「YOU&I」長期投資すべき音楽番組がまた消えた ― Best or Worst

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ストーリー

“秋の男特集”というサブタイトルはそんなに重要なことではない。新曲をリリースしたK.willと公演のPRが急を要するシンチリム(信治琳)、そしてデビュー後、初めて地上波の音楽番組に出演する目標を達成したMongooseに「YOU&I」のステージは、季節とは関係なく大切なステージだったからだ。ここにいつ聞いても人生に関してもう一度考えさせられるThomas Cook(チョン・スンヨン)まで加わった。どんな出演者でもイ・ヒョリと向かい合って座ると、胸の奥のまで打ち明けてしまう特別なインタビューもいつものように用意されていたが、もうこれで最後だ。

Best or Worst

Worst:最終回のあいさつを残し、チョン・ジェヒョンは「音楽をできる空間がまた一つ消えてしまって、物足りなさを感じる」と語った。しかし、深夜の音楽番組を他の音楽番組と同一線上に考えることは難しい。順位制度の存在の有無とは関係なく、地上波の看板音楽番組は市場を反映するラインナップだけを見せ、バラエティの分野として吸収された音楽番組はスポーツ競技のようにミュージシャンの歌唱力を競う。パンソリ(朝鮮の伝統的民俗芸能)芸術家からピアニストまで交渉の幅を広げて、オム・ジョンファとヒップホップミュージシャンであるJinboとのコラボレーションで最強のカードを使うといういい見本を見せてくれた「YOU&I」は、そんな点から代替不可能な視線で音楽に注目する大切な時間だった。そしてそのような時間は短時間で成果を創出することは出来ないが、長くその存在価値を証明できる。趣旨だけでは番組が成り立たないが、歌を歌う人と、聴く人の権利を守る必要はあった。結局は投資だったからだ。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― シンチリムのハリム(a.k.aお坊さん)さん、グループVENとしてデビューしたことを恥ずかしがらないで下さい。「背より大きい愛」はまだ私の心の中の名曲です!
― だけど、チョン・ジェヒョンさんの“お父さんに外出を禁止されて無理やり切られたような短い髪型”は少し恥ずかしいですね。Thomas Cook(チョン・スンヨン)さん、それは真似しないで下さいね。
― BIGBANG、TEENTOP、INFINITEまで……イ・ヒョリさん、「YOU&I」の未練は当分ないということで。

記者 : ユン・ヒソン、翻訳 : チェ・ユンジョン