Vol.2 ― 「屋根部屋のプリンス」JYJ ユチョン“弟ユファンと一緒にカンヌに進出したいです”

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※この記事にはドラマ「屋根部屋のプリンス」の結末に関する内容が含まれています。
写真=チ・ヒョンジュン
ドラマ「屋根部屋のプリンス」での、ユチョンとヒロインのハン・ジミンの呼吸は素晴らしかった。それだけ、本当の恋人のような演技だった。また、腹心3人組(イ・ミノ、チョン・ソグォン、チェ・ウシク)との息のあった演技も外せない。ユチョンは彼らとこの作品を通じて初めて出会ったが、年齢も近く後になって自然に呼吸が合ったという。

「3人組との演技は本当に面白かったです。最初は年齢が近いので、かえって呼吸が合うかどうか心配でした。幸い、僕と呼吸を合わせる前に3人組の呼吸が良すぎたので、そこに僕が乗っかっていくのは問題なかったんです。そのため、さらに自然に演出できたと思います。3人ともすごく準備して来ていましたし、細かい設定一つ一つを作ってきていました」

今回の「屋根部屋のプリンス」を通じて、ユチョンはデビュー三作目で絶頂の演技を披露したという好評を博した。ユチョンは「まだ絶頂とは言えないと思う」と謙虚な態度を見せた。

「絶頂の演技力なんて、違うと思います(笑) 負担や圧迫を取り払って演じることだけに集中していたので、多くの方に好意的に受け取ってもらえたのだと思います。今回も楽しく撮影しましたし、演技の醍醐味というものを知るようになりました。演技の講義を受けたわけでもないし、今回の撮影で監督と会話してトーンを設定するくらいでした。人生の経験が演技に役立つと言うじゃないですか。そんなところを大いに感じた後なので、それをもとに演技ができたと思います。経験が大事だということに改めて気付きました。例えば、貯水池でパク・ハを抱いて嗚咽するシーンも、自分が経験した部分だから演じることができたと思います」

「屋根部屋のプリンス」は“開かれた結末”でお開きとなった。ヨン・テヨンとパク・ハ(ハン・ジミン)が南山(ナムサン)で手を取って涙を流し、そこでテヨンがイ・ガクに変わるシーンだ。パク・ハと手を取った人物は誰なのだろうか。ユチョンの考えでは、テヨンだ。

「僕は最後にパク・ハに出会った人物は、100%テヨンだと思います。そのテヨンの中にイ・ガクの記憶があるとは思いません。テヨンはイ・ガクの転生です。それはテヨンも無意識のうちに感じていると思います。最後に袞竜袍(コンリョンポ)を着て手を取るシーンでは、イ・ガクが帰って来た訳でもないし、一人を愛して手放す寂しさを表現したんだと思います。ですが、それは受け入れる人によって違うでしょう(笑)」

「屋根部屋のプリンス」を通じて、ユチョンの“年上のお姉様”ファンたちはさらに多くなった。そんなファンにいつも感謝しているというユチョンは、愛嬌も振りまくという。ユチョンのファンが増えるしかない理由がここにある。

「本当に不思議なのが、どこへ行っても年齢層の高いファンがいらっしゃいます。大いに可愛がって頂いているみたいです(笑) 年上の方と一緒にいる方がで楽です。おしゃべりも好きですし、愛嬌も振りまいたりするので、母たちが幼い頃から僕のことをかわいがって下さいました(笑) 母親役の先輩にも可愛がられました(笑)」

ユチョンの実の弟パク・ユファンも俳優だ。承知の通り、ユチョンは弟のことを溺愛している。自身が達成したい最終目標は、パク・ユファンと共にフランスのカンヌに行くことだ。

「ユファンと一緒にカンヌに進出したいです。『百想(ペクサン)芸術大賞』に一度一緒に行ってみたんですが、本当に良かったです。一つのテーブルに座っていると胸がいっぱいにもなりましたし。カンヌで一緒にレッドカーペットを踏んで、写真も一緒に撮ってみたいです」

記者 : チャン・チャンファン