「『私は公務員だ』はそんなに色っぽい映画なの?」…誤解を解明

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映画「私は公務員だ」は、平凡なおじさんの愉快な物語

完全なコミカル映画として知られている映画「私は公務員だ」が、一時色っぽい映画だと誤解された経緯が明かされた。ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで25日開かれた「私は公務員だ」のメディア配給試写会で、演出を担当したク・ジャホン監督が話した。

「私は公務員だ」は本来、2011年釜山国際映画祭の上映作の一つで、公開当時のタイトルは「危険な興奮」だった。上映当時制作会社は何ら問題がないと判断したが、聞いてみると映画祭の事務局の方には映画に対する問い合わせが殺到していたという。

ク・ジャホン監督は「釜山映画祭のプログラマーから、『観客から映画はそんなに色っぽいのかと問い合わせがくるよ』と聞き、以降配給会社の提案でタイトルを変えることになった」とのエピソードを紹介した。

平凡な公務員とインディーズバンドという題材からタイトルが持つ意味は重要だったはず。タイトルを変えることについてク・ジャホン監督は「公務員のキャラクターが生きていなければ相応しくないタイトルだった。韓国の映画のなかで、公務員のキャラクターを取り扱ったものがほとんどなく、それを証明する王手をかけたが、それが当たったと思う」と話した。

続いてク・ジャホン監督は「公務員が最近小学生の職業希望1位だと聞いた。ただ笑い事と思ってもいいだろうが、職業を通じて投げかける質問がある。そのようなところに意味を盛り込もうとした」と彼なりの映画企画意図を述べた。

映画「私は公務員だ」は、どのようなクレームが入っても常に平静を保つことを最高の美徳にしていた公務員が、あるインディーズバンドに出会い経験する事件をコミカルに描いた。

俳優のユン・ジェムンが、公務員のハン・デヒとして登場する。彼を中心にソン・ハユン、ソンジュン、キム・ヒジョンとインディーズバンド「3号線バターフライ」出身のソ・ヒョンジョン、バンドとセッション活動をしているクォン・スヒョンがバンドのメンバーとして一緒に呼吸を合わせた。

映画は韓国で7月12日に公開される。

記者 : イ・ソンピル 写真 : イ・ジョンミン