イ・ビョンホン「ハリウッドの映画制作は、効率的だが怖いシステム」

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「毎日が緊張の連続だった」

俳優のイ・ビョンホンが、ハリウッドの映画制作システムに対して「効率的だが、怖いシステム」だと明かした。

25日午前11時、ソウル狎鴎亭(アックジョン)CGVで、映画「G.I.ジョー2」の制作発表会が開かれた。悪の組織コブラの秘密兵器であるストーム・シャドウ役を演じたイ・ビョンホンもこの場に出席した。

イ・ビョンホンは、2009年にシリーズ一作目の「G.I.ジョー」でハリウッドに進出した後、3年ぶりに二作目に出演した。彼はハリウッドでの映画撮影についての裏話を、率直な感想とともに打ち明けた。

イ・ビョンホンは「今もハリウッドのシステムにはちょっと緊張する」と言い、「韓国では俳優のコンディションによって撮影が遅延する場合もあるし、誰かが体調を崩している場合は撮影日を変えたりする。ある面では人間的な撮影の進行方法と言える。だが、ハリウッドでは1日に莫大な撮影費用がかかるシステムであるため、誰であろうと、どこか痛んでいても、骨が折れていても撮影場所に来なければならない」と語った。彼は「朝の決まった時間に開始して、また決まった時間に終わるという変わらないシステムは、俳優やスタッフが個人的な時間を持つことができる合理的なシステム。それでも怖いシステムだと思うし、これからも引き続き適応しなければならない部分だと思う。毎日が緊張の連続だった」と付け加えた。

前編に比べて役の重要性が上がったことで、撮影場所での待遇もさらに良くなったという。

これに関して「待遇がより良くなったことで当然うれしく思うし、気分がいいのは事実だが、もし自分が少しでもミスをしたら、人々の態度が一気に冷たくなるかもしれないと思うと、本当に怖いところだとも思う」と話した。

韓国の映画の撮影システムと比較して学ぶべき点については、「ハリウッドはプリプロダクション(撮影前の作業期間)がかなり長く、プロダクション(撮影期間)はとても短い」と話し、「撮影に入ると、かなり早く終わらせる。これは合理的だ。プリプロダクションを完璧に実施して、日々の撮影に支障がないように準備する。それを韓国でも適用したらいいと思う」と述べた。

映画「G.I.ジョー2」(監督:ジョン・M・チュ、制作スタジオ:パラマウントピクチャーズ)は、世界最強のエキスパートチームであるG.I.ジョーが、ザルタンの陰謀によって危機にさらされ、生き残ったエージェントたちがザルタンから地球を救うために大規模な戦争を繰り広げるストーリーを描いたものだ。イ・ビョンホン、ブルース・ウィリス、ドウェイン・ジョンソン、チャニング・テイタム、エイドリアン・パリッキなどが出演し、日本では8月10日から公開される。

記者 : チョ・ギョンイ