「ラブストーリー」制作会社、裁判所に「ラブレイン」放送禁止の仮処分を提出

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写真提供=KBS、エッグフィルム
映画「ラブストーリー」を製作した株式会社エッグフィルムが最近最終回を迎えたKBSドラマ「ラブレイン」に対し、ドラマの放送禁止と著作物の処分禁止などの仮処分申請をソウル中央地方裁判所に提出した。

株式会社エッグフィルムの法務法人側は7日午前、メディアから「ドラマ『ラブレイン』が映画『ラブストーリー』の具体的なストーリや展開の流れ、登場人物の相互関係から登場人物の内面の表現、事件の展開を引っ張っていく重要なシーンやエピソードなどを無断に使用し、映画『ラブストーリー』の著作権を深刻に侵害したと判断した」と主張した。

また「2012年5月16日、内容証明を通じて、ドラマの制作会社及び関連放送局に、著作権侵害行為の中断を要請したが、合意点を見つけ出すことができず、ソウル中央地方裁判所に仮処分申請をすることになった。今後強力な対応をする方針だ」と付け加えた。

また「友人との友情をために、恋する女との別れを選んだ男性主人公と、彼を切なく見守る女性主人公の間に過去の話が重なり、彼らの子供が現代で、親ができなかった愛を完成していくというあらすじが同じなだけではなく、ドラマの主な展開や構成がとても似ている。また、状況は異なるが、演出シーンに類似する点が頻繁に見受けられる」と指摘した。

最後に、製作会社の関係者は「アイデアに該当する概ねのストーリを借用することで終わらず、独創的な表現として保護されるべき具体的な内容と事件の展開及び主要人物の性格や相互関係など、著作物を無責任に侵害する行為は、韓流から世界にコンテンツを輸出する大韓民国の立場として、とても深刻な国家的損失を招く恐れがあると判断した。この仮処分申請をきっかけに、韓国で頻発する著作権問題に関して、良い前例になると祈る限りだ」と付け加えた。

「ラブレイン」は、チャン・グンソクと少女時代のユナが出演し、「秋の童話」「冬のソナタ」などを演出したユン・ソクホ監督とオ・スヨン脚本家が手を組んだことで話題となったが、5%の低い視聴率で最終回を迎えた。これに関し「ラブレイン」の製作会社であるYOON'S COLOR側は、対応を検討中である。

記者 : イ・ウンジ