ガラリと変わった「GO Show」これからもずっと会えますよね? ― コラムニスト チョン・ソクヒからの手紙

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SBS「GO Show」制作陣とコ・ヒョンジョンさんへ

一体何の組み合わせなんだろう。SBS「GO Show」を見てしばしば感じた疑問です。一時、流行っていた“親しくなりたい”のコンセプトなのか、まったく関連性がないゲストたちを並ばせて座らせているから、話が途中で途切れるしかない。考えてみてください。トークショーでもない個人的な集まりでも、初対面の人と話を始めるまで時間が結構かかります。どんなタイプの人なのか、どこまでマナーを守ればいいのか、お互いを探索することも必要で、さらに人見知りが激しい人の場合は、一日か半日では解決できない時もあります。ただお互い自己紹介をしただけで、お互い気楽にバラエティ番組をやれと言われても、そんな簡単にできることではないですから。

ぎこちない組み合わせは、ゲストにも番組にも良くありません

例えば、何週間前にtvN「応答せよ1997」の話題の主人公であるソ・イングク、Apinkのチョン・ウンジさんが招待されたときを思い出してみてください。同じ歌手の立場であって、それぞれSBS「幽霊」と「紳士の品格」で演技を始めたMBLAQのジオとCNBLUEのイ・ジョンヒョンさんは共通点があって、一緒に色んなトークができるけど、演歌歌手であり大先輩であるソン・テグァンとテ・ジナさんはその場でどんな話でサポートすれば良かったのでしょうか。だからなのか、時々、お二人を画面から見ることができませんでした。放送進行が自然ではなかったことは、以前にもありました。その日は「紳士の品格」で第2の全盛期を迎えた女優キム・ジョンナンさんと俳優チェ・ダニエル、イム・チャンジョンさんが一緒に出演しました。キム・ジョンナンさんは誰でも聞きたがる“清淡(チョンダム)魔女”の話を、映画「共謀者」の広報に一緒に出演したチェ・ダニエルとイム・チャンジョンさんは当然映画の話を主にしました。その雰囲気がどうだったのか、十分に推測できると思います。

もっとも残念に思った放送は、6月に放送された「感受性の帝王」編でした。出演者は俳優キム・ウンスとイ・ジョンヒョクさん、そしてイ・ギョンシルと2AM チョグォンさんでした。名前だけ聞いても唖然とする組み合わせです。それに、この間MBC「黄金漁場-ラジオスター」を通じてタレント性を認められたキム・ウンスさんと当時「紳士の品格」で注目され始めたイ・ジョンヒョクさんが流暢なお喋りでアピールしている間、残った二人の立場はなんとなく変でした。MBC「世界を変えるクイズ~セバキ~」の二番煎じのように見えたりもして、まるで正月や秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)に突然、子供たちにお小遣いをあげるから、歌ってみてとお願いするような感じでした。何と言っても、最大の被害者はチョグォンさんでした。待望のソロアルバムがリリースされた時点だったので、たくさん準備したと思います。でも、積極的に見せることもできず、注目を集めることもなかったのです。

半年が経って照れくささを乗り越えたコ・ヒョンジョンさんの成長に感心しています

ところが、そのように五里霧中だった「GO Show」が変わったのです。2週間にかけて放送された「本能的に」編の出演者はSBS「ニュー!日曜日は楽しい-キム・ビョンマンのジャングルの法則 in マダガスカル」(以下「ジャングルの法則」)チームと秋夕特集に放送された「ジャングルの法則W」チームでした。ジャングルという同じ経験があって、ゲスト同士が共感できるトークができたのです。また、ノ・ウジンとシン・ボンソンさんはKBS「ギャグコンサート」で一緒に出演した同僚として格別な共感がありました。それだけではありません。RAINBOWのウリさんはMCであるコ・ヒョンジョンさんが主演したSBSドラマ「レディプレジデント~大物」に特別出演をした間柄でした。私は他の話より、コ・ヒョンジョンさんが当時、長い時間トラックの上で苦労をした新人ガールズグループを覚えていてくれたことが印象的でした。そのようにお互いのチームも違って、MCと出演者との立場も違ったけれど、目に見えない赤い糸で繋がれているようで、温かい感じがしました。そこに、今まで見られなかったパク・ジョンチョルさんという新しいキャラクターが登場してとても新鮮でした。「ジャングルの法則」で軟弱なソウルの男という意味の“ヨンソナム”として、また、ジョンチョル族として活躍している姿も面白かったけど、トークショーでは一歩進んだ面白さがあって、惹きつけられる魅力があったのです。

そして、見逃してはいけないもう一つ、コ・ヒョンジョンさんがシン・ボンソンさんの代わりに演じた状況劇がありました。テレビを消してベッドに横になったさりげない表情も、「今日泊まっていって~、ねぇってば」という声がずっと頭から離れず、耳に刻み込まれていました。それに当然、シン・ボンソンさんが積極的に勧めて、一緒に踊ったコ・ヒョンジョンさんの呆れたダンスも思い出しました。いつも「私はこんなことはできない」と言って、踊る人まで止めさせていたコ・ヒョンジョンさんが半年経って、このように照れくささを吹っ切りました。だけど、噂は本当ですか?SBS「ニュー!日曜日は楽しい」のオーディション番組「K-POPスターシーズン2」が始まり、「ジャングルの法則」の放送時間が変更されたため、「GO Show」の立場が不安だという噂が流れています。今になってやっと安定してきたのに、こんな噂が流れるとは。何卒、デマであることを祈る一方、コ・ヒョンジョンさんの人知れない努力と成長に拍手を送ります。

コラムニスト チョン・ソクヒより

記者 : チョン・ソクヒ、編集 : キム・ヒジュ、翻訳 : チェ・ユンジョン