたSBS月火ドラマ「野王」は、徹底して愛し、裏切られた男が復讐を誓う話だ。パク・イングォン画伯の「大物」シリーズ第3話に当たる作品で、貧しさから脱出し、ファーストレディーになろうとするダヘ(スエ)と、彼女のために全てを犠牲する純情派の男ハリュ(クォン・サンウ)の愛と裏切りを描いている。

「野王」のチョ・ヨングァンプロデューサーは、9日に行われた制作発表会で、パク・イングォン画伯の原作「大物‐野王伝」との違いについて「男の復讐とのテーマとファーストレディーになろうとする女という設定だけを持って来た」とし「原作があまりにも有名で負担にはなるが、全く違うドラマを作るとの覚悟で撮影している」と語った。

これに「野王」は僅か3回目の放送で、視聴率調査機関ニールセン・コリア全国基準視聴率10.2%を記録し、2桁の視聴率に安着、月火ドラマ2位を視野に入れ、ドラマを安定的に支えている大きな物語の軸が持つ力を見せている。

また、同時間帯に放送される予定の、KBS 2TVの月火ドラマ「ゆれながら咲く花」の後続作品「花を咲かせろ!イ・テベク」は、広告クリエーターのイ・ジェソクのサクセスストーリーを描いたドラマで、日常生活で頻繁に接しながらもよく分からない広告業界を取り上げる予定だ。

特に「花を咲かせろ!イ・テベク」は広告業界のステージ裏の姿を公開することで、視聴者の興味をくすぐる予定だ。そのため海外で50個に至る賞を総なめするほど、奇抜なアイデアが盛り込まれた広告で、世界から注目を浴びたイ・ジェソクの人生と職業精神を盛り込んだ彼の本も注目を浴びると予想されている。

昨年放送され視聴率40%を突破し、大きな人気を集めたMBCドラマ「太陽を抱く月」では、チョン・ウングォル作家の原作「太陽を抱く月」が2012年全体ベストセラーにランクインするなど、シナジー効果を発揮し、人気を集めた。当時ドラマ「太陽を抱く月」の視聴者は、原作とドラマを比較しながら豊富な話題を交え、「太陽を抱く月」を視聴するもう一つの方法を作った。

出版業界の関係者は21日OSENとの取材で「小説のドラマ化はワンソースマルチユーズの代表例だ。本がTVドラマや映画になるからといって全て成功するわけではないので、作品がどれだけ期待されるかを考慮し在庫の準備に入る。小説が他のチャンネルを通じて活用されると、出版業界も上昇気流に乗るので、このような現象を前向きに見守っている」と伝えた。

記者 : クォン・ジヨン