B1A4、韓国で初の単独コンサート開催!“進化したアイドルのセオリー”

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写真=CJ E&M
誰かが作ってくれた歌をリップシンク(実際には歌わず、口だけ歌うふりすること)し、振り付けを真似するだけだったアイドルはもういない。自分で作った曲を熱唱し、アドリブの歌唱やラップに長けている。ちょっとしたハプニングにも、何事もなかったように対処し、ファンを温かく包んだ。進化したアイドルグループのセオリーを見せてくれたB1A4だ。

今月8日午後、ソウルオリンピック公園内のSKハンドボール競技場で、アイドルグループB1A4(ジニョン、バロ、サンドゥル、シヌゥ、ゴンチャン)の初の単独コンサート「BABA B1A4」が行われた。8日、9日の2日間で2回開催されるコンサートは、1万1千枚のチケットが完売となり、スーパールーキーB1A4の影響力を証明した。

B1A4は「歩いてみる」「Beautiful Target」「おやすみ good night」「BABY I'M SORRY」ならびに、未発表曲「熱がある」「一緒に歌いますか」など24曲を選曲し、180分間に渡り、見どころ満載なステージを作り上げた。デビューから約500日で単独コンサートを開催したB1A4は、チームワークでぴったり揃ったダンスを皮切りに、メンバーそれぞれの異なる魅力を見せるソロステージも設けられた。

キュートな少年から、強い男へ

B1A4はそれぞれ異なる蛍光色の肩章がポイントとなっている白いスーツ姿で登場した。コンサート会場はメインステージとセンターステージが設置され、メンバーは忙しく回りながら客席を盛り上げた。切ない歌声と華麗な振り付けでカリスマ性を放ったメンバーらは、「キヨミ(かわいい人)プレイヤー」のコーナーではキュートな魅力を発散した。

コンサートは「WE ARE B1A4」「NICE & SLOW」「Music Drama Section」「Surprise」「Burning to the Final」「ENCORE」などのコーナーで構成され、メンバーは歌やダンス、演技など、さまざまな特技を披露した。特に「Music Drama Section」のコーナーでは、まだ未熟でありながらも演技に挑戦し、ファンに一味違う楽しさを届けた。

「Music Drama Section」につながるソロステージで、サンドゥルは「左利き」(原曲:Panic)で情熱的な歌唱を、シヌゥは「With Me」(原曲:フィソン)で女性ダンサーと共に成熟した一面を見せた。バロは「二人だけいれば」でラップの実力を披露し、ゴンチャンは「一緒に歌いますか」で甘いムードを演出した。またジニョンは「Be My Girl」で女性ダンサーと妖艶な雰囲気を、シヌゥとバロは「熱がある」で強烈なコンビプレイを披露した。

ファンの、ファンによる、ファンのための…

B1A4はファンのためのカスタムコンサートという点に焦点を合わせた。ファンが何を求めているのか、自分たちがどんな魅力でアピールできるのかを十分に知っていた。無作為に選ばれたファンをステージの上に招き、格別なファンサービスで応えた。たった一人のファンに無限の優しさとプレゼントをし、嫉妬を誘発して女心をしっかりと掴んだ。

さらに女装で少女時代に変身、ファンに大きな笑いも届けた。B1A4は少女時代の「GENIE」に合わせてすらりとした美脚を露出した。ホワイトのマリンルックと色とりどりのかつらで着飾ったメンバーたちは、妖艶なガールズグループとしての姿を見せ付けた。

エンディングとアンコールステージで、メンバーはこらえていた涙を流し、ファンの感性を刺激した。B1A4は「夢見てきた初の単独コンサートのステージに上がり、感無量です。練習生時代は“果たして、僕はデビューできるだろうか”と考えることが多かったです」とし、「ありがとうございますという言葉しか出なくてすみません。記憶力がいいので、観客の皆さんを覚えています。愛しています」と単独コンサートのフィナーレを飾った。

B1A4の単独コンサートは9日、同じ会場でもう1度行われる。

記者 : キム・イェナ