B1A4“悪い男たちの晩餐会”で見せる二面性のある魅力

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B1A4は、梨泰院(イテウォン)と似ていた。

大人気アイドルグループB1A4が、最近ファッションマガジン「@star1(アットスタイル)」のグラビア撮影とインタビューで自由奔放な姿と落ち着いた姿の二面性の魅力をアピールした。

冷たい風の吹く冬の初日、前だけを向いて走ってきた1年6ヶ月の間、息をつく暇もないほど忙しかったというB1A4と梨泰院で会った。

エキゾチックな印象を与える梨泰院は、日々に疲れエネルギーが必要になった時や苦しい時に行けば、まるでソウルから離れ、他の都市に旅行に来ているような気分になる。短い休暇が与えられても、次のアルバム制作のために自己啓発に励み、一番よく行くところが宿舎の前のコンビニとレストラン街しかないという彼らに、たった一日でも羽を伸ばす時間を与えたいと思った。

早朝、前日も数時間しか寝られなかったというメンバーが、撮影場所に入って周りをキョロキョロ見渡し始めた。「梨泰院は初めてだ」と言うメンバーの言葉に、撮影のコンセプトを説明しながら久しぶりに満喫する自由を表現してほしいと言うと、いつの間にか緊張と疲れが楽しみに変わったような気がした。

撮影は、ヨーロッパのある田舎のフリーマーケットに来ているような雰囲気を与えるアンティークな家具街を回り、ハミルトンホテルの路地裏のディストリクトビルを中心に、細い糸のように繋がっている梨泰院の路地をあちこち回りながら行われた。寒い中、動線も複雑で大変だったはずだが、メンバーは「まるで外国に来ているようです。ソウルとは思えません」と言いながら、休みに旅行へ来た子供のように撮影した。撮影の間中ずっと楽しそうに見えた。

いつの間にか撮影は太陽が沈む時間まで続き、ついに私たちの目には、ソウルで一番グローバルな街として有名な梨泰院の本当の景色が見え始めた。高層ビルはどこからも見られず、それぞれ個性と時間の流れを秘めたビルが調和をなして軒を連ねている街、その中で多様な国籍と個性を持つ人々が隣人のように生きていて、自由が支配する街。

それぞれ性格も個性も違うが、長い間一緒に過ごしながら互いを認め、実の兄弟のように似てきているという5人の少年とここは、何だかかなり似ていると思った。商業的な街になりつつある他の街とは違い、独自の特色をそのまま維持している梨泰院のように、彼らも今のような姿をずっと失わずに持ち続けることを期待する。

シヌゥ:インナーのタートルネックはINTERMEZZO(インターメッツォ)、チェックパターンのグレースーツはVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)、デニムシャツはHan Kjobenhavn(ハン コペンハーゲン) by 1st Look、シルバーのブローチはPERSONA、水玉模様入りの眼鏡はMAX&Co.(マックスアンドコー) by Safilo(サフィロ)、指輪はスタイリストの所蔵品。

バロ:チェック柄のハートプリントシャツはJOYRICH(ジョイリッチ)、グレーのジャンプスーツはGREYHOUND(グレイハウンド) by KOON WITH A VIEW、蝶ネクタイ、グレーのニットグラブ、ポンポン付きニット帽子、全てスタイリストの所蔵品。

ジニョン:インナーのTシャツはZADIG & VOLTAIRE(ザディグ エ ヴォルテール)、トレンチコートはHUMAN POTENTIAL(ヒューマンポテンシャル)、ダークグレーのジーンズはBALMAIN(バルマン)、ゴールドのスタッドブレスレットはJtiara、オレンジのブレスレットはCruciani(クルチアーニ)、グレーのニットベスト、ネックレス、全てスタイリストの所蔵品。

サンドゥル:オレンジ色のチェック柄シャツはZE QUUN home byソウルファッション創作スタジオ、ギンガムチェックパターンのニットはJCDJ、オレンジ色のパンツ、サングラス、全てスタイリストの所蔵品。

ゴンチャン:ネイビータートルネックはJohn Galliano(ジョンガリアーノ)、レザーベスト、星柄プリントパンツ、指輪、全てスタイリストの所蔵品。

記者 : キム・ルビ、写真 : チョン・ユジン